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ヨシゴイの生息地や鳴き声・特徴について

独特な体を持つヨシゴイですが、コウノトリ目サギ科ヨシゴイ属に分類される鳥の一種です。

みなさんは見た事あるでしょうか?

変わった姿を持つヨシゴイは意外にも人気を集めているようですが、あまり見ることができません。

鳴き方にも特徴があり立ち姿も他の鳥とは変わっているそうです。

ますますどんな鳥なのか気になってきましたね。

人気があるのにあまり見ることができないというのはどうしてなのでしょうか?

では、ヨシゴイの特徴や生態についてもっと詳しくご紹介します!


ヨシゴイの名前の由来

ヨシゴイ 名前 由来

「鳥界のミョウガ」とも言われるほどミョウガに似ています。

ヨシ原に生息するためヨシゴイと言う名前が付きました

「おじさん」や「ショウガの妖精」などという呼び名が付いているそうです。

ヨシゴイの漢字表記・英語名・学名

・漢字表記:葦五位/葭五位

・英名:Chinese little bitternYellow bittern

・学名:Ixobrychus sinensis

ヨシゴイの特徴

ヨシゴイ 特徴

ミョウガに似ている鳥っておもしろいですね。

特徴的な体を持っていることからSNSなどでも注目の鳥だそうです。

そんなヨシゴイは、どんな鳥なのでしょうか?

大きさや体の模様などについてご紹介します!

ヨシゴイの大きさ

全長約31cm38cmで、翼を広げると53cmほどの大きさになります。

ヨシゴイの見た目の特徴や色・模様

上面は褐色、下の方は淡黄色の羽毛で覆われています

閉じているときはあまり見ることができませんが、初列風覆や風切羽の色彩は黒、小雨覆、中雨覆は淡褐色をしています。

くちばしは、オレンジのような黄色が特徴の鳥です。

ヨシゴイの骨格、首・足のしくみ

ヨシゴイは、ミョウガに似ており首が居ように伸びたり縮んだりする事から「どんな仕組みになっているのか?」とSNSなどで話題になっているようです。

首だけでなく立ち姿もガニ股でどんな体をしているのかますます気になりますね!

普通の鳥は真っ直ぐ前に首がでていますが、ヨシゴイの首はグネッとまがっており、エサを採るときなどは曲がった部分がビヨーンと伸びる仕組みになっているようです。

足も凄く長く、詳しい理由はわかっていませんが、遠くの昆虫などを採るために発達したのではないかと言われています。

飛ぶときなどは首を縮めており、平らな場所を歩く際はガニ股歩きになるそうです。

ヨシゴイのオスメスの違い

<オス>

額から頭のてっぺんにかけて青がまざった黒い羽毛で覆われており、頸部から胸の方にかけて1体の不鮮明な縦縞が入っているのが特徴です。

<メス>

オスは黒い羽毛で覆われているのに対し、メスは額から頭のてっぺんにかけて赤褐色の羽毛で覆われています。

メスの頸部から胸の方には5本の褐色の縦縞が入っているのが特徴です。

ヨシゴイの寿命

ヨシゴイ 寿命

野生の鳥はたくさん居るので、11羽の詳しい寿命はわかっていません。

鳥の種類によっても寿命は変わり、多くの小鳥は次の年まで生きられない鳥の方がほとんどのようです。

ヨシゴイは、大型の鳥ではないため寿命も短いかもしれませんね。

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ヨシゴイの幼鳥の特徴

ヨシゴイ 幼鳥

ヨシゴイの幼鳥は、全身に褐色の縦縞が入り下の方は白い羽毛で覆われています

ヨシゴイの生態

ヨシゴイ 生態

ヨシゴイは、薄明薄暮性のため開けた場所にはあまり現れず、ヨシ原を低空飛行しながらえさを採るそうです。

そんなヨシゴイの生態についてご紹介します!

単独かペアで生活する

ヨシゴイは、1羽で行動するときもありますが、パートナーを見つければペアで行動することもあるようです。

人前に姿を現さない

ヨシゴイは警戒心が強いため1度姿を隠してしまうと二度とでてきれくれないそうです

食性は動物食

ヨシゴイは、エサを採る際に水辺や植物の茎の間に身を潜めて獲物を待ち伏せし、獲物が通りかかったら首を伸ばして捕食します。

ヨシゴイは、主に魚類、昆虫、両生類、甲殻類などの動物食を食べます。

繁殖期

日本では5月~8月に繁殖を行い、1度に3個~7個の卵を産みます。

巣は茎や葉を束ねて皿状のものを造ります。

メスとオスが交代で17日~20日ほど卵を温め孵化した後は、15日程度で巣立っていきます。

ヨシゴイの生息地・分布

ヨシゴイ 生息地

日本全国でも繁殖するそうですが、見る機会は少ないのではないかと言うことでした。

日本以外にインドから東南アジア~中国北東部で繁殖し、東南アジアからインドネシア、ニューギニア方面へ移動し冬を越すそうです。

河川の開発などによって、ヨシゴイの数がどんどん減っていきレッドデータブックでは絶滅危惧種に指定されているそうです。

湿地や湖、水田などに住んでいます。

<分布>

インド、インドネシア、ロシア、ラオス、オマーン、カンボジア、ミクロネシア連邦、シンガポール、スリランカ、ソロモン諸島、マレーシア、マーシャル諸島、タイ、大韓民国、中華人民共和国、台湾、日本、パキスタン、朝鮮民主主義共和国、台湾

ヨシゴイの鳴き声

鳴き声の種類・意味

「うーうー」、「オーッ、オーッ」「ウォッ、ウォッ」と低い声で鳴くそうです。

求愛のときやコミュニケーションを取るときなどに主に鳴くそうです。

ヨシゴイが見れる動物園ってある!?

ヨシゴイ 動物園

残念ながらヨシゴイを飼育している動物園はありませんでしたが、同じ仲間であるオオヨシガイという鳥は、京都市動物園で見ることができるという事がわかりました。

まとめ

ヨシゴイ まとめ

今回はヨシゴイについてご紹介しました。

飛ぶときは、特徴的な首を縮め、エサを捕獲するときに長い首を伸ばして取るそうです。

歩き方も他の鳥とは変わりガニ股歩きで歩くので、鳥とは思えない立ち姿だそうです。

ガニ股歩きをするのは平らな場所を歩くときだけなので、木の枝に居るときは普通の鳥と同じような止まり方をするそうです。

・ヨシ原に生息していることからヨシゴイという名前がついた

・体長約31cm38cmの大きさ

・くちばしがオレンジのような黄色をしているのが特徴

・平らな場所ではガニ股歩きをする

・普通の鳥かと思いきやエサを採るときに首がビヨーンと伸びる

・オスは黒い羽毛で覆われて居ますが、メスは赤褐色の羽毛で覆われている

・ヨシゴイは開けた場所にはあまり姿を現さない

・魚類、両生類、甲殻類などの動物食を食べる

・巣は茎や葉などで皿状のものを造り5月~7月ころに繁殖を行う

・日本全国で繁殖しているため見る機会はある

・ヨシゴイを飼育している動物園はない

ヨシゴイの生態などについて見てきましたが、本当に変わった鳥ということがわかりました。

足が長く、首がビヨーンと伸びるのは昆虫などの獲物を捕獲するために発達したのではないかと言われています。

見た目が変わっているという人が多いですが、ヨシゴイに採ってはエサを採りやすいように進化したんですね!

日本全国に生息しながら、あまり姿を見せないということなので、見れた人はラッキーですね!

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