コバタンの価格や性格・寿命について
コバタンと聞けば何やら人に付いたアダ名の様にも聞こえ何か分からないと思いますがオウム目オウム科オウム属に属している鳥の事です。
鳥なのに犬の様に人にベッタリと懐く事で人気も高いオウムなんです。
コバタンは一部で絶滅したと噂も出るほど数が少なくなったオウムで、現在ではとても入手が困難と言われています。
それでもコバタンを飼いたいと言う人の為にコバタンの性格や寿命、購入時の値段などについて紹介したいと思います。
この記事でどんなことが知りたいですか!?
コバタンってどんな鳥!?
『コバタン』って可愛いよねと言われてもコバタンが何か分からない時って返答に困ってしまいますよね?
名前を聞いただけでオウムと認識出来るほど鳥が好きでは無い人には難問だと思います。
ですが実際にコバタンを目にしたらとても人懐っこく甘えてくる姿を見ると思わず可愛いなと感じてしまう事でしょう。
そんなコバタンですが一体、どんなオウムなのか?
そこでコバタンを知らない人の為にコバタンについて少し探ってみましょう!
コバタンの分類
コバタンはどんな鳥類なのか?
まずはコバタンの分類ですがコバタンはオウム目オウム科オウム属に属します。
コバタンの他にマメコバタン・コガタコバタン・シマコバタン・ロンボクコバタン・コキサカオウムなど居ます。
実はコバタンの野生種は絶滅危惧種に指定されており国からの許可が無ければ売ることは出来ません。
無許可販売は『種の保存法違反』として罰せられますので注意しなければなりません。
コバタンの大きさ・体重
コバタンの大きさとしては体長33cm前後でコバタンの体重は約330~340gと比較的、小さめの鳥です。
全身が白い羽毛で覆われて尾羽が短くオスよりメスの方が少し大きいと言われています。
大きさの目安としては飲みかけの500mlのペットボトルくらいでしょう。
実際に見るとそれほど大きいとは感じないと思います。
コバタンの見た目の特徴や色・模様
コバタンの見た目は全身が白い羽毛で覆われていて尾羽が短く、翼と尾羽腹面の羽毛は黄色い色をしています。
嘴(くちばし)は黒い色をしており目の周りの皮膚は青っぽく露出しています。
頭の上には黄色いトサカの様な冠羽があり前方へ湾曲した物が生えています。
雛は成体と比べて体は白くなく黄色い羽毛で覆われていています。
またオスとメスでは虹彩(眼球の角膜と水晶体の間にある薄い膜)はオスが黒くてメスは赤褐色をしていると言われています。
コバタンの性格
コバタンの魅力は人懐っこい所です。
オウム目オウム科の中でも小型の種類でとても可愛い所があります。
慣れてくるとベタベタと甘えてくる交際上手な一面もあり教えたら芸もする賢さがあります。
甘える事が上手なコバタンではありますが発情期だけは話が変わってきます。
発情期になるとコバタンのオスは攻撃性が強くなり嘴などを使い攻撃をしてきます。
ですから飼育を考えるならオスよりメスの方が危険性は少なくすみます。
コバタンの価格
もしコバタンを買うとなったら怖いのはそのお値段だと思います。
一般的に正規な許可店での購入なら300,000~450,000万位の間が相場と言えるでしょう。
売りに出されている店舗によって若干の値段の違いがあるかと思いますが概ね相場としては30万から45万円程度になります。
無許可販売をしている闇業者ならもっと安く20万前後で手に入れる事が可能かも知れませんが※PBFBになっているコバタンを摑まされたりする可能性も高くなります。
また雛から育てたいと言う方は15万前後位の値段が相場かと思われます。
※PBFBとはオウム目の鳥すべてを冒すウィルス性疾患です。
コバタンの寿命
オウム科の寿命は長い事で知られています。
良くインコとオウムを間違える人も居ますがインコとオウムの違いは冠羽にあります。
冠羽があればオウム、無ければインコと見た目の判断が出来ますがインコでも寿命は長く可愛らしいセキセイインコでも10年、オカメインコで15年と言われておりオウムでも大型のものだと60年以上は生きると言われています。
ではコバタンの寿命は何年くらいなのか?
