シジュウカラの特徴や生態、生息地について!鳴き声ってどんなの?
シジュウカラは、公園や森林などを散歩したりすると、「ツーピピ、ツーピピ」という鳴き声を聞いたことがあると思います。
シジュウカラは、いち早く春を告げる鳥だといわれています。
今回は、そんな春を告げる鳥、シジュウカラについてお届けしたいと思います。
この記事でどんなことが知りたいですか!?
シジュウカラの名前の由来
シジュウカラという名前は、少し珍しい名前ですよね。
シジュウカラは、春先なるとみどりが豊かなところにやってきて可愛らしい鳴き声を聞かせてくれますよね。
シジュウカラは、スズメ科の鳥で四十雀と書きます。
どうして、四十雀と言う名前がついたのかはいろんな説があるといわれれています。
四十いうのはたくさんと言う意味で、雀はこの場合は鳥という意味なのだそうです。
つまりたくさんの鳥=四十雀というという説があるんです。
また、四十雀の泣き方が「ツピーツピー」や「ツーピピツーピピ」の他に、「シジュウシジュウ」と聞こえるとのことで、四十雀という名前がついたともいわれています。
でも、本当の名前の由来はまだはっきりとはわかっていませんが、いちばん信憑性があるのは、鳴き声説かもしれませんね。
シジュウカラの特徴
次は、シジュウカラの体や色など、知っているようで知られてない特徴についてです。
シジュウカラの大きさ
シジュウカラは、スズメ目シジュウカラ科シジュウカラ属の小さな鳥です。
大きさはスズメくらいで、全長は13センチ〜15センチくらいで、羽根を広げると20センチ〜22センチ、体重は、11g〜20g前後だといわれています。
シジュウカラの外見の体の色や特徴
シジュウカラの外見の体の色は、頭の上あたりは、青っぽい灰色や黒色をしているといわれ、頬はくっきりとした白色です。
喉から胸のあたりは黒い斑紋に分かれています。
そして、くちばしは黒色なのが特徴といわれています。
頭とくちばしの黒がキリリと締まった印象を与えるんですよね。
シジュウカラの寿命
小さな体のシジュウカラは、どれくらい生きることができるのでしょう?
野生のシジュウカラは、およそ1年半から2年弱が寿命だといわれています。
天敵に襲われたり、天候や気温の変化などの影響で、食べ物が無くなったりなどすることもあり、小さな体では堪えてしまうようで、そんなには長生きできないようなんです。
でも、飼育されているシジュウカラは、10年くらい生きる子もいるほど長生きするようです。
シジュウカラの生態
春を告げるといわれているシジュウカラ。人懐っこく、人の生活している場所にも生息地を広げていますが、そんな、シジュウカラはどんな生態をしているのでしょう?
シジュウカラの餌は何?
シジュウカラは、どんなものを食べているのでしょう?
シジュウカラは、雑食だといわれ、虫や、果実や植物の種などを食べるといわれていますが、種の中ではひまわりの種を好んで食べるようです。
シジュウカラって、ハムスターみたいですよね。
また、シジュウカラは渡り鳥ではありませんが、餌がなくなると、餌を求め越冬したりするようです。
巣作り、繁殖、巣立ちについて
シジュウカラの繁殖は、まず、3月の下旬頃から巣作りがはじまります。
シジュウカラの巣作りの役目は、雄です。
雌のためにせっせと雄が木の穴など、安全な場所にコケなどを運びベース作りを始めるようです。
ベースができると、木くずや葉っぱなどで、お椀のような巣を完成させるんです。
5月くらいに10個前後の卵を産み、雄が12日間ほど温めて羽化させます。
巣立つのは2〜3週間経った頃、親鳥の元から巣立っていくんですよね。
シジュウカラの天敵って何!?
