タイハクオウムの飼い方・値段や寿命・性格について
人が大好きで犬の様なオウムと呼ばれる真っ白な体のタイハクオウム。
体は少し大きめですが白いオウムはコンパニオンバードとして人気がとても高いですよね。
慣れてくると犬の様に飼い主さんへ甘えてくる姿はとても可愛いものです。
そんなタイハクオウムを飼育する時の飼い方や寿命、性格などについて紹介したいと思います。
この記事でどんなことが知りたいですか!?
タイハクオウムってどんな鳥!?
広げると大きな王冠を思わせる様な冠羽と全身が真っ白の美しい羽毛に覆われているのが特徴のタイハクオウム。
成体で飼育しても人に懐きますが雛から育てると犬の様にベタベタとしてくるほど人が大好きな鳥で人気がとても高いですよね。
抱いたり撫でたりされる事が大好きで構ってあげないと毛引きなどをしてしまいます。
そんなタイハクオウムについて探ってみましょう。
タイハクオウムの原産国
真っ白で可愛いタイハクオウムはインドネシアが原産国です。
モルッカ諸島北部の固有種でワシントン条約附属書2類に指定されている鳥です。
モルッカ諸島はインドネシア共和国のセラム海とバンダ海に分布する群島で香辛料などの貿易が盛んな国で香料諸島とも呼ばれている国です。
タイハクオウムの大きさ・体重
タイハクオウムの体の大きさや体重などの重さはオスもメスも同じくらいで体長が約45cm前後で重さは約450gくらいとなっています。
同じコンパニオンバードのキバタンより少し小さくコバタンより少し大きめな中間のサイズになります。
おおよその目安としては体重の軽いアメリカンショートヘアくらいで腕を90度に曲げて手乗りさせると顎の下や肩くらいまでの大きさです。
あまり大き過ぎず重くも無いので遊んでも疲れる事はありません。
タイハクオウムの見た目の特徴や色・模様
タイハクオウムは漢字で書くと『太白鸚鵡』と書きますが名前に太白がつく様に、ずんぐりとした体型に純白の羽毛で覆われたオウムです。
風切羽と尾羽の裏側が少し黄色味がかっています。
そして何よりも特徴的なのが冠羽。
幅広な冠羽が王冠や傘の様に見えてきます。
タイハクオウムのオスメスの違い
どんな鳥でも気になるのがオスとメスの性別の判断ですよね?
タイハクオウムはオスとメスの判断をする時、大きさと目の色で判断する事が出来ます。
大きさや重さはオスのタイハクオウムより少し小さくなりますが完全に成体になっていないと大きさなどでの判断は難しいと思います。
一番、分かりやすい判断は目の色で見分ける事でメスの虹彩は赤褐色でオスの虹彩は黒くなります。
タイハクオウムの価格
タイハクオウムはインドネシアのモルッカ諸島に生息しているオウムです。
大型のペットショップやオウムやインコなどの専門店、ネット販売、ブリーダーさんからと入手する事が可能ですが肝心の値段はいくらなのか?
タイハクオウムの価格帯は30~50万くらいが相場と言われています。
決して安い訳ではなく高額ですが近年は生息数の減少などから希少価値が高く輸入される数も減っているので今後はもっと上がってしまうかも知れません。
タイハクオウムの性格
一般的にタイハクオウムは人懐っこい性格と言われています。
撫でてもらう事や抱いてもらう事などが大好きですので犬の様な感じがあります。
雛から育てるともっと人に懐き関係が良好なら沢山の言葉を覚えて話しかけてくるほど人が大好きな鳥です。
タイハクオウムの寿命
ペットとして鳥類は良く飼われるほど定番なペットですが、人に懐きたくさん喋る事が出来る白いオウムは人気も高いですよね?
そんなタイハクオウムの寿命は何年くらいか?
タイハクオウムの寿命は40~60年と言われております。
なので一度、飼育をすると長くタイハクオウムとの生活が出来るでしょう。
タイハクオウムの鳴き声
基本的にタイハクオウムは頭も良く飼い主とのスキンシップが大好きで甘える事が多く犬の様なオウムとして知られているのですが鳴き声について知らない人が多く居ます。
鳴き声を聞いて手放してしまうと言った人もいると言われるほどタイハクオウムの雄叫びは凄いとされています。
そんなタイハクオウムの鳴き声はこちら
朝と夕方に決まって雄叫びをするのですが集合住宅などでは少し厳しい音量かも知れませんね。
鳴き声の種類や意味
タイハクオウムは賢いので人を覚えています。
朝夕と鳴いたりするのは習性ですが、特定の人が通ったりすると鳴いたりする事が稀にあります。
それはオウムが嫌な事をされたりして、その人を覚えて威嚇していたりする場合があります。
また愛情不足などが原因で鳴く場合もあると言われています。
雄叫びは金属音の様な甲高い声で鳴き、それ以外の威嚇や構って欲しい時などはギャーギャーと鳴きます。
タイハクオウムの飼い方
実際に飼育する事になった場合、色々と準備や知っておかなければならない事があると思います。
どんな環境で飼えるのか?
