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カワラヒワの泣き声や生態!オスメスの特徴の違いは何!?

河川敷などで見かけることの多いカワラヒワですが、鳴き声や生態はあまり知られていませんよね。

そんなカワラヒワは、スズメ目アトリ科カワラヒワ属の鳥でスズメに間違われることが多いようですが、飛翔時の羽根の鮮やかな黄色が目印になります。

この記事では、カワラヒワの鳴き声や生態、オスメスの特徴の違いなどについてまとめてみました。


カワラヒワの名前の由来

カワラヒワ1

カワラヒワは、河原に生息しアワやヒエを食べることが多いことからその名がついたと言われています。

漢字では「河原鶸」と書くそうです。

カワラヒワの特徴

カワラヒワ2

カワラヒワは、肌色で太めのくちばしと凹尾になっている尾羽、飛翔時によく目立つ翼の鮮やかな黄色い帯が特徴の小鳥です。

小柄な体でありながら、太めで頑丈なくちばしで、硬い殻をもった餌も簡単に割ってしまう力の強い鳥だと言われています。

 カワラヒワの大きさ、重さ

カワラヒワは全長約15㎝、体重約17~30gほどでスズメと同じくらいの大きさです。

カワラヒワの見た目の色や模様

カワラヒワはオリーブ褐色から茶色の体色に、翼に黄色の帯が入っているのが特徴です。

オスとメスでは少し体色が違うそうです。

カワラヒワのオスとメスの違い

オスは頭部から胸にかけてオリーブ褐色、背中と腹部が茶色、翼と尾羽は黒く、風切と尾羽の基部は黄色くなっています。

三列風切の羽根の縁は灰色をしているそうです。

メスはオスに比べると全体に色が淡く、頭部に灰色味が強いことで見分けるようです。

カワラヒワの寿命

カワラヒワ7

野生のカワラヒワの寿命は2~3年くらいと言われています。

カワラヒワの生態

カワラヒワ3

カワラヒワは市街地で生活することが多い鳥ですが、集団で行動するため、遠目だとスズメに間違われることがよくあるようです。

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 カワラヒワの食性は種子食

カワラヒワは種子食で主に草木の種子を好んで食べているそうです。

まれに昆虫を食べることもあるようですが、ほとんどが種子で春はハコベやタンポポ、夏はアザミ類やヒマワリの種、秋はタデ類やヒエの種子などを好むと言われています。

他の鳥の多くは雛に昆虫を与えることが多いですが、カワラヒワは雛へも種子を与えることが多いようです。

特にヒマワリの種を好むことで知られており、ヒマワリの周りでみられることが多いと言われています。

草木の固い種子簡単に割れる強いくちばしと、食べ物をたくさんため込むことのできる「そのう」が発達しているのもカワラヒワの特徴だそうです。

群れを形成する

秋になると数十羽から数百羽のカワラヒワが群れを形成して、集団でお見合いを始めると言われています。

メスに求愛をできるのは強いオスだけなので、高い枯れ木の上などの目立つ場所で戦い、求愛の順番を決定するそうです。

勝ったオスから順番ににメスを連れ出しつがいになるそうで、残ったオスは再度求愛の順番をめぐって戦うと言われています。

つがいになったカワラヒワは、常に一緒に仲睦まじく行動することでも知られています。

カワラヒワの繁殖

カワラヒワ4

つがいになったカワラヒワは、ルーズコロニーと言う集団繁殖場所の中に営巣し、巣の周り直径30mほどの狭い範囲を縄張りとして繁殖するそうです。

また、ルーズコロニーは、天敵からの防衛や食べ物を発見しやすくするために作られると考えられています。

繁殖の場所

カワラヒワは市街地や道路の近くにある木や、林の中の木、建物の隙間などに営巣すると言われています。

巣を作る場所を探して飛び回り、営巣するのはメスの仕事で、オスはその周りで常に見張ってメスを守るそうです。

また、縄張りに侵入してきた個体がオスの場合はオスが、メスの場合はメスが追い払うと言うことです。

巣の形

枯草や木の皮、鳥の羽根、獣毛、糸くずなどを使って地上3~7mくらいの高さにお椀状の巣を作るそうです。

近年では、ビニール紐なども営巣に使われることがあるようです。

巣の内部には細根、獣毛、羽毛を敷くそうです。

 繁殖期

カワラヒワは3月頃から繁殖に入り7月頃まで続きます。

 孵化~巣立ちの時期

一腹に産む卵は3~5個で、大きさは約19×14㎜約12日間抱卵し孵化します。

抱卵はメスが行い、オスはメスに口移しで餌を与えサポートするそうです。

育雛はオスとメスが交代で行い、雛は孵化後2週間ほどで巣立ち、そこから7~10日くらいで親鳥から独立すると言われています。

カワラヒワの生息地

カワラヒワ5

カワラヒワは主に東アジア(中国、モンゴル、ロシア東南部、朝鮮半島、日本)に分布しているそうです。

日本国内ではほぼ全域に生息している留鳥だそうですが、北海道や本州北部の寒冷地に生息している個体は、冬場になると暖かい地方へ移動すると言われています。

全国の山地の林、市街地の林、農耕地、河川敷など身近なところに生息していることが多いそうです。

カワラヒワの鳴き声

・カワラヒワのさえずり

・カワラヒワの地鳴き

鳴き声の種類と意味

カワラヒワは金属的な高い声で「キリリっ」「コロコロ」などと地鳴きするそうです。

オスのさえずりは「ジューイ」「チュイーン」「ヴィーヴィー」と言うような鳴き声で、とても声量があるので、遠くからでも鳴き声で見つけやすいそうですよ。

また、さえすりの「チュイーン」と言う声は特定のメスに向かって鳴いていると言われています。

まとめ

カワラヒワ6

カワラヒワは一見すると地味な色合いの鳥に見えますが、羽を開いたときの黄色が鮮やかで、集団で飛んでいると見とれてしまうほどだそうですよ。名前の通り河原にいることの多い鳥ですので、探してみるといいですね。
それでは、今回の記事をおさらいしてみましょう。

カワラヒワはオリーブ褐色の体色に羽の黄色い帯が特徴
カワラヒワは種子食、固い殻も割れる太いくちばしをもつ
カワラヒワは集団見合いで番になり、仲睦まじく行動する
カワラヒワは市街地や名前の通り河原でもよく見られる
カワラヒワは声量があり、遠くからでも鳴き声が聞こえる

カワラヒワはあまり人に対して警戒心の強い鳥ではないそうですから、庭にカワラヒワが好むタンポポの種やヒマワリの種を植えて、食べに来るところを観察してみるのも良いですね。

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カワラヒワ8

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