ヒヨドリの撃退・対策方法!被害をなくすためには!?
ヒヨドリ遠くから見ているだけならば可愛らしい野鳥で済むかもしれませんが、食性や鳴き声の大きさから被害が出てしまう場合もあるようです。
ここではヒヨドリの撃退・対策方法についてご紹介いします。
この記事でどんなことが知りたいですか!?
ヒヨドリによる被害
ヒヨドリは雑食の鳥なのですが、昆虫類はそんなに好んで食べないようです。
そんなわけでヒヨドリの主食は果物や野菜、花の蜜、木の実などになることが多いようです。
果物や野菜は畑や果樹園でも栽培されていますよね。
このようなものを狙ってヒヨドリがやってくることがあるようです。
また、庭にカキの木がある場合はその実を狙って木に止まり、さらには糞をするので糞の被害にも合うことがあるようです。
農作物への被害
ヒヨドリは甘いものが大好きです。
人が果樹園などで育てている果物を狙うことも少なくないようです。
あらゆる果物が被害を受けるようですが、特に被害が多い果物はミカンなどの柑橘類だそうです。
しかも熟していないものは食べないようです。
また、果物だけでなく露地栽培の野菜も被害を受けるようで、特にキャベツや白菜、ブロッコリーなどのアブラナ科の野菜が被害を受けやすい傾向にあるようです。
被害が多い時期や地域
ヒヨドリによる農作物の被害は、季節や地域によって違いがあるようです。
ヒヨドリは北海道などの寒い地方で繁殖した場合、越冬するために南西日本へ渡りをします。
そのため、関東以西では10~4月にかけてヒヨドリの個体数が多くなり、この時期に被害が増えるようです。
特に年末以降の被害が大きいようです。
糞による被害
家の庭にカキなどの果樹があると、ヒヨドリは食べに来ます。
その時に糞をしますよね。
生きているのですから仕方のないことなのですが、車が下に止めてある場合などは被害が大きくなってしまいますよね。
また、ベランダに飛来した場合、干してある洗濯物や布団などに糞を落としていくこともあるようです。
鳴き声による被害
ヒヨドリの鳴き声は遠くで聞いている分には可愛らしいものですが、近くで、しかも数羽がいっぺんに鳴こうものならかなりの大きさに感じます。
このような場合、ヒヨドリの鳴き声で騒音被害を感じる場合もあるようです。
ヒヨドリの対策・駆除方法
ヒヨドリなどの野鳥は法律で勝手に駆除することができません。
ですので、基本的にはヒヨドリが来ないように対策をするようになります。
防鳥網を設置する
一番確実な方法になります。
ヒヨドリが入ってきてほしくない場所に防鳥網を取り付けます。
このとき網目の大きさが重要で、網目が3cm以下の防鳥網を使うようにしましょう。
それより大きいとくぐって入ってきてしまう可能性があります。
また、設置するときは網と接地面に隙間ができないようにしっかりと設置してください。
少しでも隙間があるとそこからヒヨドリが入ってきてしまいます。
ですが、この方法は家のベランダなどで行うと、見た目も悪く、洗濯物や布団が干しにくいというデメリットもあります。
ヒヨドリより大きいフクロウの置物を設置する
鳥よけの首が動くフクロウの置物が市販されているようです。風などで動く仕組みになっているようで、ヒヨドリは寄って来なくなるようです。
ですが、毎日置いてあるとヒヨドリも慣れてしまうようで、日によって置き場所を変えてみるなどすると効果が高くなるようです。
LEDライトを使って対策
野鳥は青い光が嫌いなようで、青色LEDを使用した鳥よけグッズがあるようです。
ヒヨドリなどの野鳥が来たことをセンサーで感知し、青い光を点滅させて追い払うようですですが、広い畑ならまだしも、ベランダでこのようなものが点滅して家の中の人たちは気にならないのかが少し気になるところですね。
音を使って対策をする
光同様、センサーでヒヨドリなどの野鳥が来たことを感知し、犬の鳴き声やサイレン、爆発音、他の鳥の鳴き声などを発して追い払う装置が販売されているようです。
