サザナミインコの性格や値段・色・寿命について
サザナミインコはインコの仲間では珍しく寒さに強い鳥ですが、原産が中南米の高地だということで、うなづけます。
また鳴き声もうるさくなく、マンションなどで動物を飼えない人などに人気があります。
どんな鳥なのでしょうか。
サザナミインコの性格や値段、寿命等についてご紹介したいと思います。
この記事でどんなことが知りたいですか!?
サザナミインコとは!?
中南米出身のサザナミインコ。
オウム目インコ科サザナミインコ属ということです。
ペットとしては、羽の色のバリエーションが豊富で、鳴き声も静かです。
人に良く慣れ、ずんぐりした体型で飛ぶよりも歩くことが得意で、ヨチヨチと歩く姿がかわいいと人気です。
歌を歌ったり、言葉を覚えたりするそうです。
サザナミインコの大きさ・重さ・特徴
体重は45g~70g体長は15㎝くらいでインコとしては小さい方ですね。
性格はおとなしく攻撃性はありません。
ペットとして改良が加えられて、きれいで鮮やかな羽色が豊富です。
オスメスの見分け方
尾羽で判断したり、大きさで見分けたりと方法はさまざまあるようです。
鳴き声が違ったり、羽の色に濃さの違いを見たりします。
しかし、複数飼いで比べてもはっきりは分かりません。
判別は専門家でも難しいのです。
どうしても雌雄を知りたければDNA鑑定で判断します。
サザナミインコの色の種類
羽色の豊富なサザナミインコですが、どんな種類があるのでしょうか。
原種の色はグリーンです。
羽に黒い模様が入ります。
その他では、コバルト(深い青色)、ブルー、モーブ(青味のある灰色)、オリーブ(暗い黄色)など。
羽色の他に赤い目をしたインコもいます。
サザナミインコの寿命
寿命は平均して10年~12年。
最高で15年生きた個体もいます。
サザナミインコの値段
12,000円~50,000円の間です。
珍しいブルーは高くなる傾向があります。
サザナミインコの性格
サザナミインコは群れで生息しています。
ですから複数飼いをしてもケンカは少なく人によく懐きます。
攻撃性もあまりありません。
鳴き声も静かです。
ただ、飼い主の姿が急に見えなくなったり、危険が迫ったりしたときには、驚くほど大きな声で鳴くときがあります。
サザナミインコの鳴き声
ブツブツとささやいていますね。
マーチを歌っています。
迷子を捜す鳴き声
鳴き声の種類・意味
ピューイ、ピューイと低い声で鳴くときはかまって欲しい時の鳴き声です。
高い声で鳴くときは飼い主が見当たらない時や、不快な時の声です。
ケケケケケケ、ケケケケケと鳴くとき。大きな声ですがテンションが上がったときや怒っている時の声。
プププププは、機嫌の良い時。
ブブブブブとなる時は、機嫌の悪い時。
静かな鳥ですが、ここぞという時は大きくてビックリするような声で鳴きます。
また、多くの飼い主さんが細々と説明していらっしゃいますが、モノマネの上手な鳥なので、自前の鳴き声がどれなのか分からなくなることもあるようです。
サザナミインコの飼い方
暑さに弱いため夏の高温には特に注意してください。
健康な鳥なら5℃~30℃くらいまで大丈夫でしょう。様子をみて口を開けて息をしているようなら、エアコンで温度管理をしてください。
餌や水浴び、放鳥など注意点はたくさんありますが、困ったことがあれば、購入したショップや獣医さんに相談しましょう。
サザナミインコの飼育に必要な物
サザナミインコを飼うと決めた時にはどんなものが必要になるでしょうか。
ケージ、40㎝×40㎝×50㎝のゆとりある大きさがいいでしょう。
おもちゃやブランコなどを設置してサザナミインコが遊んでも狭苦しくないくらいの大きさです。
キャリーはサザナミインコを迎える時や通院の時に使うものです。
中には止まり木が2本くらいあればいいでしょう。
水浴び容器を用意しましょう。
サザナミインコは水浴びが大好きです。
容器は大きめでしっかりしたものを選びましょう。
餌はシード、ペレットなどがありますが、どちらかというとペレットの方がよいようです。
サザナミインコは硬いものを胃の中ですり潰す機能が弱いため、シードのような種はお腹を壊す率が高いようです。
飼育環境や温度
サザナミインコは高地で生息している鳥です。
寒さには強いかわり、暑さには弱いので注意が必要です。
エアコンなどを使う時も風向きに注意しましょう。
サザナミインコの餌
柔らかいものを食べて生息していたようで、硬い穀物などをすり潰したりする機能が弱いです。
シード(粟などの種子系の餌)などを好む鳥は水分補給に気を付けましょう。
フルーツや野菜は大好きなのでおやつに与えるのもいいでしょう。
ただし、好き嫌いがはっきりしています。
栄養補給にはペレット(小鳥用に加工した餌)を与えます。
水浴び・日光浴をさせる
水浴びは大好きです。
霧吹きで吹いてやると喜びます。
水浴びをしている時に手ですくって水をかけてやるのも大好きです。
日光浴は大切ですが、元々が森林の生息地で日光には当たらない生活でした。
レースのカーテン越しなど、直射日光は避ける方がよいでしょう。
>>オキナインコの性格や寿命、価格、飼い方についてはこちら♪
サザナミインコの飼育の注意点
原産国が中米(メキシコ南部)~南米(コロンビア・ペルー)の高地なので寒さには強い鳥です。
寒さに強いということは暑さには弱いということなので、温度管理は暑さ調節が重要になってきます。
夏の暑さに注意
30℃くらいが最高温度で、それ以上にならないように温度管理しましょう。
暑くなるなら、ペットボトルを凍らせてケージの上に置くなどの対処が必要です。
クリッピングをする
飛べないように羽を切ります。
切るのは賛否両論ありますが、羽は生えてくるので切られたことで落ち込むようなことがあれば止めることもできます。
環境にもよるので、安全が確認できない時などはショップや獣医さんにやってもらうのもいいでしょう。
無理にヘタにやると飼い主との信頼関係が壊れる恐れがあります。
他の鳥と比べて便が柔い
柔らかい餌を好むサザナミインコは便も柔らかいです。
最初は心配になりますが、どのくらいの柔らかさか健康な時によく観察しておきましょう。
下痢をしていることが分かれば早めに診察を受けるのがベターです。
まとめ
コンパニオンバードと言う言葉を、サザナミインコを調べていて初めて知りました。
単にケージの中に入れて鑑賞するだけでなく、手に乗せたりおしゃべりしたり、羽を撫でてやったりと、スキンシップを楽しむ鳥です。
犬や猫なら当たり前のことですが、はたして鳥となるとどうなのでしょうか。
小さい頃飼っていたジュウシマツやカナリアを思い出しました。
相手が鳥でも可愛さは同じです。
飼い方をしっかりと調べたり、研究したりして責任をもって飼ってやりたいものです。