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ミソサザイの生態や特徴・鳴き声について

ミソサザイというとても小さな鳥がいます。

今回はとても小さな鳥であるミソサザイがどういった鳥であるのか紹介していきます。

一体ミソサザイがどのような特徴を持ち生態を持つ鳥であるのかどうか詳しくみていきましょう。


ミソサザイの名前の由来

ミソサザイ 名前 由来

小さい鳥のことを昔はサザキと言っていたそうです。

このサザキが転じてサザイになったそうです。

ミソサザイは小さいですもんね。

小さいということから由来しています。

ソは溝の些細の鳥が訛ってミソサザイと呼ばれるようになったと言われています。

ミソサザイの漢字表記・英語名・学名

漢字表記は鷦鷯、英語ではWren、学名ではTroglodytes troglodytesとなっています。

スズメ目ミソサザイ科に分類されている野鳥です。

ミソサザイの特徴

ミソサザイ 特徴

日本で見られる鳥の中で小さい鳥として知られるミソサザイ。

どのくらい小さく、そしてどのような特徴を持つ鳥なのでしょうか。

ミソサザイの特徴についてみていきましょう。

ミソサザイの大きさ・体重

全長10cmととても小さい野鳥です。

私たちの身近なところに居る鳥といえばスズメでしょうか。

スズメの大きさが約20cmです。

スズメよりも一回りも小さいんです。

いかにミソサザイが小さいかどうかが分かります。

ミソサザイの見た目の特徴や色・模様

全身焦げ茶色としており、体の上面と翼には黒褐色の横斑が、下面には黒色と白色の波状横斑があります。

嘴が細く、翼は短い全体的に丸みを帯びています。

一方足は体の割には長いのが特徴です。

足と同じく尾も小さい体に反して長くなっています。

この尾を上げる特徴があり、すばやく歩き回ります。

ミソサザイの寿命

ミソサザイ 寿命

体の小さいミソサザイはさぞかし寿命が短いかと思っていたのですが、平均寿命は3ほどとなっています。

ミソサザイの生態

ミソサザイ 生態

ミソサザイの特徴が分かりました。

次にみていくのは生態です。

ミソサザイはどのような生態を持つ鳥なのでしょうか。

単独で暮らす

ミソサザイは単独またはつがいで暮らしています。

食性は動物食

昆虫やクモを主に食べる動物食となっています。

一夫多妻制

ミソサザイは一夫多妻です。

一羽のオスが縄張りの中に巣を作っていきます。

そして多くの妻とつがいになるのです。

>>一夫多妻制の鳥「ミソサザイ」の生態や特徴についてはこちら♪

ナベヅルの鳴き声や生態・特徴について

繁殖期

繁殖期は5月~8月で1度にメスは46個の卵を産みます。

卵を温めるのはメスの役目です。

メスが卵を温め、だいたい1415日で孵化します。

ミソサザイの巣

ミソサザイ 巣

ミソサザイはオスが素を作ります。

しかしオスが作るのは巣の土台だけなんだとか。

巣を完全に完成させるのはメスの役目です。

ミソサザイの巣について詳しくみていきましょう。

巣の形や特徴

ミソサザイの巣作りの様子の動画です。

コケを中に入れ巣を作っている様子が見て分かると思います。

巣は壷型となっています。

普通鳥の巣は出入り口が1つだけです。

しかしミソサザイの巣には入口、出口と2つ穴が開いています。

もし敵が侵入してきた時にもう一方の穴から逃げることができるように2つ穴が開いているのだそうです。

ミソサザイの巣は他の鳥とは異なります。

自分の縄張りの中に2個以上の巣を作っていきます。作った巣を移動しながらメスを誘っていくんです。

2個以上の巣を作るのはミソサザイが一夫多妻制だからです。巣の数だけメスとつがいになるのでしょう。

営巣場所

森の中のがけ地、大木の根元に巣を作っていきます。

巣の大きさ

巣の大きさは外経約13cm×11cm、厚さは15cmとなっています。

入口は3cm×3cmでこの穴が2つ開いています。

巣の深さは約7cmです。

巣材

巣の素材はコケ、獣毛などです。

オスが巣の外側を作り、内側はこれらの材料を使いメスが仕上げていきます。

ミソサザイの生息地・分布

ミソサザイ 生息地

日本全国に生息しており、山地の渓流沿いの藪や岩のある林などに生息しています。

山の中にある薄暗い林が好きなんだとか。藪の中にもぐって暮らしています。

>>日本全国に生息している「クマタカ」の生態や幼鳥の特徴についてはこちら♪

クマタカの鳴き声や生態・幼鳥の特徴について

ミソサザイの鳴き声

小さな体ですが、その小さな体に反して大きく嘴を開き鳴きます。

その鳴き声はとっても大きいのが特徴です。

ミソサザイの地鳴きの意味

ミソサザイの地鳴きはコミニケーションや敵に警戒している時の鳴き声です。

「チャッ チャッ」と地鳴きします。

このミソサザイの地鳴きはウグイスと似ていると言われます。

しかしよく効くとミソサザイの方が金属的な鳴き声です。

ミソサザイのさえずりの意味

さえずりは繁殖期に聞くことができる鳴き声で、主にオスがメスに求愛をしている時に鳴く鳴き声となっています。

また威嚇の時にもさえずりで鳴きます。

早春の2月から囀り始める傾向にあります。

2月頃に山に行くときれいなさえずりを聞くことができるかもしれません。

まとめ

ミソサザイ まとめ

ミソサザイについて詳しく知ることができたのではないでしょうか。

☑全長10cmと日本で最も小さい鳥の一つである

☑全身焦げ茶色で上面には黒褐色の横斑、下面は黒色白色の波状横斑がある

☑単独またはつがいで暮らす

☑一夫多妻でオスが縄張りの中に2個以上の巣を作り多くのメスをつがいになる

☑オスが巣の土台を作り中はメスが作る

☑壺のような形の巣を作り出入口は敵が侵入した時に逃げれるように2つ作ってある

☑山の中にある薄暗い林の中にもぐって生息している

☑小さな体だが嘴を大きく開き大きな声で鳴く


これらのことが分かりました。

人懐っこい性格なためバードウォッチングもしやすいんだとか。

ぜひ探しに行ってみてはいかがでしょうか。

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ミソサザイ

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