コバタンの平均寿命は40~60年と言われております。
インコよりオウムは長生きする特徴があります。
コバタンの鳴き声
鳥の鳴き声って癒される鳴き声が多いと思いますがコバタンの鳴き声ってどんな感じなんだろうと思ったりしませんか?
イメージではオウムの中でも小型の種類なので可愛らしい声で癒しの鳴き声をしてくれると思いますが実はコバタンの鳴き声はニワトリより強烈だと言われています。
他の種類より小さな体ですが声量は大きいと言われており家の中で飼っていても近所に聞こえると言われています。
そんなコバタンの鳴き声はこちら
部屋の中など狭い空間だとコバタンの雄叫びは耳が痛くなる声量だと言えます。
鳴き声の種類・意味
コバタンの鳴き声はとても可愛いと言うものでは無く、どちらかと言えば騒音のレベル…
鳴き方もチュンチュンとかピーピーと癒される鳴き方ではなくギャーギャーとかグァーグァーと想像を超えた鳴き声を響かせてきます。
では何故、鳴くのか?
コバタンの鳴き声の一つに『呼び鳴き』があります。
呼び鳴きは飼い主さんが好き過ぎて少しでも多く構って欲しい欲求の表れが鳴き声になって鳴きます。
他には『朝や夕方に鳴く』事です。
これはコバタンに限らずオウム類は多く、鳴き出す習性があります。
>>鳴き声が特徴的な「ケリ」の鳴き声や生態についてはこちら♪
コバタンとキバタンの違い
コバタンとキバタン。
名前は似ているし同じオウム目オウム科に属していますが何が違うのか?
思っている以上に知らない事ではないでしょうか?
そこでコバタンとキバタンの違いについて紹介します。
コバタンとキバタンの違いの一つ目は『大きさの違い』があります。
コバタンは体長33cm前後に対してキバタンは体長が50cm前後と体はキバタンの方が大きく、重さもコバタンの3倍近くキバタンの方が重くなります。
またコバタンの生息地としてはインドネシアの島々に分布していますがキバタンはオーストラリアに分布しています。
コバタンの飼育方法
コバタンを飼う事になった場合、どの様に飼育していったら良いのか?
どんな物を用意してどんの餌を与えてあげたら良いのか前もって知っておくとコバタンを実際に飼育する時に迷う事は無くなります。
鳴き声の対策や温度の管理方法など飼育に必要な事は何があるのか?
コバタンの飼育に必要なもの
コバタンを飼育する為に必要な物として真っ先にあげられるものは『ゲージ』ですよね?
小さ過ぎても圧迫感あるし大き過ぎても置く場所の問題が出てきます。
飼育する時に一日中ゲージの中に入れておくなら大きな物が良いと思いますが放鳥する時間を作ってあげるなら、それほど大きくなくても問題は無いでしょう。
オウムは思っている以上に力が強いので壊されない様に強いカゴが必要になります。
飼育環境や温度
コバタンの飼育環境はとても大事です。
基本的に暖かい地方が原産のオウム類は温度を保つ様にしなければなりません。
室内で飼育する場合は湿度を21度をなるべく下回らない様にする事と1日の温度差を10度以上にしない事が必要になってきます。
コバタンの餌
コバタンは基本的に雑食性ですのでフルーツ以外の植物の種子や花などを食べます。
ですが多くのコバタンはフルーツのなる樹木に複数で集まる事が多く見られます。
まとめ
コバタンの性格や寿命について紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
思ってた以上に知らない事が多かったと思います。
コバタンについてのまとめは
☑コバタンはオウム科に属する
☑33cm前後でそれほど大きくは無い
☑性格は人懐っこく交際上手
☑値段は30~45万が相場
☑寿命は平均40~60年
☑鳴き声が騒音レベルに凄い
☑飼育には温度管理が重要
などです。
コバタンを購入する事は非常に難しく扱っている店舗も少ないのが現状です。
稀に密漁などで捕獲されたコバタンが格安で販売している闇業者も居ますが気を付けましょう。