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アカハラダカの生態や鳴き声・幼鳥の特徴について

アカハラダカは、日本では西日本の一部で、秋の渡りの途中にしか見ることはできないと言われています。

数千羽から数万羽の群れで、空一面を覆うような迫力のある渡りだそうです。

まれに、渡りの中継地で採食している姿を見られることもあるそうです。

今回の記事では、日本ではあまり見られない貴重なアカハラダカの生態や鳴き声、幼鳥の特徴について説明したいと思います。


アカハラダカの名前の由来

アカハラダカ 名前

アカハラダカの名前の由来は、胸から腹部のあたりが赤っぽく見えること事から付けられたとされています。

アカハラダカの漢字表記・英語名・学名

アカハラダカの漢字表記は、「赤腹鷹」、英語名はChinese Goshawk、学名はAccipiter soloensisと表記します。

アカハラダカの特徴

アカハラダカ 特徴

アカハラダカはタカ目タカ科オオタカ属に属する鳥類です。

アカハラダカの大きさ

アカハラダカの大きさは、全長25㎝~30㎝程、翼開帳時52㎝~62㎝程、ドバトくらいの大きさだと言われています。

タカ類の中でも小型で、同じタカ科のツミと間違われることが多いそうです。

アカハラダカの見た目の特徴や色・模様

アカハラダカはオスメスほぼ同色で、上面は暗青灰色に赤紫色の光沢があり、胸から上腹部は淡橙褐色、下腹は白色、翼は細長く、翼先は黒色、風切羽は無斑、下雨覆は淡橙褐色で無斑、アイリングは黒いそうです。

同じタカ科であるツミとよく似ているそうですが、アイリングの色がアカハラダカは黒、ツミは黄色と言う違いで見分けられるそうです。

アカハラダカのオスメスの違い

アカハラダカは、オスメスほぼ同色で見分けづらいとされていますが、虹彩の色が違い、オスは暗赤色、メスは黄色というところで識別できるそうです。

>>タカ目タカ科の鳥「サシバ」の特徴や鳴き声についてはこちら♪

渡り鳥「サシバ」の特徴や鳴き声・生態について

アカハラダカの幼鳥の特徴

アカハラダカ 幼鳥 特徴

アカハラダカの幼鳥の特徴は、頭部から上面が黒褐色、淡褐色の羽縁、体下面は茶褐色に縦斑があり、虹彩は淡黄色だそうです。

アカハラダカの寿命

アカハラダカ 寿命

野生のアカハラダカの寿命は詳しくは分かっていませんが、タカ類の中には30年以上生きる個体もいるそうで、鳥類の中では比較的長寿だと言われています。

アカハラダカの生態

アカハラダカ 生態

アカハラダカは渡りの時期には群れを形成し行動、繁殖期にはつがいで縄張りを持ち分散すると言われています。

また、採食は縄張りの外に出て行うそうです。

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食性は動物食

アカハラダカの食性は動物食で、主にカエルなどの両生類を好み、クモや昆虫類、ネズミやモグラなどの小型哺乳類、トカゲなどの爬虫類、魚類、小型の鳥類なども食べるそうです。

捕獲方法は、低空飛行しながら、標的を足でつかみ上げる方法と、近くにある高さ510m程の木の枝などから急降下しながらつかみ上げる方法があるそうです。

日本では渡りの途中にトンボ類を採食する姿が見られることがあるようです。

繁殖中の採食は縄張りの外で行い、巣から165m範囲内の水田や、針広混交林内の草地が多いと言われています。

また、雛に与える餌も動物食だそうです。

渡りを行う

アカハラダカは越冬のために大きな群れを作り、渡りを行うと言われています。

日本には西日本を春と秋の渡り期に通過しますが、秋の渡り期の方が数千から数万羽の大規模な渡りが見られるそうです。

秋の渡りは9月上旬から10月上旬ころまで続くとされています。

>>渡り鳥「アトリ」の特徴や鳴き声、生態についてはこちら♪

渡り鳥アトリの特徴や鳴き声、生態について

繁殖期

アカハラダカの繁殖期は6月~8月頃、巣はコナラ、ナラガシワ、クヌギ、クリ、ハンノキなどの枝に、アカマツ、クヌギ、カラマツなどの枯れ枝などを使用して皿型の巣を作るとされています。

通常一夫一妻で繁殖し、1巣卵数は25個で、平均は4、オスとメスが交替で抱卵し、抱卵日数は19日前後、雛は半晩成性で孵化直後は全身が白い幼綿羽で覆われているそうです。

育雛日数は19日前後、オスメスともに育雛、給餌を行うとされています。

日本では島根県で繁殖の事例がありますが、営巣から抱卵までで終わり、繁殖は失敗に終わったそうです。

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アカハラダカの生息地・分布

アカハラダカ 生息地

アカハラダカはウスリー南部、中国北、東部、朝鮮半島などで繁殖し、冬はマレーシア、インドネシア、ジャワ島などフィリピン以南の東南アジアの各地と、一部の太平洋地域で越冬すると言われています。

日本では旅鳥、渡り鳥として、秋に九州西部と琉球諸島で見られるそうです。

特に、長崎県、沖縄本島、宮古島で数千~数万羽以上の群れが上昇気流に乗って巨大な渦巻きのように旋回する、大規模な渡りが観察されているそうです。

また、まれに渡りの中継地で見られることもあるようです。

繁殖地では、平地の農耕地の周辺の森林地帯、水田の周辺の森林地帯、特に、アカマツ、ミズナラ、コナラ、トネリコなどの針葉樹や落葉広葉樹の高木層とイヌザンショウ、ツツジ類、ハギ類などの低木層から成る二次林が取り巻く環境を好んで生息するとされています。

アカハラダカの鳴き声

鳴き声の種類・意味

アカハラダカは滅多に鳴くことが無いそうですが、時折高い声で「キュッ」と鳴く他、「キュイキュイキュイ」と早口で鳴くこともあり、これは警戒の声だと言われています。

繁殖期には「キイーキイーキイー」と鋭い声で鳴くそうですが、渡りの移動中に鳴くことはほとんどないと言われています。

まとめ

アカハラダカ まとめ

☑アカハラダカの名前は腹部が赤く見えることから付けられた

全長2530㎝程の小型のタカ、ドバトと同じくらいの大きさ

☑オスメス同色で、虹彩の色の違いで見分ける

☑日本では春と秋の渡りの時期に群れを形成して通過、まれに中継地点で見られることがある

☑食性は動物食で、主にカエルなどを脚でつかみ上げて採食する

☑繁殖期にはつがいで行動し、オスメスともに抱卵育雛する

☑繁殖期以外では滅多に鳴かない、特に渡り期に鳴くことはほとんどない

アカハラダカは日本ではあまり見る機会のない鳥です。渡り期に鳴くことはないそうですから、鳴き声を聞く機会もないそうです。

西日本の一部では、9月の上旬になると大規模な群れの渡りが見られ、上昇気流に乗るアカハラダカの鷹柱を観察できるそうですよ。

機会があったら、観察してみてはいかがでしょうか?

>>時速390キロで飛ぶ「ハヤブサ」の特徴や生態についてはこちら♪

時速390キロで飛ぶ「ハヤブサ」の特徴や生態、鳴き声について

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