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野鳥「ウソ」の特徴や生態・鳴き声についてのまとめ。

ウソという名の野鳥が居ることを知っていますか?

ウソをよくつくためこの名前がつきましたなんてことはありません(笑)

今回は、ウソという鳥がどういった鳥なのかについて詳しくみていきます。


ウソの名前の由来

ウソ 名前 由来

ウソの名前の由来は口笛をするところからきています。

嘘をつく人が口笛を吹く描写を見たことがある方は多いのではないでしょうか?

漫画やアニメでよく見られますよね。正確には口笛ではないのですが、鳴き声が口笛のように聞こえるためきています。

また、昔は口笛のことをオソと呼んでいました。

そのオソがウソになったのではないのかともいわれています。

ウソは琴弾鳥という名で呼ばれることがあります。

両脚を上げ下げしながら鳴くのですが、この様子が琴を弾いているように見えることから来ているそうです。

漢字表記・学名

ウソの漢字は「嘘」ではありません。

「鷽」です。

学名はPyrrhula pyrrhula Linnaeusとなっています。

ウソの特徴

ウソ 特徴

ウソとはどのような特徴をもつ野鳥なのでしょうか。

見た目の特徴やオスメスの違い、寿命など気になることについてまとめていきます。

大きさ、重さ

ウソの大きさは1516cmで、翼を広げた時の大きさは16cmとなっています。

大きさはスズメよりも少し大きいくらいですが、あまり変わりません。

重さは21g34gとなっています。

見た目の特徴や模様

頭が大きく足が短いというずんぐりむっくりとした姿が特徴です。

おなかが膨れているような感じがたまらなくかわいいです。

頭のてっぺん、尾、翼の大部分の色は黒となっています。

くちばしは太く短いです。

顎から後頭部にかけての黒い帽子模様が特徴となっています。

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オスメスの違い

ウソはオスとメスで色が違います。

オスは体が灰色で翼と尾羽が黒く、喉から頬にかけてが橙赤色です。

一方メスは後頸が灰色で頬から体の下が褐色となっています。

体の下が褐色なのでぱっとみるともう褐色です。

そのためウソはオスとメスの区別がつきやすい鳥となっています。

ウソの寿命

ウソ 寿命

ウソの平均寿命ですが体の大きさに比べると長生きする鳥なのだそうです。

最高寿命はなんと17というから驚きます。

ウソの生態

ウソ 生態

ウソの生態についてみていきましょう。

ウソはどのような餌を食べ、どのように生活しているのでしょうか。

小規模の群れを作る

ウソは群れを作って行動する野鳥です。

だいたい10羽くらいの群れを作るそうです。

しかし群れを作って行動するのは繁殖期ではない時期のみです。

木の実や芽、昆虫、果実を食べる

ウソは繁殖期には蛾や蜘蛛の幼虫などを食べます。

そして春には木の実や芽を食べています。

春先には平地に降りてきてサクラ、ウメやモモ、アンズなどの果樹のふくらみかけている蕾、花などを食べてしまいます。

せっかくの蕾を食べてしまうので、果樹農家からウソは嫌がられ害鳥として駆除もされています

公園のサクラを守るためにウソの駆除が行われていたこともあるようです。

イギリスではなんと懸賞金をかけていたほどなんだとか。

>>昆虫や果実を餌とする鳥「ゴジュウカラ」の名前の由来や鳴き声についてはこちら♪

ゴジュウカラってどんな鳥?名前の由来や鳴き声について

繁殖期はつがいで生活をする

群れを作って行動するウソですが、繁殖期には群れではなく縄張りを持って、つがいで行動します。

縄張りウソの繁殖期は5月~7です。

冬鳥であるウソは、繁殖期には北海道で主に繁殖を行っているようです。

巣作り~抱卵~巣立ち

繁殖期になると巣作りを始めます。

ウソは針葉樹の枝の上に巣を作ります。

枯れた枝などを用いてお椀のような形の巣を作っていくのだそうです。

卵は一度に46産み、メスのみで卵を温めていきます。

卵はだいたい12日~14日くらいで孵化して、12日~18日には巣立っていきます

>>繁殖期はつがいで過ごす「トラツグミ」の生態や鳴き声、特徴についてはこちら♪

トラツグミの生態や鳴き声・幼鳥の特徴について

