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クジャクって飛べるの!?羽を広げる理由や鳴き声について

クジャク この記事は約 8 分で読めます。

世間一般的にクジャクと言えば扇子の様な綺麗な羽を広げる所を想像すると思いますが実際に生きてるクジャクを見たと言う人って意外と少ないのでは無いでしょうか?

羽を広げた時の色鮮やかな模様はとても豪華な物ですがクジャクの生態について意外と詳しく分からないと思いませんか?

意外と分からない物の中に『飛べるのか?』とか『なぜ羽を広げるのか?』とか『鳴き声は?』などがありますよね?

そこで今回はクジャクの生態や鳴き声について色々と紹介したいと思います。


クジャクってどんな鳥!?

クジャク どんな鳥

我々、人間が分かるクジャクは豪華な羽を広げて歩く事は知っていても他の事って実は知らない事が多いと思います。

テレビや本などでクジャクを見たりする事や現在ではインターネットの普及によって動画で見る事がありますが実際に目の前で見る機会が減っているのでどんな意味があって羽を広げるのか、どんな鳴き声をするのか知らない事がありますよね?

そこでクジャクってどんな鳥なのか探ってみましょう!

クジャクの名前の由来

孔雀の名前の由来はハッキリと示された物がありませんが色と體を表していると言われています。

南天の星座の一つPavo(孔雀座)は射手座の遥か南方にあり日本では見る事は出来ませんが一番輝いている星をthe Peacockと呼んでいたと言われています。

また種小名Cristatusはトサカ状のと言う意味とされており『輝くトサカ』の意味が含まれているのかも知れません。

クジャクの原産地

クジャクはキジ科の鳥で主な分布としては中国から東南アジア、南アジアなどに分布するクジャク属2種(インドクジャク・マクジャク)とアフリカに分布する1種(コンゴクジャク)からなっています。

主に日本の動物園などで見かけるクジャクは東南アジアや南アジアに分布しているインドクジャクやマクジャクを指す事が多いでしょう。

クジャクの大きさ・重さ

実物を見る機会が少ないのでクジャクの大きさや重さの見当が付きにくいかと思います。

想像なら鶏くらいの大きさで扇型に広がる羽があるのかなと思うかも知れませんがマクジャクなどは最大全長300cmと言われておりクジャクに限らずキジ科、キジ目でも最大と言われております。

オスで4kg前後でメスは1kgちょっとと言われています。

クジャクの見た目の特徴や色・模様

見た目の特徴としてはオスの扇型に広がる羽が一番でしょう。

オスの扇型に広がる羽は尾羽の基部の上面を覆う羽毛(上尾筒)が発達していて光沢があります。

メスはオスより小さく地味な色をしており褐色や黒と言った感じです。

また、オスの上尾筒にある目の様な模様はメスを惹きつける為に進化しただけでは無く、その過程で何度も消えては再び現れていたと言われています。

>>羽が綺麗で特徴的な「カワセミ」の生態や鳴き声、生息地についてはこちら♪

カワセミの生息地や鳴き声・生態について

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クジャクのオスメスの違い

クジャクのオスとメスの違いは、まずは大きさに違いがあり、オスの成体とメスの成体ではオスの方が大きく重たくなります。

またメスの成体はオスより小さく軽いのが違いの一つで他には上尾筒があるのがオスで上尾筒を持っていない個体がメスになります。

クジャクの性格

意外にもクジャクの性格は攻撃的と言っても過言ではありません。

クジャクのオスはとても喧嘩っ早く同じ小屋の中にオスを複数でおくと喧嘩をしてしまうと言われています。

自然界ではオス1羽にメスが群がる事もありますのでオスばかりだと喧嘩になってしまいます。

また狭い空間だと爪に引っ掛けられてしまう可能性も出てきます。

クジャクの寿命

クジャク 寿命

クジャクは一体、どれだけ長い期間を生きていられるのか知っていますか?

一般的には約3年程度で繁殖が可能になると言われているクジャクの寿命は平均すると20年程度は生きると言われています。

ですが、クジャクは天敵も多く特にオスは飾り羽があるので他の鳥の様に遠くへ飛び続ける事が出来ません。

天敵が居ない状況下では20年程度は生きると言われています。

クジャクの羽を広げるのはオスだけ!?広げる理由は!?

クジャク 羽 雄

夏休みなどは家族揃って動物園などに行く事があるかと思います。

そこにクジャクが居たらやっぱり大きく羽を広げた所を一度は見てみたいですよね。

ですがいつまで待っても飾り羽を広げてくれないとガッカリした記憶はありませんか?

