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青い鳥!オオルリの生態や鳴き声・オスメスの違いについて

青い色の美しい姿が印象的なオオルリ。

オオルリの生態や鳴き声、オスメスの違いとはどのようなものでしょうか?

調べてまとめてみました!


オオルリの名前の由来

オオルリ 名前 由来

オオルリの名前の由来は、色によるものです。

鮮やかで美しい姿は、一度見たら印象に残って忘れないでしょう。

漢字表記・学名・英語

オオルリは、漢字で大瑠璃と書きます。

瑠璃は瑠璃色という、青に近い色がありますね。

瑠璃色の海という表現がある通り、美しいものの形容に使われる色です。

オオルリの学名は、Cyanoptila cyanomelanaです。

読み方は「キャノプティラ キャノメラナ」となります。

ギリシャ語でkyanosは「暗い青色の」という意味になり、「羽」はptilonで表されます。

cyanomelanaは、「青と黒の」の意味です。

英語は、Blue-and-white Flycatcherです。

Blue-and-whiteは「青と白の」で、Flycatcherはヒタキのことです。

ヒタキとは、ハエを捕食する鳥のことで、オオルリはヒタキ科オオルリ属に属しています。

ちなみに、ヒタキ科の由来は、地鳴きの「カッ」という声が火焚き(ひたき)のために火打石を使う音に似ているからなのだとか。

オオルリの特徴

オオルリ 特徴

オオルリの特徴とはどのようなものでしょうか?

大きさや、見た目の特徴、色・模様について調べましたのでご覧ください。

オオルリの大きさ

オオルリの大きさは16〜16.5cmで、スズメより大きめのサイズです。

見た目の特徴や色・模様

オスとメスで色が全く異なります。

共通しているのは、腹から下は白色をしていることだけで、その他の色は異なります。

オオルリのオスメスの違い

頭部〜体の上面の色は、オスが青紫色、メスがオリーブ褐色です。

オスの額の色はコバルトブルーで、上のくちばし〜眼〜顔〜胸にかけて黒色です。

オオルリの寿命

オオルリ 寿命

オオルリの寿命は平均して5年程度といわれています。

オオルリの生態

オオルリ 生態

オオルリは、日本の広い地域で、夏鳥として出会うことができます。

繁殖のために日本に飛来する途中で、市街地も通過します。

そんなオオルリについてもっと詳しく知りたい!ということで、食べるものや行動などについてまとめてみました。

縄張りを持つ

オオルリは、オスがメスより先に日本に来て、縄張り争いをします。

オスが作った縄張りにメスが巣をかけ、子育てしている間、オスは縄張りを取られないように守ります。

渡りをする

オオルリは渡りをします。

夏の間は涼しい土地で繁殖をし、冬の間は暖かい場所で越冬するのです。

フライングキャッチ法で餌を摂る

オオルリは飛んでいるハエを捕まえては枝に戻る動作を繰り返します。

これをフライングキャッチ法といいます。

昆虫や小果実を食べる

ハエのような虫を食べますが、小さな果物も餌になります。

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繁殖期

オオルリの繁殖期は6〜8月です。

オオルリの巣

オオルリ 巣

ここでは、オオルリの巣や子育てについてまとめています。

巣の材料

苔が巣材になります。

苔の中でも特に、「トヤマシノブゴケ」を好むのだとか。

巣を作る場所

縄張り争いの末にオスが選んだ場所が、巣作りの場所になります。

具体的には、崖のくぼんだ場所などに巣作りをすることがあります。

人の家や、公園に巣を作ることもあります。

巣の大きさ、形

オオルリの巣は、15cm強くらいの大きさで、形はお椀型をしています。

苔同士を絡ませて、うまく形作ります。

オオルリの生息地・分布

オオルリ 生息地

オオルリの生息地・分布は、夏の間は日本や中国の一部、朝鮮半島で過ごし、冬になると越冬のためにフィリピンやマレーシア、台湾などへ渡ります。

オオルリの幼鳥の特徴

オオルリ 幼鳥

オオルリの幼鳥は、オスでもオリーブ褐色なのが特徴です。

オスのみ、成長になると羽の色が青く生え変わります。

オオルリの鳴き声

オオルリの鳴き声を動画で紹介します。

まず、オスのさえずりです。

続いて、メスの地鳴きの動画です。

さえずり

オオルリのさえずりは、「ヒーリーリー チチン」といいます。

よく通る、美しい声で鳴きます。

地鳴き

「カッ」「クッ」「チョ」などと鳴きます。

小さく短い声なので、聞きとりづらいです。

オオルリって飼育していいの!?

オオルリ 飼育

オオルリの飼育は、鳥獣保護法で禁止されています。

人家の近くや公園で見かけることがあったとしても、そっとしておきましょう。

まとめ

オオルリ まとめ

青い鳥!オオルリの生態や鳴き声・オスメスの違いについてまとめました。

ここで、おさらいをしてみましょう!

□オオルリは漢字で大瑠璃と書く通り、青く美しい姿をした鳥
□学名はCyanoptila cyanomelanaで、「暗い青色の、青と黒の」という意味
□英語名はBlue-and-white Flycatcher「青と白のヒタキ」という意味
□オオルリの大きさは16〜16.5cm
□オスが青紫色、メスがオリーブ褐色。ただし幼鳥はオスもオリーブ褐色
□オオルリの寿命は平均して5年
□オスがメスより先に日本に来て縄張り争いをする
□渡りをする
□フライングキャッチ法でハエなどを取るが、小さな果実も食べる
□オオルリの繁殖期は6〜8月
□苔が巣材。特に「トヤマシノブゴケ」を好む
□崖のくぼんだ場所、人家、公園などに巣作りをする
□巣は15cm強くらいの大きさ。形はお椀型
□夏は日本や中国の一部、朝鮮半島、冬はフィリピンやマレーシア、台湾などで過ごす
□さえずりは、「ヒーリーリー チチン」地鳴きは「カッ」「クッ」「チョ」
□飼育は鳥獣保護法で禁止されている

いかがでしたか?

綺麗な色のオオルリ、見つけられたらラッキーですね!

幸せの青い鳥という言葉もありますし、何となく探してみたい気になりますね。

また、文中にあった人家や公園といっても、都市部ではなく、ハイキングが楽しめる程度の高度の低い山が生息地となります。

少し足を伸ばして、バードウォッチングできたらいいですね。

バードウォッチングはマナーを守って、適切な距離を保って行いましょう。

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