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チゴハヤブサの鳴き声や生態・特徴について

猛禽類に分類されるハヤブサ。今回はハヤブサの仲間であるチゴハヤブサについて紹介していきます。

チゴハヤブサは一体どういった特徴を持ちどのように暮らしているのでしょうか。

ぜひチゴハヤブサの鳴き声や生態や特徴についてチェックしていって下さい。


チゴハヤブサの名前の由来

チゴハヤブサ 名前 由来

ハヤブサの仲間であるチゴハヤブサ。

体が小型です。

小柄らなハヤブサという意味で稚児を付けチゴハヤブサと名付けられたと言われています。

チゴハヤブサの漢字表記・英語名・学名

漢字表記は稚児隼、英語名はEurasian Hobby、学名はFalco subbuteoです。

この学名のファルコは戦闘機の名前にも付いているんですよ。

飛行している姿がまるで戦闘機のような姿に見えることからこの学名が付けられたのでしょう。

チゴハヤブサはハヤブサ目ハヤブサ科ハヤブサ属に分類されています。

>>「ハヤブサ」の特徴や生態、鳴き声についてはこちら♪

時速390キロで飛ぶ「ハヤブサ」の特徴や生態、鳴き声について

チゴハヤブサの特徴

チゴハヤブサ 特徴

チゴハヤブサはどのような特徴を持った野鳥なのでしょうか。

チゴハヤブサの大きさ・重さ

オスの大きさは30cm35ほど、メスの大きさは33㎝~37ほどでメスの方が体がやや大きいです。

重さはオスメスともに130g340gとなっています。

チゴハヤブサの見た目の特徴や色・模様

ハヤブサは足が白いものが多いですが、チゴハヤブサは足の色が黄色です。

猛禽類というと目が鋭く怖いイメージがありますがチゴハヤブサはかわいらしい目となっています。

背面や翼の上部の羽毛は青味がかかった灰色になっています。

眉間、咽頭部から頚部側面、胸部から腹面にかけて黒い縦縞が入っており目立ちます。

頭部の羽毛は黒く眼の周囲の羽毛は黄色くなっています。

オスもメスも色が一緒です。

翼は長くとがっており、静止時の初列切羽は尾羽よりも長くなるのが特徴です。

ハヤブサとチゴハヤブサの違い

ハヤブサの仲間であるためチゴハヤブサとハヤブサは一見よく似ています。

しかし足の色が違ったり、目がチゴハヤブサの方がかわいらしかったりなどよく見ると異なります。

体の大きさもハヤブサと比べると小さいです。

チゴハヤブサの幼鳥の特徴

チゴハヤブサ 幼鳥 特徴

幼鳥は下腹部は白くなっています

この白くなっている部分は成長するに伴い赤味を帯びていきます。

幼鳥は全体的にほわほわとしています。

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チゴハヤブサの生態

チゴハヤブサ 生態

チゴハヤブサは一体どのようにして暮らしているのでしょうか。

寿命が約20と言われるチゴハヤブサ。

生態についてみていきましょう。

単独やつがいで生活する

チゴハヤブサは基本は単独で生活しますが繁殖期などにはつがいで行動します。

渡りを行う

渡鳥として知られており、繁殖が終わると移動を行います。

寒さに弱い鳥であることで知られています。

日本国内では寒さの厳しい地域では夏鳥でそれ意外の地域では冬鳥または旅鳥として見られています。

水平飛行が出来る

水平飛行を行います。

ハヤブサと同じように高速で飛行する姿を見ることができます。

食性は動物食

動物食であり、ツバメ、アマツバメなどの小さな鳥類、トンボなどの大きな昆虫、またコウモリなどを空中で捕獲していきます。

小さな鳥を捕まえる時は逃げ惑う鳥を急旋回して追いかけまわして捕獲します。

捕まえた鳥は一定の場所まで運んで食べますが、捕まえた獲物は上手に足を使って飛行中に食べることもあるんだとか。

繁殖期

繁殖期は春です。

日本では5月~6月に繁殖が見られます。

樹上に木の枝を組み合わせた皿状の巣を作っていきます。

しかし自分で巣を作ることは少なく巣は木の上にあるカラスやタカ、リスが作った古巣をリサイクルして使っています。

カラスがまだ巣を使っている場合、カラスを追い払ってまで巣を使おうとするそうです。

1度に23個の卵を産み、メスが卵を温めます

その間オスはメスのために狩りを行い食料を運んできます。

卵を温める期間は約28日間で巣立ちまでは約1ヵ月です。

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ヒナの間の餌は小鳥が多いです。

他の鳥の繁殖期は4月頃が多いです。

そのため5月頃に繁殖期を行いヒナが生まれるため4月に生まれた他の小鳥を狙って捕食することが多いんだとか。

ヒナに小鳥を与える際、多くの鳥は頭部を落とした状態のまま与えることが多いです。

しかしチゴハヤブサはそのまま丸呑みするケースもあるんだそうです。

これはかなり珍しいケースなんだとか。

>>ハヤブサを天敵とする「ムクドリ」の鳴き声や生態、特徴についてはこちら♪

ムクドリの鳴き声や生態、特徴について!飼育ってできるの!?

チゴハヤブサの生息地・分布

チゴハヤブサ 生息地

獲物を見つけやすい見通しの良い平地、草原に近い林に主に生息しています。

また市街地で姿が見られることも多いです。

アフリカ大陸北部、ユーラシア大陸北部、ユーラシア大陸南部などに分布します。

チゴハヤブサの鳴き声

「キーキーキキキ」「ケッ ケッ」と鳴きます。

鳴き声の種類・意味

さえずりは繁殖に主に聞くことができる求愛の鳴き声です。

地鳴きは一年中聞くことができる鳴き声でコミニケーションを取る時などに鳴くと言われています。

まとめ

チゴハヤブサ まとめ

チゴハヤブサについてまとめていきました。

☑ハヤブサの中では小型の鳥として分類される

☑オスとメスとを比べるとメスの方が大きいのが特徴

☑背面や翼の上部の羽毛は青みがかった灰色

☑寿命は約20年と長い

☑渡鳥として知られ寒さに弱い鳥である

☑ハヤブサのように水平飛行し高速で飛行し餌を捕獲する

☑小型の鳥や昆虫などを飛行しながら捕獲していく

☑獲物を見つけやすい見通しの良い平地や草原近くの林に生息している

チゴハヤブサはペットショップで販売されています。

15万~30万円です。

意外と安い?と思われますが餌が生のネズミなどになるので餌をあげる勇気がない人は飼うことはおすすめできません。

ペットとして販売されていても野鳥を捕まえることはNGですので気を付けて下さいね。

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