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ウソの生息地・分布

ウソ 生息地

ウソの生息地は平地、草地、高山帯、針葉樹林、落葉広葉樹林、針広混交林などに生息しています。

繁殖期は北海道など涼しいところに生息し、冬になると日本全国のさまざまな地で見られるようになります。

春先にはサクラやウメの蕾や花を食べるので公園などサクラやウメが多く咲くところで見ることができます。

ウソはユーラシア大陸の亜寒帯に広く分布しているのだそう。

渡り鳥でもあるウソは、冬になると海外からやってくるものもいます。

ウソの鳴き声

ウソの鳴き声は口笛のように聞こえますね。

「フョイフョイ」と聞こえます。

また「ヒッホホ」また地鳴きは「ヒ」「フィッ」「フィー」と鳴きます。

鳴き声の種類・意味

「フョイフョイ」と口笛のように鳴くのは囀りで、繁殖期によく聞くことができるそうです。

メスに対して求愛しているんですね。

一方地鳴きは繁殖でない時期に鳴いています。

「鷽替え」という伝統的な神事が神社で行われる

福岡にある太宰府天満宮、東京にある亀戸天神、大阪にある大阪天満宮などでは鷽替えという伝統的な神事が行われているそうです。

どのような神事なのかといいますと、ウソという名前を「嘘」とかけて、木彫りの鳥に一年の嘘を託し悪事を善意に切り替えていくという特殊な神事です。

鷽替えは巫女などから茶色の鷽鳥が入った封筒を受け取ります。

このもらった封筒「替えましょ。替えましょ。誠を嘘に替えましょ。」と言いながら交換するのです。

参加者がぐるぐると回りながら封筒を交換し合うのだそう。

封筒の中身は神事が終わってから開封となります。

中に入っている鷽鳥のお守りに金・銀・土・木どれかの文字が書かれている人はラッキーで、一年間の更なる幸運が約束されているのだそうです。

これらの文字が書かれている鷽鳥をゲットした方はそれぞれの鷽鳥と交換することができるのです。

無料で参加できるので毎年多くの人が訪れているのだそうです。ウソを誠に替える神事なんておもしろいですね。

発祥の地は大宰府

鷽替えの発祥は福岡にある太宰府天満宮です。

現在では数多くの神社で行われる神事となっています。

もともとは正月七夜に鬼すべとともに吉兆を招く神頃でした。

ウソとアカウソの違い

ウソ アカウソ 違い

ウソとアカウソの識別は難しいそうです。

特にメスのウソは体の下が褐色になっているので識別が難しいです。

オスのウソであれば識別はできるでしょう。

ではどうやってウソとアカウソを区別するのか。

違いは尾羽の裏にあります。

白い軸斑があればそちらがウソです。

しかし尾羽の裏の模様は見えにくいです。

ウソは飼育していいの!?

ウソ 飼育

ウソは野鳥です。

現在野鳥は飼育することが許可されていません。

鳥獣保護法により禁止されているので、どんな理由があろうとも飼育は禁止です。

ウソはかわいらしいので飼いたくなる気持ちは分からなくはないですが、辞めて下さいね。

害鳥扱いされるウソによる被害

ウソ 被害

ウソはウメやアンズなどの蕾を食べてしまうため、果樹農家から害虫扱いされています

蕾が食べられてしまうと実がならないので困りますよね。

2013年のことになりますが、弘前公園に咲く桜がなんとウソの影響で2割~3割も減ってしまうという被害を受けました。

他にもこのようなウソの被害は多くあり、そのため対策をしているのです。

鷹匠を招いてウソを追い払う作戦、タカの鳴き声を流す作戦やロケット花火作戦などを行いウソの被害に会わないよう工夫されているのです。

まとめ

いかがでしたか?今回はウソについてみていきました。

☑ウソの名前の由来は「嘘」ではない

☑ずんぐりむっくりの見た目がかわいくメスは体の下半分が褐色である

☑繁殖期にはつがいで、非繁殖期には小規模の群れで行動する

☑春になると果樹の蕾などを食べるため害鳥といわれる

☑口笛のような鳴き声をしている時はメスに求愛している

☑鷽替えという神事が全国様々な神社で行われている

これらのことが分かりました。

春になると桜の咲く公園などでよく見ることができるようになるのでぜひ探してみて下さい。

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