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コゲラの生態や特徴について!鳴き声はどんなの!?

コゲラという鳥を知っていますか?

日本で一番小さいキツツキといわれるコゲラ。

名前に似合わず可愛らしい見た目の鳥です。

今回はそんなコゲラの特徴や生態など気になることをまとめていきます


コゲラの名前の由来

コゲラ2

コゲラはキツツキの仲間です。

日本に住んでいるキツツキの中で、コゲラが一番小さいのだそうです。

キツツキは、今でこそキツツキと呼ばれていますが古来はけらつつきと呼ばれていたのだそうです。

このけらつつきからキツツキに名前が変化したといわれています。

このけらつつきに濁音が入ったことにより、コゲラと呼ばれるなったのではないかそういわれています。

昔のキツツキの呼び名から名前が付いたということになるようです。

コゲラの特徴

コゲラ3

コゲラという名前だけ聞くと「なんだかあんまりかわいくなさそう…」そんなことを思ってしまいます。

しかし実はコゲラは名前に似合わず!?とてもかわいらしい見た目をしているのです。

そこでまずはコゲラの特徴について詳しく見ていきます。

コゲラの大きさ

コゲラの大きさですが、だいたい13cm程度となっています。

スズメと同じくらいの大きさなのだそうです。

小さい体の体重は約20gとなっています。

コゲラの見た目の特徴や模様

コゲラはつぶらな瞳がかわいい鳥です。

キツツキの仲間だということでくちばしはとんがっています。

しかし日本で一番小さいキツツキといわれるコゲラ。くちばしもとても小さいです。

背中と羽は横向きの模様になっており、胸や脇は縦向きの模様となっています。

額から体上面は茶褐色で体下面は白色です。

足には前指2本、後ろ指2本です。

足は圧力がとても強いのだそう。

圧力の強い両脚と長い尻尾を使って三点を確保し垂直な木の幹を上手に登ったり下りたりします。

キツツキの仲間は下に降りる時には頭を上にしたまま器用に足を使って下りていきます。

コゲラのオスメスの見分け方

コゲラはオスよりもメスの方がやや大きいそうです。

大きさは少し違うコゲラですが、色はオスもメスも同じなので遠目でオスメスを区別することはとても難しいです。

しかし実はオスだけに見られる特徴があります。

後頭部の両脇に、ちょうど耳羽のあたりに小さな朱色の班があるのですが、あまりに小さいので分かりません。

この小さな朱色の班は興奮した時に頭の羽が逆立った時に見られることがあるようです。

コゲラの生態

コゲラ4

コゲラの特徴が分かったところで次はコゲラの生態をみていきましょう。

日本で一番小さいキツツキであるコゲラ。小さいコゲラの生態をまとめていきます。

 餌は雑食

コゲラはキツツキの仲間なので、木の幹の中に潜む昆虫などを食べています

木に耳を押し付けて幹の中に昆虫がいないかどうか探すのだそうです。

雑食であるコブラは昆虫の他に蜘蛛や果実、種子なども食べるのだそうです。

堅い木の実も上手に食べるのだそうですよ。

首振りディスプレイを行う

キツツキが行う首振りディスプレイ。もちろんキツツキの仲間であるコゲラも行います。

首振りディスプレイは縄張り争いをする時に行われるのだそうです。

コゲラは体が小さいのにもかかわらず20ヘクタールもの広いなわばりを持っているんだそうです。

繁殖時期になり繁殖を始めると同じ場所に生息し続けます。

ドラミングを行う

コブラは自分の縄張りを主張する時、求愛を行う時にこのドラミングを行います。

ドラミングとはキツツキが連続して音を出すことをいいます。

キツツキといえばの行動なので、ドラミングという名前を知らなくても動きを見たことがある人は多いのではないのでしょうか。

キツツキが行うドラミングは、大きなキツツキは長くドラミングを行います。

一方小さいコゲラはドラミングが短いのだそうです。短く、音も小さいそうです。

繁殖期

コゲラの繁殖期は5月~7月となっています。

春から初夏に繁殖期を迎える鳥は多いんだそうです。

この時期は多くの鳥がそわそわしているということになりますね。

巣作り(巣穴の場所や大きさ)

コゲラはオスとメスとで協力して巣を作っていきます。

巣は広葉樹の枯れ枝などの、菌が入って柔らかくなったところに作っていくのです。

3cmほどの穴を開けて巣を作っていきます。

巣の深さは15cmほどとなっています。

キツツキは餌を探す時に木の幹を突きます。

しかし穴は開かないのです。

キツツキが木の幹に穴を開けるのは繁殖期だけなのだそうです。

コゲラは山地で主に繁殖していました。

しかし1993年に大阪城公園で繁殖が確認されてからは平地でも繁殖するということが分かってきました。

現在は平地から山地までの広い範囲の林に繁殖していきます。

抱卵(卵の数)

コゲラは一度に4個~6個の卵を産みます。

鳥の多くはメスのみが卵を温めます。

一方コゲラはオスとメスとで協力して卵を温めていくのです。

孵化から巣立ちまで

約2週間ほどで卵は孵化します。

子育てもオスとメスで協力して行い、約20日程度で巣立っていきます

コゲラはすごいですね!最初から最後まで夫婦一緒に子供を育てていくんですから。人間も見習うべきですよね。

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コゲラの生息地

コゲラ5

コゲラは日本では一部の離島を除いて多くの地に生息しています。

北は北海道、南は沖縄までと広い範囲に生息しています。

平地、山地の林、公園の林、河畔林などに主に生息しています。

林があるところに生息しているようです。

日本以外の地ではロシア南東部、中国東北部、朝鮮半島の北部、サハリンなどに生息しているようです。

コゲラの鳴き声(動画)

 

 

コゲラは「ギー ギー」と鳴くんですね。

低い声で鳴くのが特徴です。

 鳴き声の種類と意味

縄張り争いをしている時は「キッキッキッキッキッ」と甲高い声で鳴くのだそう。

甲高い声なので、遠くまで聞こえるようです。

まとめ

コゲラ6

今回はコゲラについてまとめていきました。

縦×横の模様をしている
雑食なので昆虫以外に蜘蛛や果実も食べる
キツツキらしく首振りディスプレイ、ドラミングを行う
繁殖期になるとオスとメスが協力して巣作りを行う
卵を温めるのも子育てもオスとメスが協力して行う
日本の広くで姿を確認することができる
低い声で鳴き、縄張り争いをする時には甲高い声で鳴く

これらのことが分かりました。

あなたの住んでいる近くにもコゲラはいるかもしれませんね。

ぜひコゲラを探しに行ってみてはいかがでしょうか。

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