シチメンチョウの名前の由来や味・生態についてのまとめ
シチメンチョウといえば食べ物をイメージする方が多いのではないでしょうか。
今回は食べ物の紹介をするのではなく鳥としての特徴や生態を紹介していきます。
シチメンチョウが一体どういった鳥であるのかについて紹介していきます。
この記事でどんなことが知りたいですか!?
シチメンチョウの名前の由来
シチメンチョウという名前についてですが、シチメンチョウは頭から首にかけて皮膚が露出しており色が赤、青、紫と変化していきます。
この変化していく様子が七つの顔(面)に見えることからシチメンチョウと言われるようになりました。
シチメンチョウの漢字表記・英語名・学名
漢字表記は七面鳥、英語名はTurkey、学名はMeleagris gallopavoです。
シチメンチョウはキジ目キジ科シチメンチョウ属に分類されている鳥です。
>>キジの鳴き声や野生の分布・オスメスの違いにちついてはこちら♪
シチメンチョウの特徴
シチメンチョウとはどういった鳥なのでしょうか。
シチメンチョウの特徴について紹介していきます。
シチメンチョウの大きさ・重さ
シチメンチョウは全長122㎝、体重は9㎏です。
鳥の中ではかなり大きな鳥に分類されています。
シチメンチョウの見た目の特徴や色・模様
シチメンチョウの特徴といえば、ただれているかのような明るい色の髭です。
明るい色をしているのでかなり目立ちます。
銅は金属光沢のある黒色をしており動くと緑色の光沢が見えます。
頭から顎にかけて皮膚が露出しています。
この露出している部分の色が赤、青、紫へと変化していきます。
この変化がシチメンチョウの名前の由来になっています。
嘴は長かったり短かったりしますよね。
この嘴は伸縮自在なんだそうです。
シチメンチョウのオスメスの違い
オスとメスの最大の違いは大きさです。
全長122㎝と紹介しましたが、こちらはオスの大きさです。
メスは約半分くらいの大きさとなっています。
シチメンチョウはオスだけに見られる特徴が多いです。
オスだけにひだ飾りのある羽、扇方の尾、むき出しの頭がオスだけに見られる特徴です。
シチメンチョウの寿命
寿命は10年と鳥にしては長めです。
平均寿命ですのでもちろん10年よりも短い鳥もいれば長い鳥もいます。
シチメンチョウの生態
シチメンチョウはどういった生態を持つ鳥なのでしょうか。
どのように暮らしているのかみていきましょう。
食性は雑食性
木の実、種子、果物、昆虫、サンショウウオなどを食べる雑食性となっています。
しかしどちらかというと植物食が強いです。
群れで生活する
繁殖期になると群れで生活をします。
小規模な群れを作るのですが、オス1羽に対し数羽のメスで群れを作っていきます。
同じ親から生まれた若鳥も群れを作るのですが、その後オスだけで群れを作っていきます。
繁殖期
繁殖期は4月下旬~5月下旬くらいとなっています。
繁殖期になるとオスは翼と尾を広げて求愛行動であるディスプレイを行います。
群れを作る時にも紹介した通り、繁殖期になると1羽のオスに対して数羽のメスで群れを作ります。
オスは繁殖期に複数のメスと交尾を行うのだそう。
卵は1度に8~15個ほど産んでいきます。
地面を掘って上に落ち葉を乗せた巣にメスは卵を産むための巣を作ります。
卵を温める、育てるのも全てメスが行います。
シチメンチョウは単為生殖を行うこともあります。
なんでも日光により卵を産みたくなる体質なんだとか。
>>求愛ディスプレイを行う「チュウヒ」の特徴や鳴き声についてはこちら♪
シチメンチョウの生息地・分布
気がまばらに生えているような林(疎林)や草原に主に生息しています。
アメリカ合衆国、カナダ南部、メキシコに分布しています。
シチメンチョウの卵の特徴
シチメンチョウの卵は白地に茶色のまだら模様があります。
シチメンチョウってお肉はよく食べられているのですが、卵はあまり食べられていません。卵といえばニワトリですよね。
実はシチメンチョウは卵と比べると卵をたくさん産みません。
ニワトリはなんと年間で何百数個もの数の卵を産みます。
しかしシチメンチョウは年間100個程度しか卵を産まないんだとか。
数が少ないため流通していないというだけのようです。
卵を食べることができないというわけではありません。
シチメンチョウの鳴き声・アラームコール
シチメンチョウはかなり独特な鳴き声で鳴きます。
「ガポガポガポガポ…」みたいな感じで鳴くんです。
早口で大きな声で鳴くのですぐにシチメンチョウだと分かるはず。
このシチメンチョウの独特な鳴き方はアラームコールと呼ばれています。
鳴き声の種類や意味
アラームコールは身の危険を感じた時に鳴くんだそうです。
大きな音が聞こえた時に威嚇の意味で鳴くのだそうです。
シチメンチョウ(ターキー)ってどんな味なの!?
シチメンチョウといえばクリスマスの出てくるごちそうというイメージが強いです。
しかし日本でシチメンチョウを食べるという人は少ないのではないでしょうか。
日本ではクリスマスはチキンですよね。
シチメンチョウは脂が少ないお肉です。
私たちが普段食べている鶏肉で表現するのであれば、鶏もも肉ではなくささみや鶏むね肉といった感じになります。
気になる味ですがおいしいんだそうですよ。
気になる方刃ぜひ食べてみてはいかがでしょうか。
細かい骨がたくさんあるので丸ごと焼いたものを食べる場合は骨に注意して下さいね。
まとめ
シチメンチョウの特徴や生態についてまとめていきました。
☑頭から顎にかけての露出した部分の色が変わることからシチメンチョウと名付けられた
☑122㎝、9㎏とかなり大きな鳥である
☑ただれているかのような長いひげが特徴
☑ひだ飾りのある羽、扇片の尾、むき出しの頭がオスのみの特徴である
☑植物食が強い雑食性である
☑繁殖期にはオス1羽とメス数羽で群れを作りオスは何羽ものメスと交尾を行う
☑独特な大きな鳴き声はアラームコールと呼ばれる
いかがでしたか?
シチメンチョウといえば食べるものをイメージする方は多いです。
しかし食べられる前のシチメンチョウの姿をしっかりと焼き付けてあげて下さい。