「オカメインコの飼い方」種類や値段・鳴き声について
ペットとして大人気のオカメインコ!
今回は、オカメインコの種類や性格、飼育に必要なものについてまとめました。
この記事でどんなことが知りたいですか!?
オカメインコの歴史について
オカメインコが人間に飼育されるようになったのは、18世紀にイギリス人の一人が、オーストラリアでオカメインコの存在を確認し、その美しさにほれ込み、大英博物館に報告したことがきっかけと言われています。
19世紀には愛玩動物として、欧州で積極的に繁殖が行われていたようです。
オカメインコの種類別の値段と特徴
オカメインコにはどんな種類がいるのでしょうか?
種類別の値段と特徴をまとめてみました。
ノーマル
値段はショップで10,000円から15.000円程度、ブリーダーから直接買う場合は7,000円から8,000円くらいが相場です。
オカメインコの原種と言われている種類です。
「並オカメインコ」とも呼ばれています。
オスは顔が黄色く、メスはグレーなのでオスメスの判別が簡単です。
ヒナの時はオスもメスも身体が共にグレーをしており、大人へ成長する過程で、換羽の時に、オスは顔が黄色くなっていくのです。
ルチノー
値段はショップで18,000円から20,000円程度、ブリーダーから直接買う場合は10,000円から15,000円くらいが相場です。
「オカメインコ」という名前を聞いた時、こちらを思い浮かべる人もいるでしょう。それくらいポピュラーな見た目をしています。
白オカメインコと呼ばれる場合もあります。
チャームポイントは、頭の冠羽の裏にハゲがあることです。
黄色みには個体差があり、クリーム色の子や、黄色味が濃い子などがいます。
あまりに黄色が強い場合病気を疑ったほうがいいと言われていますので、気をつけましょう。
パール
値段はショップで17,000円から27.000円程度、ブリーダーから直接買う場合は15,000円から22,000円くらいが相場です。
全体的に羽が白いことが名前の由来ですが、白か黄色の細かい斑点模様が特徴的な種類です。
「パイド」と呼ばれる種類とよく似ていますが、違いは模様の大きさです。
オスは成鳥すると、だんだんパール模様が消えていきます。
これはオスのホルモンの影響であると言われています。
「シナモン」と呼ばれる種にパール模様が入った種類を「シナモンパール」と呼ぶこともあります。
また、パイドにパールが入った種類を「パールパイド」と呼びます。
こうして、オカメインコは色や模様で名前を呼び分けるのです。
パイド
羽に、白く大きな模様があるのが特徴的な種類です。
この模様には個体差があり、飼い主さんにとってはそこが魅力なのだそうです。
値段はショップで23,000円から27.000円程度、ブリーダーから直接買う場合は15,000円から20,000円くらいが相場です。
シナモン
ノーマルによく似ていて、見分けが少し難しいと言われている種類です。
ノーマルの身体にある黒色の部分が、シナモンだと茶色や薄いグレーに変化しています。どちらか気になる場合は、専門家に相談しましょう。
お迎えするときの値段は、ショップで16.000円から24.000円で、ブリーダーから買う場合は12.000円~19.000円が相場と言われています。
ファロー
シナモンをさらに淡く、その上黄色味少しある種類です。
また、目の色がヒナの時から赤いです。
このように、模様や色合いを組み合わせて呼ぶ非常に沢山の種類があります。
見分けも難しいものが多く、専門ブリーダーさんでも難しい個体もいるとか。
基本的にオカメインコは「顔の色」「模様」「体の色」で総合的に品種の判断がされていると考えて良いです。
お迎えのお値段はシナモンとほぼ同じくらいと言われています。
エメラルド
薄い色みをしていて、少し緑がかっているとも言われるのが特徴的な種類です。
こちらもお迎えのお値段はシナモンとほぼ同じくらいと言われています。
ホワイトフェイス
気品のある見た目が大人気の品種です。WFと略されることが多いです。オカメインコの特徴であるほっぺの赤丸がなく、クールな白い顔をしているのが特徴です。
お迎え価格は他の種類に比べて、高めの傾向があります。
ショップで25.000円~38.000円、ブリーダーから直接買う場合でも、17.000円~28.000円ほどです。
