コノハズクの鳴き声や種類、寿命について
コノハズクはどんな鳥なのか気になりますよね?!
鳥綱フクロウ目フクロウ科に分類され、日本でも生息しているというのですから、見たことある人も居るのはないでしょうか?
コノハズクは、体が小さいペットとして飼う人も居ると言われているので、そこまで珍しいフクロウではないのかもしれませんね。
でも、初めて聞いたという人からするとどんなフクロウなの?!と気になる人も居るかもしれません。
そんな方のために、コノハズクはどんな特徴のフクロウなのか、鳴き声や種類、寿命などについてもご紹介します!
この記事でどんなことが知りたいですか!?
コノハズクの名前の由来
「木の葉」のように小さいミミ「ズク」からコノハズクと付けられたそうです。
枯れた木の葉に似ているからという話もあるようですが、どちらにしても葉っぱからきているようです。
漢字表記・英語名・学名
・漢字表記:木葉木菟、木葉梟
・英名:Eurasian Scops-owl
・学名:Otus scops
コノハズクの特徴
コノハズクは、フクロウの一種で熱帯から温帯の幅広い地域に住んでおり、季節になると日本にも渡来する渡り鳥で愛知県では、県鳥にも指定されているそうです。
日本では季節を知らせる鳥とし、フクロウの中でも有名な鳥です。
今までは、しっかりとした調査が行われていなかったので生態や分布が分からなかったミステリアスな渡り鳥だったそうです。
コノハズクの大きさ
全長約20cmほどしかなく、日本に渡来するフクロウの中では最小と言われています。
判断が難しい!?コノハズクのオスメスの違い
オスメスともに全身が茶色がかった灰褐色の羽をしているので、見ただけでは区別がつきません。
瞳を濃い黄色で大きく、頭には耳状の羽毛、大きく鋭い鈎爪をしています。
コノハズクは、森で暮らすため木の枝を掴むために発達したと言われています。
コノハズクの寿命
大型のフクロウは、20年以上生きるものも居ますが、コノハズクは体が小さく平均的な寿命は8年~12年と言われています。
大型のフクロウの半分しかいきることができません。
飼育する際は、10年は一緒にいなくてはならないことを考えて飼うようにしましょう!
コノハズクは、珍しいペットということもあり、ペットショップなどでは20万~30万で販売されているそうです。
フクロウの中でも飼いやすく人気がありますが、1か月のエサ代は5,000円~1万円はかかってしまうので余裕がないと厳しいかもしれませんね!
コノハズクの生態
コノハズクは、どんなフクロウなのでしょうか?
食べ物やどんな行動をするのかも気になりますよね?!
それでは、コノハズクの生態についてご紹介します!
食性は動物食
コノハズクは、昆虫類や節足動物などを食べて生活しています。
夜に活動する
コノハズクだけでなくほとんどのフクロウは夜行性と言われています。
コノハズクの羽色は、木などの色と似ているため日中はそれを活かして敵に襲われないよう木陰などに隠れてほとんど動きません。
夜になると餌を探しに行動を始めます。
>>夜行性の鳥「タチヨタカ」の生態や鳴き声についてはこちら♪
単独行動をする
性別に限らず基本的には単独で行動しますが、繁殖期にパートナーを作ると2羽で行動するそうです。
コノハズクの生息地・分布
コノハズクは季節によって場所を変える渡り鳥のため、日本では北海道や本州北部で「夏鳥」、本州南部では「留鳥」と言われているそうです。
アフリカやユーラシア、インドネシアと温帯、熱帯域など広くに分布しています。
北海道などの経度の高い場所では平地の森、本州南部地域では深い山でしか見れないなど、めったに観察できないそうです。
コノハズクは、秋から来る前に暖かい場所へと飛んでいってしまいます。
日本にいるコノハズクの種類
最近ではフクロウの飼育が盛んになりフクロウカフェも有名になりました。
フクロウは猛禽類なのに丸い顔と瞳が可愛いと人気を集めています。
地球上には現在218種類ものフクロウが居るようですが、日本には10種類ほどのフクロウがいるようです。
その中でも今回は日本にいるコノハズクの種類や特徴についてご紹介します!
・リュウキュウコノハズク
日本では沖縄、その他には台湾やフィリピンでしか見ることのできない珍しいコノハズクの一種です。
全長約22cmでお腹の方は虫が食ったような褐色模様が特徴です。
森林や山地に住んでおり、リュウキュウコノハズクは夜行性のため日中は樹木でゆっくりとしています。
・オオコノハズク
体長約25cmとコノハズクよりもやや大きく翼を広げると約57cmになります。
体全体の色は茶色で、目はだいだい色、後ろにはグレーのまだら模様があるのが特徴です。
全地域に生息していますが、夏になると北海道へ渡来します。
主に昆虫を食べていますが、ネズミ、小鳥、トカゲを食べる事もあるようです。
>>同じフクロウの仲間の「アオハズク」の生息地や鳴き声、巣立ちについてはこちら♪
コノハズクの鳴き声
鳴き声の種類と意味
コノハズクは、「ブッ・ポゥ・ソー」「ブッ・カッ・コー」と変わった鳴き声で鳴くことから「ブッポウソウ」という鳥と間違われたこともあるようです。
コノハズクは、鳴きながら渡来するそうです。
オスが求愛する際や縄張りを守る為に鳴くそうです。
まとめ
今回は、コノハズクについてご紹介しました!
珍しいですが、日本にもコノハズクは生息しているということが分かりました。
最近では、フクロウカフェや飼育している人も居るほど人気の動物です。
それでは、もう一度今回の記事についてまとめてみます。
☑木の葉のように小さいためコノハズクと呼ばれている
☑全長約20cmと小さいためペットとして飼っている人もいる
☑オスとメス両方、全身が茶色がかった灰褐色をしているため区別がつきにくい
☑コノハズクは体が小さいため寿命が8年~12年と短い
☑昆虫類や節足動物を食べる
☑ほとんどのフクロウは夜活動するため日中は木陰などに隠れて休憩している
☑パートナーを見つける以外は基本単独で行動する
☑コノハズクは季節によって生息地を変える渡り鳥
☑平地の森や深い山などに住んでいる
☑日本にはリュウキュウコノハズクとオオコノハズクがいる
☑「ブッ・ポウ・ソー」と変わった鳴き声で鳴くため「ブッポウソウ」という違う鳥に間違われることがある
日本では、観察できる場所が限られている変わったフクロウということがわかりました。
日本には、2種類のコノハズクが生息しており、リュウキュウコノハズクは、名前の通り沖縄の琉球に生息しているコノハズクで、オオコノハズクは全地域に住んでいるそうです。
リュウキュウコノハズクは、沖縄に行かないと見れないかもしれませんが、オオコノハズクは観察できるかもしれませんね!
最近ではフクロウカフェも人気のようなのでどんな種類のフクロウが居るのかも見てみたいですね。