カワラヒワの飼育って違法なの!?保護の仕方や飼育について
カワラヒワって鳥を見たことありませんか?
朝早くに電線に止まってるのを見かけることもできる野鳥です。
鳴き声も可愛いカワヒラですが、今回は、カワラヒワの飼育方法や飼育する際の注意点、カワラヒワの保護方法などを紹介したいと思います。
この記事でどんなことが知りたいですか!?
カワラヒワの魅力について
それでは、カワラヒワの魅力に迫っていきましょう!
カワラヒワは、大きさは13センチ~15センチくらいの小さな鳥で、ススメ目のアトリ科の鳥です。
流鳥ですが、寒くなると餌を求めて移動することもあるといわれています。
生息地は、モンゴルや中国、ロシア中南部、朝鮮半島、日本で、日本では色んな地域に生息しているといわれるほどカワヒラは目にすることができる鳥なんです。
主に、山間部、森林、公園、川原などでもみることができるようですね。
カワラヒワの魅力
体全体は黄色身がかった褐色で、尾っぽは、魚尾型をしていて、飛んだときに見える翼の黄色い帯模様が美しくとてもあでやかなのが魅力のひとつだといわれています。
そして、「ピピピピー」「ピリピリー」とも聞こえる鳴き声は、どこか金属音に似てるともいわれますが、繊細で優しい印象があり、そこもカワラヒワの魅力でもあるようです。
カワラヒワの生態は、食べ物の好みは、草木の種子を主食にしていますが、場合によっては昆虫なんかも食べることがあるようです。
でも、やっぱり大好きなのは、ヒマワリの種やタンポポの種、ヒエの種などが好みのようですね。
カワラヒワには、「そのう」という器官があり、「そのう」は食べ物をしっかりと保管することができる貯蔵庫のような働きをするといわれています。
野鳥であるカワラヒワは、食べ物がある時に見つけると一旦「そのう」に入れて、少しずつ出して食べるんですね。
カワラヒワは、野鳥であるため保護したり、飼ったりするのには、何らかの理由をもって自治体などに届けて許可を貰わなくてはいけない鳥だといわれています。
でも、慣れると人懐っこい性格のため、とても愛くるしい仕草が胸キュンになる人も多いようです。
カワラヒワの飼育って違法なの!?
日本のカワラヒワは、鳥獣保護法で認められている野鳥であることかから勝手に飼うと違法になるようです。
でも、海外のカワラヒワは飼っても違法にはならないといわれ、ペットショップなどでも売られています。
野鳥でのカワラヒワを飼育することは違法ですが、日本のものか海外のものかは、あまりはっきり判断することは、できないのが現状だともいわれ、専門家でなくては正確な判断は出来ないようです。
もしも野鳥でのカワラヒワを保護したりした場合は、野鳥などを扱う専門機関か、保健所などで確認してみた方が良いかもしれませんね。
自己判断で勝手に飼育してしまうと、罰金などをとられることもあるため注意しなくてはいけないようです。
カワラヒワを飼育する際の注意点
カワラヒワを飼育するためには、いくつかの注意点があるようなんです。
カワラヒワは、野鳥のためなんらかの理由で保護し、飼育することになった場合1年以上は違法になってしまうようです。
そのため、1年以上飼うときは、自治体か専門の機関へ許可をもらうようにしましょう。
もちろん、ペットショップで購入したカワラヒワは別ですよ。
カワラヒワは、糞をあちこち飛ばすため、放鳥するときは注意しましょう。
汚されては困るようなものや、洗濯物などを置いたままで放鳥すると糞を飛ばされ、なかなか取れなくなったりするので注意が必要ですね。
カワラヒワは、手からエサを与えると、人を見たらエサをくれると思ってしまうため、手を噛んだり、激しく突いたりするため、手からの餌付けは避けた方が良いかもしれません。
カワラヒワの飼育方法
許可をもらいカワラヒワを飼育することになったら、いよいよ育てなくてはなりませんよね。
カワラヒワは、野鳥で警戒心がありますが、慣れると意外に人懐っこいところもあるようですよ。
カワラヒワの餌
カワラヒワの餌は、ヒナのときはセキセイインコや、文鳥などと同じで、お湯で柔らかくふやかした穀類を与えると良いと言われています。
また、手軽で栄養価の高いフォーミュラと呼ばれるヒナ用の離乳食などを3〜4時間おきに、スポイドなどで与えるようにすると良いようです。
大人になったカワラヒワのは、ヒマワリの種などを混ぜた餌を好むようですが、それだけだと栄養不足になるとのことなので、脂質が入っている文鳥やカナリア用のエサを与えると良いといわれています。
餌のやり方
エサのやり方は、人の手から与えると大人になって人の手を見るとエサだと勘違いしてしまうため、手袋をはめて与えたり、スプーンなどですくって与えるようにしましょう。
カワラヒワの雛を保護してしまったら!?
