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渡り鳥!ツバメのすごい生態や特徴、寿命について

昔からツバメが家に巣を作ると縁起がよいと言われています。

渡り鳥であるツバメがいろいろな環境を知っているなかで居心地の良い環境を選んで巣を作るので温度、湿度的にも良い家といえるからという話があるからだそうです。

そんなツバメはどのような生態や特徴があるのか気になりますよね?!

今回は、ツバメについて徹底調査します!


ツバメの名前の由来

ツバメ 名前 由来

ツバメの別名は玄鳥と言います。

玄鳥には、陽気も温かくなり台湾やフィリピン、マレー半島、インドネシアで冬を越したツバメが再びやってくるという意味を持っています。

ツバメは、渡り鳥で1年の半分は日本にはいないと言われています。

ツバメの生態

ツバメ 生態

渡り

ツバメは広範囲で繁殖を行う渡り鳥で、時期によって餌が沢山あるところに渡りを行うと言われています。

狩り
狩りは飛んでいる昆虫などを飛びながら捕まえるため食糧補給は空中で行うそうです。水は水面上を滑空しながら飲んでいます。

造巣
家やビルなど人がいるところに巣を作るという習性を持っています。泥や枯れ草などを集めて造ります。ツバメが巣を作るために、雨風のしのげる場所、直射日光が当たらない場所、風通しの良い場所、天敵に襲われにくい場所を見極めているそうです。

産卵、育児
4~7月頃に産卵を行い、抱卵日数は13~17日程度と言われています。巣で育てるのは20~24日ほどです。

餌は何を食べる!?

ハエ、ハチ、アブ、羽アリ、カゲロウなど飛んでいる昆虫を食べます。

他の鳥は地面で餌を見つけ食べるのに対し、ツバメは飛びながら餌をとり食べます。

渡り鳥

ツバメは広範囲で繁殖を行う渡り鳥です。

ツバメの渡り時期

ツバメは、東南アジアで冬を超し春先に日本へ渡ってきます

日本は広いので地域によって来る時期は違いますが、関東地域で4月、東北では5月、九州では3月頃に見ることができるそうです。

ツバメの渡り方

 

ツバメの渡りの理由

ツバメがどうして渡りをするのか気になりますよね?!

日本は年中温かいわけではなく寒い冬を越し春になるとツバメの栄養源となる虫が大量に発生するためそれを目当てにやってきます。

日本は繁殖地にも適しているため子供を産んだら虫を捕まえヒナのもとへと運んで食べさせてあげることができます。

温かい以外に沢山の食料があり繁殖に適しているということで渡りをすると言われています。

>>渡り鳥「ヤマシギ」の鳴き声や生態・特徴についてはこちら♪

ヤマシギの鳴き声や生態・特徴について

飛行能力が高い

細い体のわりに大きなつばさを持っているのでとても飛行能力が高いといわれています。

普段は平均時速47キロメートルで飛びますが、餌をとるときや天敵から逃げるときは、時速200キロメートルで飛行するそうです。

帰巣本能を持っている

ツバメが自分の巣に帰る方向がわかっているって不思議ですよね?

