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メダイチドリの特徴や生態・鳴き声について

皆さんはメダイチドリという鳥をご存知ですか?

渡りの時期に日本へ立ち寄る、旅鳥と呼ばれる種類の鳥だそうです。

渡りの時期には干潟で観察することのできる鳥のようですよ。

ここではメダイチドリの特徴や生態・鳴き声についてご紹介します。


メダイチドリの名前の由来

メダイチドリ 名前 由来

メダイチドリの名前の由来は、目が大きい、または目の周辺の黒い過眼線がよく目立ち、遠くから見ると目が大きく見えることからその名が付いたと言われているようです。

ちなみに、「チドリ」というのは「チッ」という鳴き声が由来になっているようで、メダイチドリは「目が大きいチッと鳴く鳥」ということになるようですね。

メダイチドリの漢字表記・英語名・学名

メダイチドリの漢字表記は「目大千鳥」となるようです。

また、英語表記は「Mongolian Plover」になります。

「モンゴル地方の千鳥」という意味になるようです。

学名は「Charadrius mongolus」となるようです。

こちらも英語名同様、「モンゴル地方の千鳥」という意味になるようです。

メダイチドリの特徴

メダイチドリ 特徴

メダイチドリの夏羽は胸のあたりがオレンジ色でとてもかわいらしい鳥です。

冬羽になるとグレーと白の地味な色目の羽になります。

また、普通、鳥の足の指は前3本後1本の4本指が基本ですが、メダイチドリには後ろ指が無く、3本の指になっているのが特徴です。

チドリ類のほとんどはこの3本指で、バランスが取りにくいのか、小石などに乗ってしまいよろける姿が「千鳥足」の語源になったようですよ。

メダイチドリの大きさ

メダイチドリの大きさは19~21cmほどになります。

翼開長が45~48cmほどと、翼が長いのが特徴です。

体重は52~70gになるそうです。

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メダイチドリの見た目の特徴や色

メダイチドリの夏羽は、胸の部分のオレンジ色の帯が特徴的です。

のどは白く、顔には黒い模様が入ります。冬羽になると、上面がグレー、下面が白と地味な色合いになります。

足が比較的長く見えるのも特徴の一つです。

メダイチドリの幼鳥の特徴

メダイチドリ 幼鳥 特徴

メダイチドリの幼鳥は、冬羽とそっくりなようです。

違いとしては淡色羽縁があるのが幼鳥で、ないのが成鳥、など見分けるポイントもあるようですが、素人には見分けるのは難しそうですね。

成鳥に比べると目が大きく見える、目先や胸にバフ色味がある、なども特徴になるようです。

また、足の色が成鳥と違うようで、成鳥は脚の色が黒褐色なのに対し、幼鳥は黄緑色をしています。

メダイチドリの夏羽と冬羽

メダイチドリ 夏羽 冬羽

メダイチドリは夏羽と冬羽で色が変わります。

また、オスとメスでも少しだけ色が違ってくるようです。

オスの夏羽と冬羽

オスの夏羽は、頭、側頸、胸がオレンジ色をしており、額の上、目先、目の周囲が黒くなります。

頭頂及び背から翼、尾はグレーをしています。

額、のどと腹から下は白くなります。

のどの白色部分と胸のオレンジ色の境の部分に、黒線がはっきりと見えるのが特徴的です。

冬羽はオレンジ色の部分と黒い部分もグレーっぽくなり、上面がグレー、下面が白という色合いになります。

メスの夏羽と冬羽

メスの夏羽はオスよりも全体的に淡い色合いになり、のどの白色と胸のオレンジの境界線になっている黒い線が細かったり不鮮明な感じになっているのが特徴的です。

冬羽はおすほぼ変わらず、上面がグレー、下面が白の色合いになります。

>>「トウネン」の夏羽と冬羽の特徴や鳴き声・生態についてはこちら♪

トウネンの夏羽と冬羽の特徴や鳴き声・生態について