カワラヒワは、鳥獣保護法のもと飼育してはいけない野鳥だといわれています。
それでも、何らかの理由で保護してしまった場合はどうすれば良いのでしょう?
やってはいけない事
カワラヒワを保護してしまい、やってはいけないことがあります。
➀カワラヒワをカゴなどに入れて保護しない。
カワラヒワは、閉鎖されたところに入れられると恐怖心を持ってしまい弱ってしまうこともあるようです。
そのため、そっと木の陰や安全なところに避難させてあげましょう。
➁カワラヒワは、野鳥のため勝手に飼うと違反になってしまうようです。
必ず、自治体などに連絡し許可を得るようにしましょう。
③カワラヒワのヒナを保護したら親を探し回らない
カワラヒワのヒナを保護してしまったら、早くパパやママに会わせてあげようと探してしまいがちですよね。
でも、その行動はNGのようです。
ヒナを箱などに入れて保護し、親鳥を探し回ると親鳥は、自分の可愛い子供が人間に捕まってしまったと勘違いしてしまうといわれています。
そして、自分たち親鳥も捕まえようと探しているんだ!と警戒モードに入ってしまうため、ヒナが気になっても近寄ってこようとはしないようです。
雛が弱っていたり怪我をしていた場合は!?
カワラヒワが弱ったり怪我をしている場合は、追いかけ回さず、ハンカチなどで後頭部からそっとくるんで、獣医などに診てもらいましょう。
カワラヒワは、警戒心が強い鳥のため、追いかけ回されたりすると、それだけでかなりのストレスになってしまい、体調不良になって弱ってしまうこともあるといわれています。
怯えているようなら、なるべく安全な場所に運びそっと見守る程度にとどめておく方が良いのかもしれませんね。
そして、回復したらいつでも飛びたてる状態で、箱などのフタを開けて看病してあげると良いようです。
病気に注意する
野鳥であるカワラヒワは、色んな感染症などの病気にかかっていることもあるため、できるだけ素手で触ったりすることは避けた方が良いかもしれません。
触ったあとは、しっかりと手を洗うようにすることですね。
小さな子供や体が弱い人がいる家庭では、野鳥であるカワラヒワを保護することは避けた方が良いかもしれませんね。
まとめ
カワラヒワの保護の仕方や飼育についての記事をご紹介しましたが、いかがでしたか?
小さなカワラヒワが弱ったり怪我をしていたらついつい、捕まえてなんとかしないと!と思いがちですが、注意点が色々あるようですね。
それでは、記事のおさらいです。
□カワラヒワはタンポポの種がお好き
□カワラヒワの飼育は許可がいる!
□カワラヒワのエサやりは素手はダメ!
□カワラヒワは警戒心が強いため無理保護しようとしてはダメ
などが、今回の内容でした。
ストレスを与えず、自然返してあげることが、カワラヒワにとって幸せなことだということですね。