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ノゴマってどんな鳥!?鳴き声や特徴、生態について

ノゴマ?あまり聞いたことのないような鳥ですよね。

ノゴマは、スズメ目ツグミ科の鳥類で見た目はコマドリやツグミ、スズメと似たような鳥のようですね。

そんな、ノゴマの名前の由来や生態、鳴き声についてご紹介したいと思います。

それでは、ノゴマについてみていきましょう。


ノゴマの名前の由来

ノゴマ 名前 由来

コマドリの仲間だといわれているノゴマ。ノゴマの名前にはどのような意味があるのでしょう。

ノゴマは珍しい野鳥で、北海道の原野で繁殖することが観測されており、本州ではあまりみかけることが少ないといわれているんです。

野原に生息するコマドリという意味からノゴマという名前がつけられたといわれているのです。

野原の「ノ」とコマドリの「コマ」をとってノゴマとつけられたのですね。

なかなかシンプルな理由なんですね。

また、オスののどの赤い色が日の丸のようだともいわれているようです。

さらに、ノゴマの英語名の rubythroatは、ルビーのどとも呼ばれておりノゴマののどの赤い斑紋がノゴマの象徴であることがわかりますよね。

ノゴマの漢字表記・英語名・学名

漢字表記は野駒です。

英語名 Siberian rubythroat       

学名 Luscinia calliope

漢字での表記を見てもノゴマが野原に生息している駒鳥だということがわかりますよね。

また、ノゴマの学名のcalliopeとはギリシャ神話に登場する女神のことをいい、こちらはノゴマの囀る鳴き声から名付けられたといわれているようです。

こちらは、なかなか神秘的ですよね。

>>ノゴマの仲間「コマドリ」の鳴き声や特徴についてはこちら♪

日本三鳴鳥の1つ!コマドリの鳴き声や特徴、卵などのまとめ。

ノゴマの特徴

ノゴマ 特徴

コマドリとよく似ているといわれるノゴマですがとにかく、警戒心が強くあまり姿を見かけるのは難しいようです。

見た目の特徴や、オスとメスの大きさや色の違いなどについてみてみましょう。

ノゴマの大きさと体重

ノゴマの大きさは体長がおよそ、15cmから16cm位、そして体重は16gから30g近くあるといわれています。体長に比べる体重は幅があって、小さいわりにはずっしりと重い交代もいるわけですね。

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ノゴマの見た目の特徴や色・模様

ノゴマは、草原などに生息する鳥で、草原が減っているため簡単には姿を表さないようですが、ノゴマの見た目は、背中の辺りは緑身を帯びた茶色、お腹の辺りは白っぽい羽毛で覆われています

顔は目元に白い眉斑と呼ばれるものがくっきりとあり、ノゴマの可愛い顔が強調されているようなんです。

そして、喉からお腹は真っ白でオスは赤い斑紋をもっているといわれています。

ノゴマのオスメスの違い

ノゴマのオスとメスの見た目の体の大きさなどは、そんなには違わないようですが、明らかに違う点はやはりオスの喉元にある鮮やかな赤い斑紋でしょう。

赤い斑紋は、メスの中にもある個体もいるようですが、小さく不明瞭であるため、オスのように目立たないようですね。

ノゴマの寿命

ノゴマは、野鳥であり渡り鳥であることから寿命などははっきりとはわかっていないようです。

また、小さな鳥のため天敵などにも狙われやすいことから、寿命はそんなにも長くはないといわれています。

コマドリやスズメなどと同じく、1年半から2年くらいで、長いもので5年くらいの寿命だといわれています。

ノゴマの生態

ノゴマ 生態

ノゴマは、名前の由来でもあるように、野原や草原、木々があるところに生息しており、越冬地では森などの森林で生息するといわれています。

渡りを行う

ノゴマは夏場は北部の地方に飛来する夏鳥と呼ばれており、冬場になると温かい地方へ移動する渡りをする鳥なんです。

そして、秋口その渡りの途中の中間地点の地域で過ごすこともあるため旅鳥ともいわれているんです。

秋口途中で立ち寄るときには森林などで過ごし、越冬しいく体を休めるのかもしれませんね。

>>渡り鳥「ジョウビタキ」の生態や鳴き声、特徴についてはこちら♪

「渡り鳥」ジョウビタキの生態や鳴き声、特徴ってどんなの!?