飼育されているシジュウカラには、あまり関係ないかもしれませんが、野生のシジュウカラにとっては気をつけなくてはいけないのが、天敵ですね。
シジュウカラは、ヒナのときはアオダイショウが天敵だといわれています。
そして、大人になってからはカラスや猫などもシジュウカラにとっては天敵だといわれています。
小さな鳥ですから、油断していると簡単に襲われたりするようですね。
シジュウカラの生息地
シジュウカラは、もともと東アジアやロシアの東のほうで生息していたようです。
日本では、色んなところに生息しており、人懐こいため市街地の公園や広場、人の家の庭、田園、森林、山地などにいることが多いといわれています。
ウォーキングコースや、お散歩コースなど自然があるところで見かけた人も多いのではないでしょうか。
あの、「ツーピピツーピピ」という、愛くるしい鳴き声がしたらシジュウカラが、やってきているんですよ。
シジュウカラの鳴き声
どこか、愛くるしいシジュウカラの鳴き声。
「ツーピピツーピピ」「シジュウシジュウ」と色んなタイプの鳴き方があるようですが、シジュウカラの鳴き声を聞くと春が近くなってきたのを感じますよね。
そんな、シジュウカラの鳴き声がこちらです。
鳴き声の種類と意味
シジュウカラはよく聞くことができるのが「ツーピピツーピピ」という鳴き声ですよね。
でも、シジュウカラは鳴き声の種類がありまた、鳴き声には意味があるといわれているんですが、どういうことなのでしょう?
シジュウカラには、2つの鳴き声があるといわれているんです。
2つの鳴き声の1つはさえずりといわれるもので、もうひとつは地鳴きさえずりといわれるものです。
さえずりは、雄が雌に対して求愛したり、自分の縄張りをアピールするために鳴くようです。
それにひきかえ、地鳴きさえずりは、雄が雌に求愛する時期以外の普段の鳴き声のことをいうといわれています。
シジュウカラを保護した場合どうすればいい!?
シジュウカラは、野鳥ですよね。
野鳥が、何らかの理由で庭に迷いこんできたり、怪我や病気などで地上に降りてきたりした場合は、自分で保護して飼ったりしてはいけないといわれているんです。
野鳥でも、渡り鳥などは色んな国や地域にいって感染症などの病気になっている場合があるんです。
また、害虫などが体に潜んでいたりすることもあるといわれているため、自己判断で保護するのは危険だといわれています。
では、どうすればいいのでしょう?
もし、シジュウカラが迷いこんできたら、むやみに追いかけまわしたりしないようにしましょう。
恐怖心をもってパニックになったりして怪我をしてしまうこともあります。
弱っていたり。怪我をしていたらそっと網などで捕獲して、素手で触らないようにしましょう。
そして、野鳥保護センターや、自治体の保健所などに連絡します。
野鳥保護センターや専門の機関の方で指示をしてくれると思います。
保護したあとは、餌や水などは与えないようにしましょう。
食べ慣れていないものを食べさせてしまうと弱ってしまったりすることもあるからです。
そして、ダンボールに新聞紙を敷いて滑らないようにしてあげます。
そして息ができるよう多めに穴をあけてその中にいれて、野鳥保護センターなどの専門の機関に連れて行きます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?シジュウカラの特徴や生態、生息地について!鳴き声ってどんなの?についてご紹介しました。
シジュウカラの鳴き声は聞いたことはあるけど、あまり知られていないシジュウカラのことを知っていただけたかと思います。
□シジュウカラの名前の由来は鳴き方から?
□シジュウカラの大きさはスズメくらい
□シジュウカラは黒い頭とくちばしがポイント
□シジュウカラは雑食
□シジュウカラの寿命は野生は2年弱
□シジュウカラは3月頃から巣作りを始め卵を産みます
□シジュウカラは日本では、公園、森林、庭などに生息する
□シジュウカラの保護は野生保護センターに連絡する
暖かくなると可愛いシジュウカラに出会うことができます。
耳をすませて春を感じてみませんか?