ツバメは自分の育った場所を太陽の位置で把握しているため今居る地点の太陽のずれから巣の方向を知ることができるそうです。

時間の経過から計算をしています。

太陽の他に磁気も利用しています。

詳しくはわかっていませんんが、地球の磁場をとらえて巣の位置を知ることができるとも言われているそうです。

ツバメの種類

ツバメ 種類

ツバメにも種類があります。

●アマツバメ

アマツバメ科アマツバメ属に分類され、飛んだ時に三日月状や鎌状に見えるのが特徴で尾羽が短い種類が多いそうです。

夏は、インド・オーストラリア、シンガポール、日本など幅広い地域におり、冬は東南アジア・オセアニアなどで越すそうです。

●イワツバメ

細身の体型で13~15cm程で背中は光沢のある黒褐色が特徴です。

夏になるとアフリカ大陸北部、ユーラシア大陸などに繁殖し、冬になると東南アジアで越すそうですが北九州で冬を越すツバメもいるそうです。

●コシアカツバメ

前兆7~20cmで腰の部分が赤く、背中は光沢のある黒い羽毛で覆われているのが特徴です。

冬になると温かい東南アジアに渡りをし越冬しますが夏は九州以北などにやってくるそうです。

●ハリオアマツバメ

全長21cmで肉つきがよく、背中は灰色の羽毛で覆われているのが特徴です。

渡り鳥なので中華人民共和国やヒラヤマ山脈で一年生息していますが夏になるとユーラシア大陸南部で繁殖するそうです。

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ツバメの寿命

ツバメ 寿命

ツバメには、天敵が多いので若いうちに命を落とすことが多く1年間になくなる率は60~70%と高いそうです。

食べられたり、病気になってしまうこともありますが、健康なツバメの寿命は15~16年と言われています。

ツバメの特徴

ツバメ 特徴

ツバメは首の周りが黒くなっているので、マフラーをしているように見えるそうです。

ツバメのお腹は、白く頭から胸までは黒く、くちばしの付け根から目の周りは赤色をしているのが特徴です。

ツバメの大きさ・重さ

体長は、17cmくらいでスズメより少し大きいくらいです。

ツバメの見た目の色や特徴

ツバメにも種類はありますが、よく見かけるツバメは遠くから見ると黒っぽく見え、近くで見ると光沢のあるキラキラした羽をしているそうです。

濃い紺色に見えたり、光の当たり具合で玉虫色に見えたり変化するそうです。

ツバメの羽の特徴

小さな体のわりに羽根は大きく広げると約30cmにはなるそうです。

渡り鳥のため羽根が大きいことで飛行や飛ぶ速さを支えてくれます。

ツバメの生息地

ツバメ 生息地

ツバメは寒さの厳しい地域を除いた世界中で見ることのできる渡り鳥で、草原や河川、沼地、市街地、農耕地などに生息しているそうです。

ツバメの鳴き声

成鳥の鳴き声

ヒナの鳴き声

鳴き声の種類と意味

ツバメだけでなく他の動物もそうですが、泣くことで仲間とのコミュニケーションをとっています。

ヒナは泣くことでお腹が空いたと親鳥に伝えているようです。

その他にも大声でかなきり声をあげている時には、ヘビやカラスなどの天敵の危険が迫っている時に出しているそうです。

ツバメの天敵

ツバメ 天敵

ツバメの寿命は15~16年と言われていますが、若いうちに命を落とすツバメもいるので平均寿命は1年半ほどと言われています。

小型の鳥であるツバメにはもちろん天敵もいます。

ハシブトガラス

ツバメ自体を狙っているのではなく、ツバメが育てている卵やヒナを襲いにやってきます。

カラスは頭がいいので親ツバメの隙を見て巣にある卵やヒナを襲います。

ネコ

小鳥であるツバメは、猫にとって狩りの対象となります。

ペットの猫でも本能で襲ってしまう可能性もあります。

猫のジャンプは2mとも言われているので、猫に気づいて飛び立とうとしてもジャンプ力で捕まってしまうこともあるそうです。

巣立ち直後の若鳥などが狙われることが多いそうです。

ヘビ

蛇もヒナや卵を狙っています。

ヘビは嗅覚が鋭いので卵や糞などの臭いにつられてやってくるそうです。

保護をした場合どうすればいい!?

ツバメ 保護

野鳥の保護は飼育法で禁じられていますが、ケガをしたツバメがいたら一時的な保護は大丈夫だそうです。

保護したら、応急処置のみ行い自治体に連絡しその後の指示を仰ぐようにしましょう!

保温をする

保護したツバメを保温することは一番大切になりますが、一番大変な仕事でもあります。

ツバメの体温は40度近くとも言われているので人間の手で握っているだけで凍えてしまうそうです。

40度以上の温度を保ってあげる必要があります。

保護したツバメのヒナに餌をあげる場合

昆虫をあげるのが良いですが、自分で捕まえるのは大変なのでペットショップなどに売られているミルワームなどが良いそうです。

頭の部分は、硬いので潰してあげます。

ツバメだけでなく飛ぶ鳥は、飛行に多くのエネルギーを必要とするので代謝が活発なため食べるだけあげる必要があります。

1日でもあげない日があると肝臓が悪くなってしまい命に関わるので口が開けなくなるまで与えます。

自然で暮らすツバメは、30分置きくらいに餌を食べるので保護した場合も30分置き暗いに餌をあげる必要があります。

夜は、元気ならば上げなくても大丈夫ですが、少しでも弱っている場合には付きっきりで与えなくてはなりません。

餌取りの訓練をする

野生でも生きていけるように餌をとる訓練をする必要があります。

保護して飛べるようになったからとすぐに放鳥してしまうと餌を捕れずに亡くなってしまう可能性もあるので、まずは家のなかで昆虫を捕まえる訓練を行います。

まとめ

ツバメ まとめ

きれいな羽を持つツバメを見たことがあるでしょうか?

餌が豊富な場所を探して渡りを行うので見る機会も少ないかもしれません。

そんなツバメについて今回はご紹介してきたので、もう一度まとめてみます。

■渡り→狩り→造巣→産卵・育児を行う
■飛びながら餌を捕まえ、食べる
■身を守ったり餌を捕まえる場合は時速200キロメートルで飛行する
■沢山の種類のツバメがおり、それぞれ特徴も寿命が違う
■鳴き声の種類によって意味がある
■保護したツバメには巣立つ練習をしてあげる

ツバメには、他の鳥とは違う生態があるということがわかりました。

広範囲で繁殖を行うので日本で見られるのは少ないかもしれませんね。

>>春と秋に日本を渡る「アカハラダカ」の生態や鳴き声についてはこちら♪

アカハラダカの生態や鳴き声・幼鳥の特徴について

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