カナリアの種類や値段・飼育方法について
カナリアといえば、初心者にもおすすめなペットとしての定番ですよね!
とても鳴き声や色が美しい種類の鳥として人気も高いですよ。
しかし、以前インコを飼っていた人が同じようにカナリアを飼うとびっくりしてしまうこともあるかもしれません。
今回はカナリアの種類や値段・飼育方法についてご紹介します。
この記事でどんなことが知りたいですか!?
カナリアの種類
カナリアの飼育種には、様々な種類があります。
最も有名なものはカナリアイエローとして有名な「レモンカナリア」ですね。
他に体色が美しい種類のカナリアは「赤カナリア」や「白カナリア」がありますよ。
鳴き声の美しさに特化した「ローラーカナリア」は、見た目の地味な個体が多かったのですが、体色も美しいローラーカナリアも増えきているようです。
原種である野生種に見た目が一番近いものは「リザード」と呼ばれるカナリアです。
姿は派手ではありませんが、毛艶がよい縞模様の羽はとても趣深く、根強い人気がある品種です。
カナリアの性格
カナリアは懐きますが、警戒心が強いためインコのようにカキカキなどのスキンシップはさせてくれないことが多いのだそうです。
嫌がるからといって嫌われているわけではありませんので、安心してくださいね。
また、メンタル面が強いため毎日のように構わなくともストレスが溜まりにくいクールな性格をしている個体が多いのだそうですよ。
自立している
カナリアはメンタルが強く自立しているため、飼い主が毎日のように構ってあげなくても平気だそうです。
個体差にもよりますが時間のあるときに遊んであげれば、さほどストレスも溜まらないでしょう。
警戒心が強く臆病
カナリアは身体が小さめであるため、臆病な傾向にあるそうです。
警戒心が強いため、あまり手でベタベタと触られることが好きではないそうですよ。
ヒナから育てたような個体でないと、手に乗ることも躊躇してしまうそうなのです。
愛情を持って接してあげることで、警戒心をゆっくりと解いてあげましょう。
おとなしい性格
個体差もありますが、カナリアは鳥類の中ではおとなしい性格をしているため、無駄に鳴くこともあまり心配しなくてよさそうです。
ただ、発情期だけは大声で鳴くことがあるため、対策も必要ということを覚えておいてくださいね。
カナリアの値段
カナリアの値段は品種などにより様々ですので、一概にこの値段!というものはないようですが、4,000~30,000円の間で販売されていることが多いそうです。
飼いやすいカナリアほど値段が安い傾向にあるため、最初から30,000円のカナリアを飼ってしまうと難易度が高すぎるかもしれません。
>>「サザナミインコ」の性格や値段、飼い方についてはこちら♪
カナリアって飼いやすいの!?飼育方法について
カナリアは、基本的には初心者向けであるとされています。
あまり騒がないため、発情期を除き騒音問題もほとんど気にせず飼うことが可能ですよ。
ここでは飼育方法について、項目別にまとめてみます。
カナリアの飼育に必要な物
大きめのケージの中に餌入れや巣箱、止まり木、水入れ、鳥用ヒーターなどを用意します。
水浴び場所はケージ内でも外でもいいですが、ケージ内の場合水が飛び散り生活環境が悪化する可能性もありますので注意が必要です。
カナリアの飼育環境や温度
カナリアは適応能力が高いため、日本の四季のうちほとんどに対応してくれます。
しかし、カナリアの原産地の気候は一年を通して20度前後であるため、日本の冬の場合はヒーターや暖房を用いて温度を20度ほどに整える必要がありますよ。
寒さには弱いということを忘れないであげてくださいね。
飼育環境は綺麗に保ちましょう。
カナリアの餌
餌はシードタイプとペレットの2種類があります。
元々穀食性であるカナリアはシードを好みますが、シードのみでは栄養が偏るという欠点があります。
ペレットは完全栄養食ですので、主食はペレット、おやつにシードという形がおすすめです。