こちらもLEDライトと同じように、音が気になってしまわないかが心配ですね。
ベランダの手すりに針金を設置する
ベランダに来るヒヨドリのほとんどは、止まり木の代わりにベランダの手すりに止まることが多いものです。
手すりに止まらなくさせるためには、手すりの上5㎝くらいの場所に、端から端まで針金を渡します。
ところどころ補強して、鳥が万が一止まっても曲がらないようにしておきましょう。
細すぎて止まれずに、諦めて帰るようです。
針金以外でも、テグスや細縄などでもできるようです。
キラキラして反射するものを置く
ヒヨドリはキラキラしたものを嫌がるので、キラキラ反射する紐などを垂らしておきましょう。
もちろんいらなくなったCDなどでも効果は期待できます。
ヒヨドリを対策する際の注意点
ヒヨドリの対策ばかりに気を取られていると、思わぬ病気になってしまう事があるので注意が必要です。
また、ヒヨドリは頭のいい鳥なので、自分に害がないと分かると、また来るようになってしまう事もあるようです。
伝染病の原因になる可能性がある
鳥の病気で有名なものに鳥インフルエンザがありますよね。
これ以外にもヒヨドリはオウム病やニューカッスル病などの病気を媒介する可能性があるので、ヒヨドリの対策をするときは十分注意するようにしてください。
賢いので見破られる可能性がある
ヒヨドリは意外と賢い鳥です。
音や光、光るもので追い払ったとしても、一時的なもので、すぐに見破られてしまう事もあるようです。
いくつかの対策を組み合わせて、それぞれ短期間使用するのも一つの方法です。
ヒヨドリが糞を落とした場合の掃除方法
ヒヨドリが来ると、必ずと言っていいほど毎回落としていくものが糞です。
見た目にも悪く、何より衛生的にもそのままにしておくのは良くないですよね。ヒヨドリの糞掃除の仕方をご紹介します。
必要なもの
ヒヨドリの糞掃除で必要なものは、使い捨てマスク、ゴムまたはビニール手袋(使い捨て)、メガネ、キッチンペーパー、ゴミ袋、エタノール、塩素系漂白剤、水、お湯、などになります。
鳥の糞はいろいろな細菌やウイルスがいるので、素手では行わず、使用した道具も基本からキッチンペーパーなどで拭き取り、エタノールや塩素系漂白剤などを使用して殺菌するようにしましょう。
コンクリートに落ちた糞の掃除方法
コンクリートに落ちた糞の場合、塩素系漂白剤を使用すると変色してしまう可能性があります。
ですので、コンクリートを洗う場合は塩素系漂白剤ではなく、セキス炭酸ソーダや重曹などを使い、たわしやブラシでこするように落とすといいようです。
車に落ちた糞の掃除方法
鳥の糞は酸性が強く、車に付いたものを放置しておくと塗装を痛めてしまいます。
ですが、無理にこすると余計に塗装を痛めてしまいます。
車に落ちた鳥の糞を落とす場合は、ぬるま湯に浸したキッチンペーパーなどを糞にかぶせて30分程放置し、糞が十分にふやけてから拭き取るようにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここではヒヨドリによる被害や対策についてご紹介しました。
今回ご紹介したことをまとめると、
☑ヒヨドリは果実や野菜を食べるため、農家に被害が出る
☑特に1~3月の冬場は西日本で越冬する個体がいるため、被害が大きくなる
☑糞や鳴き声による被害もある
☑一般的には追い払う対策しか取れず、一番効果的なのは防鳥網
☑ヒヨドリから病気を移されないように注意
☑ヒヨドリの糞には細菌がたくさんいるので、掃除するときは手袋やマスクを忘れずに
です。
普段は可愛く見えているヒヨドリも、いざ自分の家の周りをうろつかれると、少なからず被害が出るものです。
多少のことは目をつぶってあげて欲しいですが、あまりにひどい場合は対策を取るようにしましょう。