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アジサシってどんな鳥!?種類や鳴き声幼鳥の特徴について

アジサシという旅鳥がいます。今回はアジサシについて、どのような鳥であるのかみていきましょう。

アジサシにはさまざまな種類がいるのですが、その種類についてなども紹介していきますので、ぜひチェックしていって下さい。


アジサシの名前の由来

アジサシ 名前 由来

アジサシの名前の由来は、餌を捕まえる様子から来ています。

上空から水中に飛び込んで餌をとらえるのですが、鯵を刺すようにして捕まえることからアジサシ(鯵刺)と言われるようになったと言われています。

アジサシの漢字表記・英語名・学名

漢字表記は鯵刺、英語名はTern、学名はSterna hirundoとなっています。

アジサシはチドリ目カモメ科に分類される野鳥です。

アジサシの特徴

アジサシ 特徴

アジサシはどのような特徴を持つ野鳥なのでしょうか。

大きさ、見た目の特徴などについて紹介していきます。

アジサシの大きさ

アジサシの大きさは35です。

だいたいハトくらいの大きさであるといえば分かりやすいのではないでしょうか。

真っ白なのでより大きく見えます。

アジサシの見た目の特徴・色・模様

翼、尾羽がツバメのようなスマートな形をしているのが特徴です。

全体的に白色で、飛んでいる姿を下から見ると真っ白に見えます。

嘴、頭の上、足、翼の先が黒くなっています。

嘴は先が黒、他は赤っぽい色をしています。

足は短く、この短い足には水かきがついています。

しかし泳ぐことはほとんどないんだそうです。

アジサシの冬羽の特徴

アジサシは夏羽と冬羽が異なります。

しかし大きく変わるわけではありません。

夏羽の場合顔の上半分が黒いのが特徴となっています。

一方冬羽は頭の黒い部分の面積が夏羽と比べ少ないです。

夏羽のアジサシはりりしい感じですが、冬羽のアジサシはりりしい感じとは一変落ち武者のようなヘアーとなっています。

アジサシの幼鳥

アジサシ 幼鳥

幼鳥と冬羽の大人のアジサシは見た目が似ています。

そのため見間違う人は多いです。

しかしよく見ると異なる部分があり、幼鳥には背中や肩、三列風切羽に褐色味が入ります

また嘴基部が赤色となっています。

アジサシの寿命

アジサシ 寿命

アジサシの平均寿命は約3です。

もちろん平均寿命なので、3年よりも長く生きる個体もいれば3年よりも生きることができない個体もいます。

アジサシの生態

アジサシ 生態

アジサシがどのように暮らしているのか、アジサイの生態をみていきましょう。

ダイビングをする

アジサシはダイビングをして魚をとらえます。

ダイビングとは飛び込みのことです。

このダイビングがアジサシ(鯵刺)の名前の由来となっています。

狙いをつける時には短時間ではありますがホバリングを行います。

ホバリングとは低空飛行のことをいいます。

旅鳥

アジサシは旅鳥です。

日本は渡りのルートにあたり、休憩を行います

日本では春と秋に全国各地で姿を見ることができます。

春と秋に主に姿が見られるアジサシですが、夏に姿を見ることができる個体もいます。

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繁殖期

4月~8頃に繁殖を行い、日本では沖縄で繁殖を行います

日本以外ではユーラシア大陸中部より北、北アメリカ大陸中部から東部などで繁殖を行います。

人の姿が見えないような無人島などで産卵することが多いです。

アジサシは数十~数千羽の集団で密集し巣を作っていきます。

海岸や河川、湖畔の砂浜などに浅くくぼみを作りそこに巣を作っていきます。

巣はつくみ草などを用いて作られます。

アジサシの産卵や子育てが行われる無人島などで、観光や自然観察が行われることが増えてきています。

人に見られることを避け無人島で産卵を行っているにも関わらず、人がやってくることで安心して産卵を行うことができなくなっているそうです。

もし観光や自然観察を行う際はアジサイにストレスを与えないようにする必要があります。

アジサシの種類

アジサシ 種類

アジサシは世界になんと40もの種類が存在します。

この40もの種類は大きく3つのグループに分けられます。

第一のグループである30種類以上を含むアジサシ属にはアジサシ、キョクアジサシ、ベニアジサシ、エリグロアジサシ、コアジサシ、オニアジサシ、オオアジサシ、サンドイッチアジサシ、コシジロアジサシ、ナンキョクアジサシ、ハシブトアジサシ、クロハシアジサシ、ハジロクロハラアジサシ、ハシグロクロハラアジサシ、セグロアジサシ、マミジロアジサシ、ナンヨウマミジロアジサシなどがいます。

第二のグループである5種を含むアジサイ属にはクロアジサシ、ヒメクロアジサイ、ハイイロアジサイ、シロアジサイなどがいます。

第三のグループであるアジサイ属インカアジサイなどとなっています。

アジサシの生息地・分布

アジサシ 生息地

日本では海岸で姿を見せることが多いです。

海に近い池や河川などの淡水域でも見ることができます。

ユーラシア大陸中部以北、北アメリカ大陸中部、アフリカ、オーストラリア、南アメリカなど広範囲に分布しています。

アジサシの鳴き声

アジサシの動画です。鳴き声はよく分かりませんね。

鳴き声の種類と意味

アジサシは「キュイ キュイ」「ギリッ ギリッ」と少し濁ったような声で鳴きます。

他の個体とのコミニケーションを取るために鳴いています。

まとめ

アジサシ まとめ

いかがでしたか?アジサシについて知ることができたのではないでしょうか。

・上空から水中に飛び込んで魚を取ることからアジサシ(鯵刺)という名付けられた
・ツバメのようなスマートな翼、尾羽が特徴
・夏羽は頭が黒くりりしいが冬羽は頭が薄いまるで落ち武者のようなヘアーになっている
・ダイビングをして魚を捕まえる
・魚を見つけるためにホバリンクを行う
・旅鳥で日本には春と秋に休憩のために訪れる
・日本では沖縄で繁殖が見られる
・世界には40種類ものアジサイが存在する
・日本では海岸に生息する姿がよく確認されている
・濁ったような声で鳴く

このようなことが分かりましたね。

気軽に見ることができる鳥ではありませんが日本にやってくる旅鳥です。

ぜひ知っておいて下さいね。

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