パステルフェイス
ほっぺの色が薄い種類をパステルフェイスと呼びます。
色みの薄いノーマルを、パステルフェイスノーマル、シナモンならパステルフェイスシナモンなどと呼び、色みを呼び分けます。
お迎え価格は19.000円~27.000円、ブリーダーから買う場合は17.000円~23.000円ほどが相場です。
オカメインコの性格について
ここでは、オカメインコの性格について調べたことをまとめました。
穏やかな性格
オカメインコは非常に穏やかな性格をしており、飼いやすいと言われています。
懐きやすい
懐きやすく、肩に乗ったり、餌をもらいに寄って来たりしてくれます。
繊細
オカメインコは愛情深い可愛らしい鳥ですが、飼い主さんからの愛情が安定してもらえないと不安になり、精神的にパニックになってしまうようです。
寂しがりな性格
先述した通り、オカメインコはとても繊細です。飼い主さんが構ってくれないと不安になってしまうので、毎日遊んであげましょう。
オスメス性別で性格が違う
オカメインコはオスのほうが懐きやすく、言葉もよく覚えると言われています。
メスは大人っぽい性格で、オスよりもメスに一線引いているように見えるそうです。
オカメインコによく懐いてほしい、言葉も覚えて欲しいという方は、オスがおすすめだそうです。
オカメインコの寿命
オカメインコの寿命は10~14年と言われています。
飼育下にあると、もっと長く生きる場合があるようです。
オカメインコの飼育に必要な物
オカメインコの飼育に必要なものは、ケージ(鳥かご)、冬場や病気のときのためのヒーター、キャリーケースです。
ケージの中には、エサ入れ、水入れ、止まり木、おもちゃなどが必要です。
ケージに付いていない場合は買っておきましょう。
オカメインコの飼い方
オカメインコを飼うときは、以下のことに気をつけましょう。
飼育する場所の環境
清潔で静かな部屋を選びましょう。
ドアの近くなどは、開閉のたびにびっくりすることになり、かわいそうです。
室内温度
オカメインコは10度~30度の間であれば平気だと言われています。
ですが、個体によっては暑さ、寒さに弱い子がいますので、様子を見て室内を管理してあげましょう。
オカメインコの餌
1日におよそ10グラムの餌を食べるとよいと言われています。
これは「体重の1割」を目安にした数値ですので、大きい子を飼っている方は少し増やしてもいいでしょう。
オカメインコの鳴き声
オカメインコの鳴き声はとても可愛らしいですよね。
こちらの動画で聴くことができます。
鳴き声の種類・意味
オカメインコは、合図等に使う地鳴き、機嫌がいい時のさえずり以外にもいろんな鳴き方をします。
オカメインコは寂しがりなので、飼い主さんを呼びたいときは「ピー!ピー!」と大きな声で鳴きますし、何か不安だったり、不満があると「ギャギャギャッ」と暴れることもあると言われています。
オカメインコを飼育する時の注意点
オカメインコを飼育する際には以下の事に注意しましょう。
オカメパニック
おっとりとした性格のオカメインコですが、光や音にびっくりすると、ケージの中で暴れて飛び回り、ぶつかったりする状態になりやすいので注意が必要です。
餌の栄養が偏らないようにする
栄養のバランスに気をつけるのは、人間と同じですね。
1日1時間遊ぶ
オカメインコは飼い主さんの愛情を安定して受けられないと不安を感じる生き物です。
毎日たっぷり遊んであげましょう。
睡眠とらせる
オカメインコは睡眠が浅い生き物なので、毎日たっぷり寝かせてあげる必要があります。
オカメインコの脂粉
オカメインコは、羽からフケのような粉を出します。
健康な証拠なので、しっかり掃除をしてあげましょう。
まとめ
今回は、オカメインコの飼育方法について調べたことをご紹介しました。
内容を簡単に振り返ってみましょう。
☑オカメインコは種類によって色や模様、値段が違う。
☑オカメインコは繊細で寂しがりなので、よく遊んであげる必要がある。
☑オカメインコを飼うときは、パニック状態に気をつけ、睡眠を十分とらせることに気をつける。
いかがでしたか?
オカメインコはとても可愛らしいですが、毎日充分に遊んであげる必要がありますので、忙しい人はよく考えて飼いましょう。