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コクチョウの鳴き声や生態・特徴等のまとめ

コクチョウという鳥を見たことはあるでしょうか?

カモ目カモ科ハクチョウ属に分類される鳥類で日本でも一部地域で観察できるようです。

私が住む地域の湖では毎年ハクチョウが観察できます。しかし、ある日黒色の鳥1羽混ざっていました。

愛鳥家によるとそれは、コクチョウで飛んでいる間に迷い込んだのではないかということでした。

この湖でコクチョウが見られたのは初めてのようですが、また飛んできてくれたらいいのになと思います。

アフラックという保険会社のCMにもでてくる鳥はこのコクチョウがモデルになったと言われています。

今回は、そんなコクチョウの生態や特徴などについてご紹介します!


コクチョウの名前の由来

コクチョウ 名前 由来

体が黒い事からコクチョウと呼ばれるようになり、「ブラックスワン」とも呼ばれることもあるようです。

漢字表記・英語名・学名

・漢字表記:黒鳥

・英名:Black Swan

・学名:Cygnus atratus

昔、英名のBlack Swanには無駄な努力を表す言葉として「黒い白鳥を探すものだ」ということわざがあったようです。

黒い白鳥は居ないものだと思われていましたが、1697年にオーストラリアでコクチョウが発見されました。

当時見つけた人は驚き、これを機に「物事を一変させる事」、「常識を疑うこと」、「自分を絶対視しないこと」として使われるようになったそうです。

コクチョウの特徴

コクチョウ 特徴

コクチョウは、ハクチョウのように渡りを行わず、一生同じ場所で過ごす漂鳥です。

コクチョウには、定住性と非定住性の両方がみられるそうです。

そんなコクチョウの特徴についてご紹介します!

コクチョウの大きさ・重さ

成長は全長約110cm140cm体重は約5kg~9kg翼を広げると2mほどの大きさになります。

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コクチョウの見た目の特徴や模様

体の形はハクチョウに似ていますが、体の色は黒色で普段は閉じているのでめったに見ることはできませんが、初列風切の全部と次列風切の一部は白色をしています

くちばしは、赤色かオレンジ色で先の方は白帯があり、虹彩は赤、足の色は黒色をしています。

オスの体重は約6.3kg、メスは5.1kgと言われています。

>>漂鳥の「オシドリ」の生態や鳴き声についてはこちら♪

オシドリの生態や鳴き声・英語ので呼び方や特徴について

コクチョウの寿命

コクチョウ 寿命

コクチョウの寿命は、30年~40年と言われています。

コクチョウの生態

コクチョウ 生態

ブラックスワンとも呼ばれるコクチョウは、どんな生体の鳥なのか気になりますね!

いつ繁殖を行うのかどんなものを食べているのかについてご紹介します!

食性は草食性

コクチョウは、昼行性なので日中餌を採りにいき夜は安全な場所を見つけて休憩します。

集団で移動する際は、夜行動することもあるようです。

主に水草を食べているそうです。

エサを摂る際は、水辺に近い場所や陸上などで行います。

>>草食の「オオハクチョウ」の特徴や飛来地についてはこちら♪

オオハクチョウの特徴や飛来地・コハクチョウとの違いについて

一夫一妻制

コクチョウは、一度一緒になったら一生をともにする鳥です。

コクチョウの繁殖期

場所によっても変わりますが、だいたい4月~9月に行います。

湖の浅瀬や島などに草を積みあげて巣を造り毎年同じ巣を修復しながら利用しているそうです。

コクチョウは、一度に4~6個の卵を産みオスとメス一緒に抱卵し、飛べる様になるまで夫婦一緒に育てます

一度ヒナが飛べるようになると家族みんなでエサを摂る姿が観察できるそうです。

1年間は親のコクチョウと一緒に行動を共にします。

卵の大きさは、約105×65mm、長卵形で青白色をしているのが特徴です。

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コクチョウの生息地・分布

コクチョウ 生息地

コクチョウは、オーストラリア原産の鳥で大陸内での移動は行いますが、漂鳥なので長距離の移動は行わないようです。

観賞用として動物園などにいるところもあるようです。

コクチョウを持ち込み、世界各地で繁殖し外来種として問題になっているところもあり、日本にまで持ち込まれ繁殖し数が増えた結果、元々日本にいた生物にまで危険を及ぼすのではないかと心配されているそうです。

そのため、今ではオーストラリア以外でも世界中に生息しています。

パートナーや家族単位など少ない数で行動することもあるようです。

湖沼、河川、湿地、公園の水辺、沿岸などに主に住んでいます。

ニュージーランド、ドイツ、ベルギー、シンガポール、イタリア、オランダ、スロベニア、日本(茨城、宮崎県)に移入されています。

日本では、主に茨木県の千波湖や宮崎県での繁殖例があるようですが、そのほかにも北海道、岩手県、福島県、宮城県、千葉県、栃木県、群馬県、東京都、埼玉県、大阪府、京都府、神奈川県でも観察されたという例もあるようです。

コクチョウは繁殖力が強いため、ハクチョウや他の水鳥などに影響がないかと心配もあるようです。

1955年~1960年ごろには、京都府や東京都、大阪府などにつがいを輸入し飼育していたり、半分飼育しどんどん繁殖していった結果日本各地でも観察できるようになりました。

コクチョウの鳴き声

鳴き声の種類と意味

「コオーコオー」と甲高い声でコミュニケーションをとるときやオスは求愛のとき、縄張りを守るときなどに鳴くそうです。

まとめ

コクチョウ まとめ

コクチョウはオオハクチョウのように渡りを行わない漂鳥ということがわかりました。

オーストラリアに生息していますが、コクチョウを持ち込んだことによっていろいろなところで繁殖し今では世界各国で見られるようになりました。

見る側としては、珍しくうれしいかもしれませんが、もともといた生物にも危険を及ぼすのではないかという心配もあるようです。

それでは、コハクチョウについてもう一度まとめてみます。

☑体が黒いためコクチョウと言われるようになったが「ブラックスワン」と呼ばれることもある

☑全長約110cm140cmで翼を広げると2mほどの大きさになります

☑普段はあまり確認できませんが、翼を広げると初列風切の全部と次列風切の一部は白色

☑小型の鳥に比べると平均寿命が30年~40年と長い

☑コクチョウは日中水草などのエサを摂りにいき、夜は安全な場所で休憩している

☑コクチョウは一度一緒になると一生一緒にいる

☑湖の浅瀬や島などに草を積み重ね巣を作りそこに卵を産む

☑オーストラリア原産の鳥

コクチョウは、アフラックという保険会社のモデルとなった鳥もこのコクチョウです。

もともと黒いハクチョウはいないと信じられていたようです。

しかし、1697年に発見されたことからことわざで使われていた意味が変わり「物事を一変させること」「常識を疑うこと」になったそうです。

ハクチョウとは反対に黒い体を持ち翼を広げると白い部分も見ることができ、コクチョウの幼鳥は灰白色をしているということがわかりました。

日本では、茨木と宮崎にいるようですが、まれにほかの地域にも飛んでくるそうです。

一度はコクチョウの家族を見てみたいですね!

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