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カッコウ・ホトトギス・ツツドリの違いについてのまとめ

野鳥といってもさまざまな野鳥がいます。

今回はずる賢い鳥であるカッコウ、ホトトギス、ツツドリについてそれぞれの違いを紹介していきます。

この3種類の鳥には共通点があります。それは托卵です。

他の鳥に自分の卵を育ててもらう托卵をする鳥なのです。

このような共通点をもつ鳥たちの違いをみていきましょう。


カッコウ・ホトトギス・ツツドリの見た目の特徴の違いについて

カッコウ ツツドリ ホトトギス 特徴

カッコウ、ホトトギス、ツツドリの見た目の特徴の違いについてまずはみていきましょう。

それぞれどのような特徴を持つのでしょうか。

大きさの違い

大きさの違いについてみていきましょう。

・カッコウ  全長35

・ホトトギス 全長28

・ツツドリ  全長33

カッコウが一番大きく、ホトトギスが一番小さい鳥となっています。

色や模様の違い

見た目の特徴はどのように違うのでしょうか。

・カッコウ

全体的に灰色がかった褐色のような色。お腹と胸に横しま模様が入っている。

・ホトトギス

青みがかった頭部と背中で翼と尾羽は黒褐色、お腹に黒い横斑が入っている。

・ツツドリ

スマートな体型で目はぎょろっとしている。背中と胸は青みがかっている。お腹には横斑が入っている。

それぞれの色や模様を紹介しましたが特に似ているといったことはありません。

唯一の共通点は3種類ともお腹に横線の模様が入っているということでしょうか。

カッコウ・ホトトギス・ツツドリの渡来時期の違い

カッコウ ツツドリ ホトトギス 渡来

渡米時期はどのように違うのでしょうか?

・カッコウ

渡り鳥で日本には4月~5月に繁殖のためにやってきます。

・ホトトギス

渡り鳥で5月頃に日本にやってきます。

・ツツドリ

ツツドリも夏鳥であり渡り鳥です。

3種類の鳥とも夏鳥であることが分かりました。

繁殖のために日本にやってきます。

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カッコウ・ホトトギス・ツツドリの生息地・分布の違い

カッコウ ホトトギス ツツドリ 生息地

生息地・分布はどのように違うのでしょうか?

・カッコウ

山林、高原をはじめ住宅街などの平地に生息しています。

九州より北に主に生息しており、ユーラシア大陸にアフリカ大陸と広く分布しています。

・ホトトギス

北海道南部、本州、四国、九州、伊豆半島、沖縄で繁殖を行い、林の周辺にある藪のある場所や草原で主に生息しています。

インド、中国南部、マダガスカル、アフリカ東部と広く繁殖しています。

・ツツドリ

落葉広葉樹林に生息していることが多いです。

渡りの時期になると住宅地、公園、神社など木のある場所に生息しています。

シベリアから中国南部、ヒラヤマ地方で繁殖を行い、東南アジアからオーストラリア北部へと冬になると渡ります。

ツツドリも広く分布しています。

生息地はそれぞれ違っていますが、広範囲に分布していることが分かります。

カッコウ・ホトトギス・ツツドリの托卵相手の違い

カッコウ ツツドリ ホトトギス 托卵

3種類の鳥の共通点である托卵。

托卵の相手は違うのでしょうか?それぞれの托卵相手をみていきましょう。

・カッコウ

モズ、ホオジロ、オオヨシキリ、ノビタキ、アオジ、ウグイス

・ホトトギス

ウグイス、ミソサザイ

・ツツドリ

センダイムシクイ

これらの鳥の巣に忍び込んで卵を産んでいきます。

托卵される鳥を見ていきますと、ウグイスはカッコウとホトトギスから狙われていることが分かります。

托卵は卵が似ている鳥そしてヒナが似ている鳥を狙って行われるそうです。

托卵をされた鳥は自分が生んだ卵でないことに気が付かないのでしょうか?

似ているのであれば気が付かない可能性もあります。

しかし中には明らかに違う卵が托卵されているといったケースがあります。

托卵された鳥はなんとなく気付いていると言われています。

しかし鳥の本能として卵を温めヒナに餌をあげているのであると言われています。

実際に気付いているのかいないのかは私たちには分かりません。

もしかすると気が付いていないというケースも考えられます。

鳥頭という言葉があるくらいですもんね

>>カッコウが托卵する「モズ」の生態についてはこちら♪

モズの生態や特徴、はやにえの理由について

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カッコウ・ホトトギス・ツツドリの鳴き声の違い

それぞれの泣き声はどのように違っているのでしょうか。

・カッコウ

カッコーカッコー」とくぐもった声で鳴きます。

かなり特徴的な鳴き声のため、この鳴き声が聞こえてくる場合すぐにカッコウだと気が付きます。

・ホトトギス

キョキョキョキョキョ」となかなか独特な鳴き声で鳴きます。

ウグイスの鳴き声もかなり独特ですよね。

ちなみにこの鳴き方は求愛を行うオスの鳴き声です。

メスは「ピピピピ」と鳴きます。

・ツツドリ

途中でウグイスの鳴き声「ホーホケキョ」が入っていますが、ツツドリの鳴き声はメスは「ピピピ」とか細い感じの鳴き声です。

一方オスは「ポポ ポポ」と鳴きます。

ツツドリは他の鳥と比べると鳴き声が小さいです。

鳴き声はそれぞれ違います。

カッコウ、ホトトギスは鳴き声を聞いただけですぐに「あっ〇〇がいる」と分かりますね。

まとめ

カッコウ ツツドリ ホトトギス まとめ

カッコウ、ホトトギス、ツツドリそれぞれの違いをみていきました。

☑大きさはカッコウが一番大きい

☑色は全体的に違う

☑渡米時期は同じくらいどの鳥も夏鳥である

☑広く分布しているのは一緒だが分布も生息地も異なる

☑托卵相手もそれぞれ違う

☑鳴き声はカッコウとホトトギスが特徴的である

これらのことが分かりました。

どの鳥も托卵を行いますがそこまで共通点はありませんでしたね。

>>カッコウの托卵対象の鳥「オオヨシキリ」の生態についてはこちら♪

オオヨシキリの生態や生息地・鳴き声について

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