ウズラの種類やペットとしての飼育方法について
皆さんはウズラという鳥をご存知ですか?
ウズラの卵は一度は見たことがあると思いますが、ウズラがどんな鳥か知らない方も多いのではないでしょうか?
ここではウズラの種類やペットとしての飼育方法についてご紹介します。
この記事でどんなことが知りたいですか!?
ウズラってどんな鳥!?
ウズラはキジ目キジ科の鳥になります。
頸や翼、尾が短く、ずんぐりと見える体型をしています。
飛ぶことはできますが、あまり飛ばず、歩いていることが多いようです。
あまり飛ばない代わりに、ジャンプすることが多いようで、自分の体の5倍近くまでジャンプすることが可能なようです。
ウズラの大きさ・体重
ウズラは全長が20cmほどと小型の鳥になります。
体重は110~150gほどになるようですよ。オスよりもメスの方が大きいようです。
ウズラの見た目の特徴や色・模様
全体的に茶色の羽に覆われているウズラ。
黒やクリーム色で複雑な模様が入っています。
顔には白い眉斑があります。頸や翼、尾が短いので、体型はずんぐりとしている感じです。
ウズラのオスメスの違い
ウズラはオスメスとても似ていますが、いくつか違いがあり、顔の色が赤っぽいのがオス、白っぽいのがメス、胸の羽に黒い斑点があるのがメス、また、お尻の色がグレーなのがメス、赤いのがオス、などの特徴があるようです。
ウズラの性格
ウズラはとても臆病な性格をしているようです。
他の動物が近くにいるだけでもストレスを感じてしまうようです。
ですが、ヒナから育てたウズラは、人にも良く慣れるようです。
ウズラの種類
ウズラは普通のウズラの他にも、いろいろな種類がいるようです。
ヨーロッパなどで見られる、オスの胸に三日月のような模様がある「ヨーロッパウズラ」、普通のウズラよりも小さい、大きさが10~12cmほどしかない「ヒメウズラ」、顔の色が白黒ではっきりと分かれていて、一回り大きい「コリンウズラ」、白黒の冠羽が特徴的な「カンムリウズラ」など、この他にも多くの種類がいるようです。
>>「フクロウ」の飼育に必要な物、費用、餌についてはこちら♪
ウズラの寿命
ウズラの寿命は2年ほどと言われているようです。
短命の鳥とされているようですが、飼育下であれば5~7年ともう少し長生きすることが多いようです。
中には10年生きたウズラもいるそうですよ。
ウズラの鳴き声
ウズラの鳴き声は「ゴキッチョー(御吉兆)」と聞こえる大きな鳴き声を上げることがあるようです。
鳴き声の種類や意味
「ゴキッチョー」と鳴くのはオスで、メスへの求愛などに使うさえずりになるようです。
この他にも、機嫌がいいときに「ピヨピヨ」と、まわりを警戒しているときに「クルルルル」と、警告を促したり催促するときに「ピピッピピッ」などとなくようです。
また、相手を強く威嚇しているときは「ピョイピョイピョイ」とだんだん声を絞っていく鳴き方をするそうです。
メスよりもオスの方がよく鳴くようですよ。
ウズラの飼育方法
ウズラは飼育することもできますが、他のペットとして飼われているインコやオウム、文鳥などと比べると、数も少なく、飼育も難しいようです。
ウズラはどこで入手できる!?