どんな物がタイハクオウムには必要なのか?
考え出したらキリがありませんが最低限の準備は必ず必要になります。
そこでタイハクオウムを飼う事について知っておきましょう。
何処でタイハクオウムは飼える!?
まずはタイハクオウムをどこで育てるのか考える必要があります。
田舎の周りに家が無い様な場所なら気にする必要は無いかと思いますが都会の集合住宅などではご近所トラブルの元になってしまう可能性も少なからず出てきます。
朝夕と決まって雄叫びをする習性を持っているので防音対策などに注意しなければならない事もあります。
>>「サザナミインコ」の性格や値段、色、寿命についてはこちら♪
タイハクオウムの飼育に必要なもの
次はタイハクオウムを育てる為に必要な物を考えましょう!
ケージ・水入れ・止まり木など鳥の飼育に必要な物は必須条件ですが他には何が必要なのか?
それは鳴き声の対策として防音対策をしておかなければ近所迷惑になってしまう事があります。
ケージや室内にしっかりと防音対策を準備しておきましょう。
飼育環境や温度
飼育するには出来るだけ環境を整えておかなければ怪我をしたり病気になったりする事があります。
基本的にオウムは室温が21度を下回らない温度にしておく事が重要ですので21~23度くらいの室温を保つ対策はしっかりしておきましょう。
また部屋の中で育てる場合は放鳥した時にぶつかり怪我をしないような配慮が必要です。
タンスやテーブルなど角張った物には注意しなければなりません。
タイハクオウムの餌
タイハクオウムは植物食傾向の強い雑食と言われています。
主に果実や種子などをメインに食べますが昆虫類も食べる可能性があるとされています。
実際に自然界では果実や種子が少ない場合は昆虫などを食べていてもおかしい事ではありません。
多くの場合は、果実のなる木に良く集まるとも言われています。
飼育環境ならペレットやミックスシードなど与えると良いでしょう。
タイハクオウムの飼育の注意点
飼育に関して注意しておかなけれはならない事がいくつかあります。
大丈夫だろうと手を抜くと後で駆除が入ったり純白な羽毛が売りのタイハクオウムが汚れたりと問題も出てきます。
飼育で特に注意が必要な事は大きく分けて3つほどあり1つ目は『防音対策』、2つ目は『日光浴』、3つ目は『掃除』です。
この3つは特に注意しておきましょう。
防音対策をする
集合住宅の中には既に防音対策をしてある建物もありますが多くは防音対策のされていない物が多いので飼育する場合は必要になります。
代表的な物としては『アクリル』を使う方法ですがタイハクオウムは実際に雄叫びを聞くと分かりますが雄叫びをした瞬間は反射的に耳を塞いでしまうほど大きな声です。
アクリルで防音ケースを作る場合は少なくても10mm以上の暑さのもので作らないと効果が見られない事が多くなります。
日光浴をさせる
タイハクオウムは日光浴が必要です。
ビタミンの生成や健康維持の為に毎日、1~2時間の日光浴をしますが室内でのガラス越しの日光浴ではビタミンの生成が弱いと言われており直射日光が当たらない様な外の環境も必要になります。
ベランダなどに屋根を作った場所を作ると良いかも知れません。
掃除をまめにする
タイハクオウムは脂粉と言う分かりやすく言うと『白粉(おしろい)』を良く出します。
日頃からの掃除が行き届いていない場合、ケージの中など真っ白になってしまう事があります。
また、鳥はトイレを覚える事が出来ませんので排泄物なども多くなりますので綺麗にしておきましょう。
まとめ
タイハクオウムについて紹介しましたがどうでしたか?
思っていた物と違い飼育を諦めようか考えたりする人も居るかと思います。
こんかいのタイハクオウムについてのまとめは
☑寿命は40~60年程度
☑人に懐く
☑撫でられたり抱かれたりが好き
☑物凄い音量の雄叫びをする
☑餌は植物食の強い雑食
☑防音対策が必要
☑日光浴や掃除も必要
などがあげられます。
長生きする鳥ですので日頃の育て方などは特に大事ですので注意して育てましょう。