実はあの飾り羽を広げるのはオスだけです。

そして広げる事にも理由があり常に広げる訳ではありません。

広げる理由は『繁殖期にメスに求愛する為』なのでいつでも広げてくれると言うわけではありません。

繁殖期は春先から夏くらいまでですので広げた羽を見たいなら繁殖期が良いでしょう。

クジャクって飛べるの!?

クジャク 飛べる

クジャクの疑問の一つにもあるのが『クジャクは飛ぶ事が出来るのか?』ですよね。

そう言えばクジャクが空を飛んでいるイメージってあまりありませんよね?

飾り羽が邪魔で飛べないのかな?

なんて思う時もありますが実はクジャクも空を飛ぶ事が出来るのです。

その飛ぶ姿は火の鳥を想像させるほど神秘的で写真に納めたくなる事でしょう。

特に真っ白なクジャクが飛ぶところは本当に神秘的で漫画などで出る神の様にも感じます。

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クジャクの鳴き声

クジャク 鳴き声

毎日クジャクを見ている訳では無いので飛び方や鳴き方って実際に体感する事がありません。

ですがクジャクも飛びますし鳴く事もあります。

クジャクはどんな鳴き方をするのか鳴いている動画を見つけました。

トランペットの高音の様な甲高い声で『アァーアァー』と言う様に聞こえる声ですよね。

鳴き声の種類や意味

クジャクが鳴く意味としてはメスの気を惹く為に羽を広げたりアァーアァーとかカーカーと聞こえる鳴き声をします。

繁殖期に良く聞く事が出来る鳴き方で他にケコーンと聞こえる鳴き方もします。

繁殖期にメスへのアピールだったり危険を察知した時などに鳴くと言われています。

クジャクの病気

クジャク 病気

クジャクも生きていますので空を飛んだり繁殖期を迎えたりしますが病気にもなります。

クジャクは基本的に丈夫な鳥と言われていますが中には掛かりやすい伝染病などもあります。

では、どんな病気に掛かりやすいのか?

ヒストモナス症

ヒストモナスは寄生性の原生生物で鶏・七面鳥・ウズラ・キジなどの鳥類に感染しヒストモナス症を引き起こす病原虫です。

症状としては食欲不振や下痢などの症状がみられます。

ミミズなどを食べて感染する事が多く症状が進行し重症になると命の危険さえもある怖い病気です。

ニューカッスル病

ニューカッスル病は鳥類のウイルス性感染症で多くの家禽や野生鳥類に感染します。

症状としては嘴が開き息も荒くなる事もありますし麻痺症状を見せる事もあります。

特徴として緑がかった排便をします。

予防としては清潔に保つ事を心掛ける事と飼育小屋の消毒をする事も重要になります。

クジャクって飼育できるの!?

クジャク 飼育

オウムやインコなどはペットとして飼う事が知られていますがクジャクは動物園でしか見る事が出来ないと言うイメージが強いと思いませんか?

実はクジャクもペットとして飼う事が可能な鳥類なんです。

飼育する際は大きなニワトリ小屋の様な物が必要になります。

クジャク飼育の基本としては

・屋根があり雨など凌げる環境

・自由に動けるスペース

・止まり木は必須

・砂浴び用の砂を置くスペース

などがあげられます。

クジャクは寝る時は止まり木で寝ますし大きな鳥ですので高さも3m程度は欲しい所です。

逃げない様に雨風を凌げる屋根を付けて暑い国が原産ではありますが暑さに弱い一面もありますので直射日光が当たらない工夫も必要になります。

クジャクの値段

実際にクジャクを買って育てたいと考えていても売っている所って無いと思いませんか?

クジャクは鳥類を扱っている所でもキジなどの鳥類を扱ってる所なら購入くる事が出来ます。

一般的に流通しているクジャクの値段の平均は種類や色などで変わりますが数千円~3万くらいの間で取引きされています。

主に売られているのはクジャクの雛で生後1~2ヶ月程度の物が流通しています。

まとめ

クジャク まとめ

クジャクについて紹介しましたがいかがでしたか?

普段、目にする機会が少ないクジャクですが意外な一面もあり興味が湧いてきますよね。

今回のまとめとしては

☑主な原産国はアジアとアフリカ

☑オスは上尾筒が発達し大きく広げる

☑飛んでる姿は神秘的

☑掛かりやすい感染症がある

☑スペースがあれば飼育が出来る

☑値段は数千円~3万程度の相場

などがあります。

自宅の庭に大きなスペースがある家庭なら飼ってみるのもクジャクの知らない一面を目にする事が出来るかも知れませんね。

>>同じキジ科の「キンケイ」の鳴き声や特徴、飼育方法についてはこちら♪

キンケイの鳴き声や特徴、飼育方法について

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