ウズラはペットショップなどでも入手できることがありますが、ペットショップにいるウズラは、すでに成鳥になっているものがほとんどのようで、なつかせるにはかなり時間がかかるようです。
どうしてもヒナから育てたい場合は、有精卵の卵を購入して、自分で孵化させる方法がいいようです。
ウズラの値段
ウズラの値段はペットショップにより差があるようですが、だいたい1000~3000円程で入手できるようです。
カンムリウズラなどの珍しいウズラは、ペアで2万円~2万5千円程になるようです。
ウズラの飼育に必要なもの
ウズラの飼育に必要なものは、ケージ、床材、エサ入れ、水入れ、砂浴び容器、焼き砂、ヒーター、えさ・副食などになります。
ウズラの飼育環境や温度
ウズラの飼育は、ヒナの間は温度を35~37度に保たないといけないようですが、成鳥になったらそこまで気を使う必要もないようです。
屋外でも飼育ができるようです。
ですが、屋外で飼育する場合は、寒い冬場などは地面にカーッペットなどを敷いたり、夜間は風が当たらないようにしてあげたりした方がいいようです。
また、夏場も直射日光が当たらないように気をつけてあげましょう。
ウズラの餌
うずらの餌は、市販されているウズラ用の餌を与えてもいいですが、インコや文鳥用のフレークタイプの餌を与えてもいいようです。
主食以外にも、小松菜などの青菜やミルワームなども与えるといいようです。
ミルワームを与える場合は、頭を切り落としてから与えてください。
生きたミルワームをそのまま与えると、ミルワームが内臓にかみつく恐れがあるそうです。
メスは卵を産むので、カルシウムを多めにとれるようにするといいようですよ。
ウズラは手乗りできる!?
ウズラも文鳥などと同じように、手乗りができるまで懐くこともあります。
ですが、成鳥からだと手乗りにさせるのがかなり難しくなってしまうので、手乗りにしたい場合は、やはりヒナから育てるのがいいようです。
ウズラの飼育の注意点
ウズラの飼育をするときには、いくつかの注意点があります。
ウズラはジャンプすることがよくあるので、飼育ケースの天井にはぶつかっても平気なように、スポンジやエアクッションなどを貼ってあげるといいようです。
こまめに掃除を行う
他の鳥類同様、糞などの掃除はこまめにするようにしてあげてください。
ウズラ自体が汚れてしまうだけでなく、臭いが気になってしまいますよね。
脱走に気をつける
掃除中などに脱走してしまう事もあるようです。
室内で脱走する分には問題ないと思いますが、外に脱走してしまった場合、猫などに襲われてしまう事もあるので、脱走には十分気をつけてください。
オスは一羽で飼育する
ウズラのオスは縄張り意識が強いのか、同じケージで飼育をすると喧嘩をしてしまうようです。
また、オスメス一羽ずつだとメスに負担がかかってしまうようなので、オスを飼う場合は、オス1羽のみで飼うか、オス1羽にメス複数匹で飼育することが望ましいようです。
防音対策をする
ウズラは意外と大きな声で鳴く鳥です。
特にオスはかなり大きな叫び声をあげることもあるようです。
また、早朝、朝5時頃から鳴くことがほとんどなようなので、防音対策をしておくようにしましょう。
ウズラがなりやすい病気
ウズラがなりやすい病気として、肝障害と寄生虫があります。
このような病気が疑われるときは、鳥を診てくれる獣医さんの所へ早めに連れて行ってあげましょう。
肝障害
肝障害は餌の栄養バランスが悪かったり、栄養が偏ることで起こることの多い病気のようです。
やせ過ぎていたり、くちばしが薄く伸びすぎている場合は、肝障害を起こしている可能性があるようです。
寄生虫
庭にいる虫などを与えてしまった場合、寄生虫が発生してしまう事があるようです。
寄生虫が体内に入ると、急激に体調を崩してしまい、体重が減り、下痢などの症状が出るようです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
ここではウズラの種類やペットとしての飼育方法についてご紹介しました。
ここでご紹介したことは、
☑ウズラは全長が20cmほど、体重は110~150gほど
☑全体的に茶色の羽に黒やクリーム色で複雑な模様が入っている
☑ウズラはとても臆病な性格をしている
☑ウズラの種類はヨーロッパウズラ、ヒメウズラ、コリンウズラ、カンムリウズラなどいろいろいる
☑ウズラの寿命は2年ほど、飼育下だと5~7年ほど
☑ウズラの鳴き声は「ゴキッチョー(御吉兆)」と聞こえる
☑ウズラのヒナはほとんど販売されていない
☑ウズラの餌はインコや文鳥用でも大丈夫
☑ウズラ飼育の注意点
です。かわいらしいウズラ、メスなら卵を産んでくれるかもしれませんね。
ですが、飼う前にはよく考えて、きちんと飼うことができる場合にだけ飼うようにしてくださいね。