ヤマガラの巣箱の作り方!巣箱に呼んで観察しよう!
人懐っこい野鳥といえばヤマガラです。
その人懐こさは餌付けができるほどで、なんと人の手から餌を貰うヤマガラもいるそうです。
昔はペットとして飼われ芸をしこまれていたという歴史もあります。
今回はそんなヤマガラを観察したいという方のために、巣箱の作り方について紹介していきます!
この記事でどんなことが知りたいですか!?
ヤマガラの巣箱の作るのに必要なもの
ヤマガラを観察するために巣箱を作りましょう。
巣箱を作るために必要となるものがなんなのか見ていきましょう。
必要な材料
巣箱を作る時に必要となる材料は、杉板です。
杉板はホームセンターの資材館に行けば手に入ります。
Amazonでも販売しています。
車がない人などはネットで買った方が家まで届けてくれるのでいいかもしれませんね。
ホームセンターでも家まで届けてくれますが送料が高いです。
自分でトラックを運転して自宅まで運ぶという方法でもいいかもしれませんね。
ヤマガラの巣箱を作るために必要な杉板は、長さは180㎝程度で充分です。
幅は20cm~30cmのものを選んで下さい。
厚さは1㎝~1.5㎝です。
この杉板1枚で巣箱が1つ作れます。
何個も作りたい人は欲しい巣箱の数の分、このサイズの杉板を購入して下さい。
しかし実は巣箱を作るための材料はキットとして販売されています。
材料を手に入れるのが面倒という方はキットを購入してもいいかもしれませんね。
キットはすでき切られているので組み立てるだけで簡単に作ることができるんですよ。
必要な工具
巣箱を作るためには工具が必要です。
・ドライバーセット
・定規
・ドリル
・金槌
・釘
・蝶番
などが必要となります。
ドリルは電動ドリルがあれば電動ドリルの方が便利ですが、ない場合はハンドドリルでも問題ありません。
ノコギリも電動のものがありますが、電動でなくてもかまいません。
カットだけホームセンターでお願いしてもいいかもしれませんね。
ホームセンターでは指定の長さにカットしてもらうことができます。
料金がかかりますが、自分できれいにカットする自信がない、工具がない場合はカットしてもらうことをおすすめします。
定規はDIY用の立派なものがありますが、筆箱に入っているような定規でも問題なく使うことができます。
あとの材料は比較的安くホームセンターで手に入れることができるのでぜひチェックしてみて下さい。
ヤマガラの巣箱を設置する時期と場所
巣箱を設置する場所は、ヤマガラが生息しているところでなければなりません。
ヤマガラの姿を確認したことがあるところだといいでしょう。
低山の森林、市街地の公園など、林が多い自然豊かな公園が近くにあればチェックしてみて下さい。
巣箱を設置する時期ですが、ヤマガラは溜鳥なので12月~1月頃がいいでしょう。
しっかりとした木の幹の枝が少ないところにかけてあげるようにして下さい。
設置する高さは2.5mがベストです。
大人が手を伸ばして届くような高さに設置するのはNGです。
そのため巣箱を設置する時は、はしごを用意するようにして下さい。できるだけ開けた場所に設置して下さいね。
ヤマガラが見つけやすく、また入りやすいからです。
ヤマガラの巣箱を作ってみよう!
ヤマガラの巣箱を作ってみましょう!
便利なキットは使わないで作る巣箱の作り方を紹介していきます。
巣箱の大きさや高さ
ヤマガラの巣箱なので、ヤマガラに適したサイズで巣箱を作る必要があります。
巣箱の高さは20~24㎝、底から穴までの高さは15cm、幅そして奥行は15cmです。
ちなみにヤマガラの全長は14㎝です。
ちょうど1匹入るくらいの大きさですね。
巣穴の大きさ
巣箱に開ける穴は、ヤマガラが入る穴となります。
直径2.8㎝です。
作り方
作り方の動画を載せておきます。
動画で見ると分かりやすいですよね。
図面もしっかりと載せてくれているのでとても分かりやすい動画となっています。
ホームセンターでカットしてもらっておけば、あとは釘や蝶番でくっつけていけばいいので比較的簡単に作ることができるかもしれません。
図面が最初からあるのでカットもお願いしやすいので助かりますよね。
ヤマガラの巣箱作りのコツ
巣箱の屋根は蝶番でくっつけます。
掃除しやすくするためにすぐに開けられるようにするという人が多いです。
しかし要注意です。
簡単に開けることができるのでカラスなどの賢い鳥が来て開けてしまう可能性があります。
そのため蝶番をつけても、蓋が簡単に開かないようにするために固定する必要があります。
固定することを忘れないようにして下さい。
丈夫に作る
丈夫に作る必要があることは当然でしょう。
丈夫に作るためにはしっかりくぎを打つ必要があります。
巣穴の大きさや穴から底までの高さに注意する
巣穴の大きさは「大きい方が入りやすいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、直径は指定された大きさよりも大きくしないで下さい。
大きくしてしまうと他のヤマガラよりも大きな鳥が入ってしまうかもしれません。
高さも重要です。
入りやすい高さとなっているので、寸法通りに穴を開けるようにしましょう。
巣箱のかけ方
巣箱と同じくらい、また巣箱より太い樹木にかけていきます。
森林の樹木にかける場合は所有者に許可を得なければいけません。
かける時にははしごをかけて2.5mの高さにかけていきます。
巣箱を樹木にかける場合は板の四隅に穴を開けます。その穴にシュロや針金を通して背板に添え木をつけ縄や針金を使い木に固定していきます。
しっかり固定しぐらつかないようにする必要があります。
少しでもぐらつくような巣箱だとどんな鳥でもすばこを使ってはくれません。
巣箱をかけた後の注意点
巣箱をかけた後に、すぐに巣を作りやすいようにとコケや木の枝などを入れておく人がいるかもしれませんがそれはやめて下さい。
ヤマガラはコケなどを組み合わせて巣を作っていきます。
しかしどのヤマガラも同じ巣を作るわけではありません。
好みの巣を一から作るのがいいので、巣にはなにも入れないようにして下さい。
巣箱のお手入れ方法
12月にかけるヤマガラの巣箱は、翌年の11月頃に一度取り外し使用状況を確認して下さい。
溜まっているゴミは捨て、きれいな状態にします。
そして壊れている箇所があれば壊れている箇所を修理します。
そしてまた12月頃に巣箱をかけるのですが、ヤマガラが使った形跡があれば同じ場所にかけるようにして、使われていないようであれば違う場所にかけるようにして下さい。
まとめ
いかがでしたか?
今回はヤマガラの巣箱の作り方をみていきました。
☑巣箱を作るためには杉板が必要
☑ホームセンターでカットしてもらうとすぐに作れる
☑巣箱の大きさは事前に調べてヤマガラに適したサイズで作っていく
☑蓋もしっかり固定するということを忘れない
☑巣箱をかける高さは2.5m
☑巣箱をかける時期は12月外す時期は11月頃
☑巣の素材となるようなものは入れない
これらのことが分かりました。巣箱を作る時はしっかりサイズを調べてから作る。
かける時期やかける場所にも注意するようにしましょう。