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クマゲラの鳴き声や生息地・生態について

クマゲラは日本に分布するキツツキ目キツツキ科の中では最大種とも呼ばれているキツツキの仲間です。

キツツキって名前や写真などは良く目にする機会がありますが実際に木を突いている所を見る事ってあまり無いですよね?

近年ではインターネットの普及により動画などでもすぐに見る事が出来る様になりましたがクマゲラってどんな所に住んでどんな鳴き声をするのだろうと思った事はありませんか?

そこでクマゲラの鳴き声や住んでいる所などクマゲラの生態について紹介します。


クマゲラの名前の由来

クマゲラ 名前 由来

日本に分布するキツツキ科の構成種では最大級とも言われているクマゲラですが名前の由来は和名のクマ(特大のと言う意味)の由来になっています。

野生のクマゲラなどは赤い頭部と淡い黄色地に先端が黒い嘴を見ると判断しやすいと思います。

クマゲラの漢字表記・英語名・学名

クマゲラの学名は【Dryocopus martius

種小名のmartiusは『軍人の』と言う意味で真っ黒な羽毛で覆われた全身が軍服を連想させる事が由来と言われています。

クマゲラの漢字表記【熊啄木鳥

キツツキを漢字にすると啄木鳥と書き、クマゲラの由来にもなる熊を頭に付けて熊啄木鳥と表記します。

そして英語名は【black woodpecker

woodpeckerは日本語でキツツキ。

黒いキツツキの由来になっています。

>>キツツキ科の「アリスイ」の生態や鳴き声についてはこちら♪

舌がすごい!「アリスイ」の生態や鳴き声について

クマゲラの特徴

クマゲラ 特徴

キツツキの仲間クマゲラはヨーロッパからカムチャッカ半島、中華人民共和国、日本では東北や北海道など比較的、寒い地方に生息しています。

冬季には雪中に埋もれた切り株まで雪を掘り分けアリを食べるなどする行動派な一面もありますが、基本的なクマゲラの特徴とは一体何でしょうか?

クマゲラの大きさ・重さ

クマゲラの大きさはカラスより少し小さいくらいで全長45~57cmくらいと頭から尾までの長さで見るとカラスより少し小さいくらいですが尾を抜いた体だけを見たらイメージ通りくらいのサイズです。

また翼を広げた翼開長は60~70cmくらいと言われています。

重さは体の大きさに合った200~400g程度で一般的な鳥と同じくらいです。

クマゲラの見た目の特徴や色・模様

・全身が黒い

・頭部の羽毛が赤く伸長する

・嘴(くちばし)は先端が黒く他は黄色

クマゲラの見た目は黒い羽毛に覆われていて頭部が綺麗な赤になっています。

嘴(くちばし)は淡い黄色地に先端が黒く虹彩は黄白色で木などにしがみつく足は灰色か黒となっています。

クマゲラのオスメスの違い

多くの鳥などはオスとメスで大きさが違ったりする事が多くありますがクマゲラは特徴でもある頭部の伸長する赤い羽毛で見分ける事が出来ます

オスは頭部から後頭にかけて赤い羽毛で覆われておりメスは後頭のみ赤い羽毛で覆われています。

オスとメスを見分けるなら横から見ると赤い羽毛が長い方がオスで短い方がメスと見て分かります。

クマゲラの寿命

鳥の寿命は人と違いオスの方が長生きと言われています。

鳥類の寿命は他の同じくらいのサイズの哺乳類と比べると約2倍ほどになるとされています。

オウムの様にしっかりとした環境での飼育なら100年以上も生きると言われておりますがクマゲラは何年くらいの寿命なのか?

クマゲラの寿命はおよそ10年前後とされています。

同じ仲間のキツツキも平均したら約10年ほどの寿命なのでキツツキの仲間は同じくらいの寿命なのかも知れませんね。

クマゲラの生態

クマゲラ 生態

クマゲラは日本最大のキツツキの仲間として知られており全身が真っ黒な羽毛に覆われいるので黒い礼服に赤い帽子をかぶっている様に見える事から『赤い帽子をかぶったカラス』などと呼ばれる事もあるそうです。

以前は秋田の方でも良く見られていたと言われヤマガラスなどとも呼ばれているとされています。

北海道ではアイヌの人々に『舟を掘る鳥』と呼ばれていたとも言われています。

本州で見られるクマゲラは数を減らしあまり見かける事が無くなった為、幻に近い存在とされています。

野鳥好きなら1度は撮ってみたい鳥だと思いますがクマゲラはどんな生活をしているのだろうか?