食性は雑食

ノゴマは、何でも食べる雑食の鳥類だといわれています。

どちらかというと、動物種の食性が強く、ミミズや昆虫類などを好んで食べるといわれていますが、果物や植物の種子なども食べたりすることも多いようです。

繁殖期

ノゴマの繁殖期は、6月から8ごろといわれその頃になると縄張り意識がとても強くなり、オスはアピールをするために背の高い木のてっぺんに留まり大きな声で鳴くようになるといわれています。

巣は倒れた木の影や、幹などに枯葉や枝などを集めて平べったいお皿のような巣を作るといわれています。

メスが一回の産卵で産む卵は3個から5個くらいだといわれ、メスが2週間あまり抱卵し孵化させるようです。

ヒナが生まれると、オスとメスが両方で子育てを行うようです。

小さなヒナが天敵に襲われないように見守りながら餌を運んだりして子育てに参加しているといわれています。

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ノゴマの生息地・分布

ノゴマ 生息地

ノゴマの生息地は、シベリアや、中国、朝鮮半島、台湾、東南アジア諸国、インドなどに分布しているといわれています。

夏場は中国やシベリアに生息しますが、冬場になると中国の南方の地域や、南の地方へ越冬していくといわれています。

日本では、夏場は北海道で繁殖をし、途中で本州に立ち寄り南西部に越冬するといわれています。

ノゴマの鳴き声

ノゴマの繁殖時期なのでしょうか。

長く高い声で鳴いているようでしょうか。

ノゴマのさえずり

ノゴマのオスは繁殖期になると背の高い木の上に止まって大きな声で自分をアピールするためにさえずりをおこなうといわれています。

いつもよりも大きく声を張り上げて皆にここが自分の縄張りだ!誰も来るな!と言わんばかりに大きく良く通る声で鳴くのだといわれているんです。

このノゴマが縄張りを強調するために鳴く場所のことをソングポストと呼ばれておりノゴマの特徴のひとつともいわれています。

そんなときの囀りは、高く、大きく伸びやかに歌うような鳴き方をするようですね。

「キョロキョロー」「ピーキョロキョロキョロキョロー」などとよくとおる声で鳴くといわ

ノゴマの地鳴き

繁殖期ではないノゴマの鳴き声は、地鳴きだといわれています。

地鳴は、天敵を知らせたりおしゃべりしたり普段のコミュニケーションの時に鳴く鳴き方ともいわれています。

さえずりに比べると、小さ目の鳴き声で短く、「チェンチェン」「チュッチュチュッチュ」などと鳴くのが禿頭だといわれています。

ノゴマの天敵

ノゴマ 天敵

ノゴマは草原や野原に生息しているため天敵は意外に多いようです。

大きい鳥や、いたちや猫、野犬、猛禽類などもノゴマにとっては天敵になるようですね。

野原や草原などの比較的低い木や、草むら、枯れ木の倒木などで過ごすことが多いため、猛禽類などに狙われるのでしょう。

特に、ノゴマの卵やヒナなどは狙われやすいようです。

まとめ

ノゴマ まとめ

ノゴマってどんな鳥!?鳴き声や特徴、生態についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

オスの、のどに真っ赤な斑紋が印象的なノゴマ。

愛くるしい顔と繁殖期のオスの鳴き声が大きく響くのも見応えあるといわれていますが、警戒心も強くあまり見かけることができないようですね。

それでは、今回の記事のおさらいはこちらです。

☑ノゴマは野原に生息するコマドリから名つけられた

☑ノゴマはルビーののどという学名がついている

☑ノゴマはのどに赤い斑紋があるのが特徴

☑ノゴマは渡りをする

☑ノゴマは繁殖期は高い木の上からさえずりをする

☑ノゴマは渡りの途中で立ち寄る旅鳥

☑ノゴマ天敵は多い

などでお届けしました。

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