メダイチドリの寿命

メダイチドリ 寿命

メダイチドリの寿命は調べてみましたがよく分かりませんでした。

一般的に野生の小鳥は、孵化してから1年経つまでに、何らかの原因で亡くなってしまう事の方が多く、平均寿命としては1~2年ほどになってしまうそうです。

ですが、1年生き抜いた個体は、数年は生きるとも言われています。

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メダイチドリの生態

メダイチドリ 生態

メダイチドリは春と秋の2回、渡りの時期に日本を訪れる旅鳥です。

休憩のために干潟に立ち寄ることが多いようです。

渡りの際は、数十羽から多いときでは数百羽の群れで行動をしています。

繁殖はモンゴルなど、日本よりも北の地域で行うようです。

食性は動物食

メダイチドリの食性は動物食です。

主に干潟で生活し、泥の中のカニやゴカイを食べているようです。

ゴカイなどを土の中から引っ張り出して食べている姿は、とてもかわいらしいですよ。

また、水田やハス田などにも来るようで、このような場合は、ミミズや甲殻類、昆虫類などを食べているようです。

繁殖期

日本での春の渡り(4~5月ごろ)を終え、モンゴルなどの繁殖地につくと、繁殖期となります。

巣は小石混じりの乾燥地や砂地に作ります。

通常3つの卵を産み、オスメスともに抱卵を行います。

22~24日程で孵化するそうです。

メダイチドリの生息地・分布

メダイチドリ 生息地 分布

メダイチドリは旧北区の中部、東部に分布しています。

チベットからシベリアにかけて繁殖して、アフリカ東部、中東、東南アジア、オーストラリアなどで越冬します。

日本では秋と冬の渡りの時期に通過する旅鳥ですが、関東地方以西では少数が越冬するようです。

メダイチドリの鳴き声

メダイチドリ 鳴き声

メダイチドリの鳴き声は、「ピィョ ピィョ ピィョ」や「ピュイ ピュイ ピュイ」「クリリリ」といった鳴き声になるようです。

メダイチドリとシロチドリの違い

メダイチドリ シロチドリ

メダイチドリとそっくりな鳥に、シロチドリという鳥がいます。

夏羽ならばメダイチドリの胸のオレンジ色で見分けるのは簡単ですが、冬羽になると見分けにくくなるようです。

ですが、見分けるポイントがあり、お腹の白い色が首の後ろまで360度回って白くなっているのがシロチドリ、途中でグレーになり、途切れているのがメダイチドリ、となるそうです。

まとめ

メダイチドリ まとめ

いかがでしたでしょうか?

ここではメダイチドリの特徴や生態・鳴き声についてご紹介しました。

ここでご紹介したことは

☑メダイチドリの名前の由来は、目が大きい(大きく見える)から

☑メダイチドリは、夏は胸がオレンジ色に、冬はグレーと白のツートンカラーに

☑足の指が3本で、後ろ指がないのが特徴的

☑メダイチドリの大きさは19~21cmほど

☑メダイチドリの幼鳥は、冬羽とそっくりで、足の色が少し違う

☑メダイチドリのメスの夏羽は、オスより全体的に淡くて、境界線が薄い

☑メダイチドリは旅鳥で、年2回日本を通過する

☑メダイチドリの食性は動物食

☑日本より北の地域で繁殖をする

☑日本では全国的に旅鳥として見られるが、少数が関東地方以西で越冬をする

☑メダイチドリの鳴き声は、「ピィョ ピィョ ピィョ」や「クリリリ」

☑メダイチドリとシロチドリの違いは、首の白い輪が後ろまでつながっているかどうか

です。

旅鳥として短い期間だけ日本を訪れるメダイチドリ、干潟の近くに住んでいる方は、ぜひ渡りの時期に観察してみてください。

本物の「千鳥足」が見られるかもしれませんよ。

>>チドリ属の「イカルチドリ」の鳴き声や特徴につてはこちら♪

イカルチドリの鳴き声や特徴・巣や卵について

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