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食性は雑食性

クマゲラは色々な物を食べますが食性は動物食の傾向が強い雑食性と言えます。

昆虫や果実なども食べますが主にアリを食べると言われています。

1日あたり数百匹のアリを食べると言われ最高でも1000匹程度のアリを食べる事もあります。

寒い冬の時期には生木にいる獲物を食べ雪が降っても雪の中に埋まっている切り株まで雪をかき分けて切り株にいるアリを食べたと言う例もあります。

波型飛行をする

波型飛行と言う飛び方を知っていますか?

鳥の飛び方には大きく分けて2つほど方法があり1つは規則的に羽ばたあて飛ぶ『はばたき飛行』です。

2つ目は翼を広げたまま飛ぶ『滑空』と呼ばれるグライディングです。

クマゲラは両方の飛び方の良い所を持った飛び方で波型飛行をします。

波型飛行は、はばたいて上昇する勢いをつけてから翼を閉じて弾道を描く飛び方です。

必要なエネルギーは、はばたき飛行と変わりありませんが断続的に行うので疲れにくいと言われています。

警戒心が強い

クマゲラは警戒心がとても強い鳥です。

人に慣れていないクマゲラを撮影したりする事は本当に難しいと言われており、野鳥好きがウォッチングする為に山へ入っても人を見ると木の裏などに逃げ隠れてしまうのでなかなか見る事が出来ません。

もし見る事が出来たら感動すら覚えるかも知れませんね。

ドラミングをする

ドラミングとは聞き慣れない言葉かも知れませんが、どんな物か聞くとすぐに分かります。

例えばゴリラなどは興奮や緊張などから立ち上がり叫んだり胸を叩いて音を出す事などです。

鳥などは翼や尾羽などで音を出します。

クマゲラなどのキツツキの仲間は木を連続的に突く行動もドラミングと言われています

>>ドラミングをする鳥「オオミズナギドリ」の特徴や鳴き声についてはこちら♪

オオミズナギドリの特徴や鳴き声・繁殖地について

繁殖期

繁殖は卵生で大木や枯れ木に穴を開け巣を作り同じ穴を使って繁殖をする事もあり数年使ったと言う例もあります。

5月に1回、主に3個程の卵を産み抱卵期間は2週間程度で雛は孵化してから1ヶ月程度で巣立つと言われています。

クマゲラの卵の色や特徴

クマゲラの卵は普通のニワトリの卵と同じ様な形をしていて色は白です。

クマゲラのオスは初卵を巣から出して捨てると言った行動をする事があります。

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クマゲラの生息地・分布

クマゲラ 生息地

赤い頭が可愛いクマゲラですが生息しているの所はヨーロッパ・イラン北部、中華人民共和国北東部および南西部・トルコの一部・モンゴル北部・ロシア・日本の北海道と東北の北部と言われており比較的、寒い地方に生息しています。

日本では北海道全域と青森・秋田・岩手のごく一部と言われています。

生息には広大な森林が必要で北海道なら常緑針葉樹林・落葉広葉樹林などが多い場所、本州は主にブナ林に生息しているとされています。

クマゲラの鳴き声

クマゲラの鳴き声はこちらです。

鳴き声の種類・意味

クマゲラの鳴き声は『キョーン  キョーン』と声を区切って鳴くのが特徴です。

また飛行する時は『コロコロコロ』と言う様な声が聞こえてきます。

またドラミングと言う木を突く行為ですがどんな意味があるのかと言うと穴を開ける為だったり獲物を食べる為だったり周りとのコミュニケーションだったりと様々な意味があります。

天然記念物のクマゲラ

クマゲラ 天然記念物

アイヌの人々には『チプ・タ・チカップ』と呼ばれており意味は丸木舟を掘る鳥と言われています。

ヒグマの存在を知らせたり道案内をする神として崇められていました。

ですが現在では森林伐採の影響で巣を作る所や採食地の減少が人間の侵略により進み日本では1965年に国の天然記念物として認定されました。

まとめ

クマゲラ まとめ

キツツキの仲間『クマゲラ』の生態について紹介しましたが興味が出てきましたか?

クマゲラについてのまとめは

☑キツツキの仲間

☑食は動物食の強い雑食

☑警戒心が強い

☑ドラミングが特徴的

☑日本では北海道など寒い地方に生息

☑国の天然記念物

などがあげられます。

北海道などへ旅行へ行く機会があればクマゲラを探して見るのも楽しいかも知れませんね。

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