個体差にもよりますが、体重コントロールという意味では、カナリアは食べる量を自分でコントロールしてくれるため、特に気にする必要はないそうです。
また、余っていても古いものは処分し、新鮮な餌を与えるようにしてください。
日光浴と水遊びをさせる
カナリアは、体内でビタミンDを作るために日光浴をさせることが大切です。
直射日光は避け、一日1~2時間は日に当ててあげましょう。
また、カナリアは身体についた汚れを落としたり温度調節をするために水浴びをする習性があるため、水遊び場の確保もしておいてあげましょう。
カナリアの飼育で気をつける事
カナリアは生命力こそ強いものの、小さいため身体自体は弱いことが特徴です。
「これぐらい大丈夫」という油断がカナリアを傷つけることに繋がりますので、気をつけて頂きたいことを項目別にまとめてみます。
単独で飼う
カナリアは複数飼いには向きません。同じケージに2羽入れてしまうと、テリトリーを巡って大喧嘩する原因を招くことがあります。
カナリアを複数匹飼いたい場合は、少なくともケージはわけてあげましょう
羽ダニに注意する
カナリアには「ワクモ」という吸血性を持つ羽ダニがつく可能性が高く、一度発生してしまうと数が爆発的に増えることに加え生命力が強いため、駆除が大変です・・!
ワクモに寄生されると貧血や体力の低下を引き起こし、重症化するおそれもあります。
目視で確認できるため、小さくて赤いダニが発生していないか隅々まで掃除しつつ確認しましょう。
周りに物を置かない
周りにものを置いておくと、小さいものの場合誤飲してしまうおそれがあります。
金属を飲み込んでしまうと、最悪中毒症状を引き起こすこともありますので、無駄なものは置かないようにしましょう。
おもちゃ類も飲み込んでも安心なものを選ぶ必要があります。
止まり木の掃除をこまめにする
基本的にカナリアは、直立したままの姿勢でいるために止まり木が糞で汚れやすいです。
糞で汚れたままですと、糞をカナリアが踏み、そのまま固まってしまうおそれがあります。
固まると止まり木に足が固定されてしまい、足の指を傷つける可能性がありますので、こまめに掃除をしてあげましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はカナリアの種類や値段・飼育方法についてご紹介しました。
今回ご紹介したことは
☑他に体色が美しい種類のカナリアは「レモンカナリア」「赤カナリア」「白カナリア」などがある
☑鳴き声の美しさに特化した「ローラーカナリア」や見た目が派手さはない「リザード」も人気がある
☑カナリアはメンタルが強く自立しているため、飼い主が毎日のように構ってあげなくても平気である
☑カナリアは身体が小さめであるため、警戒心が強く臆病な傾向、また、生命力は強いが身体自体は弱い
☑カナリアは鳥類の中ではおとなしい性格をしているため、無駄に鳴くこともあまり心配しなくてよさそう(個体差あり)
☑カナリアの値段は品種などにより様々だが、4,000~30,000円の間で販売されていることが多い
☑大きめのケージの中に餌入れや巣箱、止まり木、水入れ、鳥用ヒーター、水浴び場などを用意する
☑日本の冬は苦手なためヒーターや暖房を用いて温度を20度ほどに整える
☑体内でビタミンDを作るために日光浴を、身体についた汚れを落としたり温度調節をするために水浴びをさせること
☑単独行動を好むため、単独飼いをするほうがいい
☑「ワクモ」という吸血性を持つ羽ダニに寄生される可能性が高く、糞をそのままにしておくことで足を痛める可能性も。掃除はこまめに行うこと
☑周りにものを置いておくと、誤飲の恐れがあるので注意する
以上のことがわかりました。
カナリアは基本的に初心者向けの鳥ですが、ヒナから飼う場合や種類にはよってはおすすめできない場合もあります。
カナリアを飼う場合、飼育スペースはこまめに掃除し綺麗に保つことが必要です。